サベラージュ

 

浴衣着て出かけようぜ!となったのだが、昼まで寝ていたために出かけ先はちょっとそのへんまでということになった休日であった。

 

じろーは浴衣だけど僕は浴衣というの実は持っておらず、絽のやつです。紫でスケスケのため、以前ジョニーさんに「えらいいちびっとんのう!」みたいな「オラオラ系じゃのう!」みたいなこと言われた記憶がある。

上品やろ!何言うとんや!高貴な色やろが!

 

 

普通の普段通りの買い物をするなどしていたら大雨に見舞われ、帰って酒でも飲むかとなった。

 

しかしその前に食いたかったのでかき氷を行った。うんうん、インスタばえ(最近覚えたわかものことば)するな!


f:id:kazehaku:20170710022648j:image

 

 

 今日の飯は手羽元のからあげ!無限に手羽元があるのでUnlimited TEBAMOTO worksです。

 

サベラージュというやつの練習をした。

どういうのかと言うと、スパークリングワインとかシャンパンとかの首のところを刃物で切り飛ばすという豪快な抜栓方なのだ!!!

やり方はとっても簡単!

 

  1. キャップシールとか針金とかを取っ払う!
  2. スパークリングワインの瓶をよく観察し、縦に走る継ぎ目を探す!
  3. その継ぎ目の上をナイフとか包丁を滑らせ、瓶の首の出っ張った部分に当てる!
  4. ちんっ ぽーん

 

結果的にじろーとぼくがスパークリングワインまみれになり、浴衣と着物が濡れたので洗濯した。


f:id:kazehaku:20170710023514j:image

 

気を抜いたら写真が横向きになった。おかしい。これは僕のせいではないのでは?悪質なコンピュータ・ウイルスの仕業なのではないだろうか?あるいは天狗?天狗じゃ!天狗の仕業じゃ!

うわさでは天狗はすんこを味ぽんで食うらしいぞ!

 

良い子も悪い子も真似していいけど、場合によっては切り飛ばした栓がぶっとんでいって人に当たると防御力の低いやつは死ぬかもしれんから充分注意するように。

あと包丁でやる場合は間違っても刃を使わないようにな!

僕は肉たべるときのナイフでやったので、つまり厚さのある金属の板ならなんでもできるということになる。

 

 

もいっぱつサベラージュ!今度はシードル。別に圧がかかってりゃワインである必要はなく、ビールでもなんでもできる。

 

さっきは家の中でやって勢いよくぶっ飛び、えらいことになったのでベランダで。

 

コツを掴んだぜ!

瓶の首に当たってもそこで勢いを殺さず、そのまま振り抜くとよさそう。

 

一滴も零さずにいけたのは多分圧が低いからかな?


f:id:kazehaku:20170710023456j:image

 

 シードルにりんごで出来た氷を投入!

やみーです。

 

今日はテイスティングよりサベラージュがメインなので!!!忘れてたわけじゃないからね。

 

 

 

 

 

ほんとだぞ?

 

かぜはくのテイスティングノート―空を仰げ。地を這え。お前の見上げる太陽の輝きが余である篇―

2013 /  ラストールージュ / ドメーヌエスカラヴェイユ

 

また写真撮るの忘れたんだけどね。


f:id:kazehaku:20170707233058j:image

 

よってこれはうちの猫です。

 

本来ここにあるはずだった写真、つまりはワインのラベル、エチケットにはふんころがしが描かれている。つまりエスカラヴェイユとはスカラベのことです。

 

褒美をやろう。光なき者!

 

別にドメーヌエスカラヴェイユがファラオというわけではなく、18世紀くらいまでこのラストー村では修道院がワイン造りを取り仕切ったりしておったわけです。

 

ビールにもそういうのがあるよね。修道院ビール、アビィ・ビールというやつです。わかりやすくいうと、シメイとかです。

 

で、その修道士らのことをふんころがしに例えて「エスカラヴェ」と呼んでたらしい。

 

 そこで幕末トランスフォームでござるよ。

敵を振り切って無事生還。WAR WAR 争いは STOP IT というわけでござるな。

 

そうしてその流れを組むドメーヌエスカラヴェイユは修道士をRESPECTして名前に取り入れたというわけでござるな。

 

 

 

ところで1900円で村の名前ついてんのやばくない?

 

なぜかっつーとラストー村というAOCは超まじ最近になって昇格して出来たAOCだからです。

 

テロワールとしてはグルナッシュを使った血管に気合いの入ってる力強いワインが出来たりします。


香りは古樹らしい独特の風味があり、それでいて果実味を予感させる香り。


飲んでみると甘味の果実味ではなくどっしりとした果実味を感じられる。


充分空気と温度を与えると重みと果実味を両立したワインへと変わる。


なかなかよい味わいだ。ローヌらしい果実味と力強さの表現。


グリセリンもかなり強い。温度が上がると徐々に甘みも出てくる。この辺が一番おいしく味わえる点かな。

 

グルナッシュの独特の土臭い甘味も出てくる。お、おいしいーーー。

これダースであっても全然飲むよね。


2000円までだとここまでクオリティあるのもなかなかだなー。

 

安いし果実味も充分。その果実味も甘いだけでなく骨格もあり、グルナッシュらしさも全面に出てくる。

 

果実味系だと南フランスのヴィルマジューやスペインのグランサングレデトロなど、コスパも鑑みてのおすすめがいっぱいあるのだが、これもかなり上位に位置するね。

 

つまりうまいってことです。

かぜはくのテイスティングノート―グラビジャ篇―

2015 / カイケンウルトラカベルネソーヴィニヨン / モンテス

 

あっまた写真撮り忘れてる!!!

しょうがないからかわいい猫の写真でも貼っておこう。


f:id:kazehaku:20170707150656j:image

じろーと二人でこの手をくんくんするなどしていた。

 

 


深い深いガーネット。凄まじいタンニンを予感させる香り。ビターなチョコレートのような香りも漂う。

 

口に含む。黒色果実!たっぷりな、非常な、お値段からは考えられない果実味。おいくら万円かというと二千五百円万円です。

 

口にまとわりつくほどのタンニン。樽香。スパイシーさのある後味もあるが、タンニンが強烈で味を探すのが難しい。


カベルネ・ソーヴィニヨンのエグみも不快でない程度にあるにはあるのだが、そのエグみがまたこのワインの重みを表現している。


酸味なども感じられるが、特筆すべきはその重さ。重さをして三千円までのワインでは間違いなく頂点に君臨するに違いない。

 

しかしてこの完全にどうかしている重さは、重すぎて飲み疲れする人も少なくないだろう。

 

これ飲んだあとに歯を磨いたら真っ黒い何かが口から出てくるくらい濃い。

 

 

最近Amazonプライムで酒飲みながら映画を見るなどしている。

この日は犬神家の一族(すけきよ)、サプライズ(一家をどうぶつのマスクを付けた一団がSATSUGAIしていくのだが、若いねーちゃんが一人で皆殺しにする映画)、富江なんかを見ました。

富江のテーマが不安定でよかった。 

 

今のとこ見た中では古い方のベン・ハー羅生門、300なんかが面白かったです。

かぜはくのテイスティングノート―ヒレカツうまいぜ篇―

2014/ゲヴェルツトラミネール/トリンバック


f:id:kazehaku:20170707001343j:image

 白のグラスってうちないんだよね。何故かって飲まないから。使わないから。でも今日は白。

なんでかって機会があって飲んだらうまかったからです。

 

 

色は透明感のあるレモンイエロー。

香りからはライチのような果実の香り。瑞々しさを予感させる。


飲み口は予感していた瑞々しいライチ。

口に含むとスパイシーさが訪れる。

多少温度が上がるとよりスパイシーさが強調される。

ゲヴェルツトラミネール自体がスパイシーなトラミネールという意味もあり、中間から余韻にかけてあるスパイシーさが特徴。それがもう一杯飲ませたくする構造のあるワイン。


辛口ではあるが果実味によって少し甘くも感じる。


しかしあめえ!!っていう甘さではなく、ほんのりと感じる、飲みやすさとしての甘さ。

 

時間をかけると余韻に酸味が増し、それでいてゲヴェルツトラミネールのスパイス感と相まってまろやかな、上品なトリンバックらしい酸味となる。


うまい。

 


揚げ物なんかにも合わせられるし、魚の香草焼きにもばっちり。

 

 

それよりじろーちゃんの作ったヒレカツが美味すぎて死ぬかと思った。


トンカツ屋とかいけなくなるほどうまい。衣がざくざくで、それでいて肉はめっちゃ柔らかく、突如訪れたうまみの大洪水の上をワインという名のノアの方舟で旅をするという幸せ……。


我々の方舟に載せたるものこそが幸せなのだ。それらの幸せはあらたなる大地を見つけ、やがてまた別の幸福という命を芽吹かせるのだ……。

 

ノアの方舟の材料を聞いてみると、「塩と胡椒を衣に含ませたのだ。しかもただの塩ではない。“あじしお”をだ……」と答えた。


只者ではない。あじしおで人々を導く飯屋……もといメシアに違いない。

 

じろーちゃんは「一日人間が三食ご飯食べるとしたら、三回も簡単に幸せになれるチャンスがあんのやぞ!!!」と言っており、その機会を全く損失せずにやっているの、まじですごく、幸せをナチュラルに生んでおり多くの人間は彼女のごとく、幸せを享受することに素直になると幸せの係数(エンゲル係数とも言う)が上がると思う。

かぜはくのテイスティングノート―今回はちゃんと写真撮ったから許せ篇―

2014 サンヴァレンティンガルナッチャ/トーレス


f:id:kazehaku:20170706133531j:image

なんか知らんがトーレスばっか飲んでるやつがいたという。

 

トーレスの嫁が私のためにワイン作らんかい!!!と言ったために作られたワインらしい。

 うしのフィギュアではなく天使のフィギュアがついている。

そしてそのフィギュアは猫が蹴っ飛ばしてどっかにやった。

 

 

すげえ甘いにおい!
ガルナッチャの甘さを予感させる!!


しかしフレッシュな果実味の香りもあり、甘いだけではないね。


色は深い赤。色だけ見るとどんだけ重たいのこのワイン?って思うのだが、飲んでみるとチャーミング。これ。


口当たりが非常に優しい。甘さもそうだが果実味が豊かで飲みやすいワインだ。


口にしばらく含むとその豊かな果実味をより感じられる。しかし奥行はそれほど感じられない。冷えててもうまいワイン。すぐ飲んですぐ美味しい!の定形だね。

 

アルコールも価格帯にありがちな感じのきつさはなく、一貫している果実味のフルーティかつフレッシュさ。二日目でも酸っぱくなりすぎず美味しい。

 

そういうとじろーは「じゃあちょっとおいとこっか」と言い、すぐさま「ちょっとだけ、一杯分くらい」と付け加えた。
見るからに意気消沈する僕を見たからだ。

 

 

あとじろーは「コーヒーと合う……」って言ってた。
まあね?コーヒーの余韻がワインに複雑性を与えてね?高級ワインのようなね?しかしワインとコーヒーを交互に飲むような状況はかぜはく家の晩餐の他にどのような場が想定されているのだろうか?

 

あとミニピザがおいしかった。

かぜはくのテイスティングノート―うまにの宴篇―

2014 ヨーリオ/ウマニ・ロンキ

さてここで超美麗なインスタばえしまくるインスタ繁茂な写真でも貼るかー!!と思ったところで写真を撮り忘れていることに気がついたよ。

なので


f:id:kazehaku:20170706133014j:image

 肉の写真でも貼っておく。

 

ワイン漫画で一躍名を上げた、例のワインです。コストコで買いました。肉もです。

 

香りからすばらしい果実味の凝縮感が伝わる。アルコールの香りも感じる。粘度もそこそこ。

 

甘味よりかはフレッシュかつタンニンのある果実味。モンテプルチアーノダブルッツォの凝縮感の中にシャープな酸もあり、よい。

 

タンニンがなかなかパワフルでよいね。舌触りになかなか主張があるんだ。果実味と重さを併せ持つワインだ。

 

時間が経つと更に果実味に奥行が出てくる。色んな味を感じられる。


タンニンの中にアルコールと、ハーブめいた香りがある。酸味の中にも甘みが僅かに感じられ、凝縮感を高めていく。フムー。香りを嗅ぐと溢れ出すような果実味、アー、ウー。

 

 

 

ヤミー。

 

 

 

 

だめ、味わうまえに飲んじゃう僕を叱って!叱ってもよい。叱ることを許す。だがそのあと、貴様の命の保証はない。

 

 

かぜはくのテイスティングノート―南仏大怪獣ジゴンダス篇―

前の記事を見て、じろーが「うしさんっていつ飲んだんやっけ?前世紀?」とかいうていた。

それは僕にも判らないし、はるか昔だったような気もする。

昔々だったような気もする。

あるところにおじいさんが住んでいたような気もする。

野山にまじりて竹を取りつつ、よろづの事に使ひけり。

 


f:id:kazehaku:20170706022206j:image

 

2014/ジゴンダス/ドメーヌ・デ・ボスケ

 

飲みたかったんだよジゴンダス。南仏だとシャトー・ヌフ・パプに次いで飲みたかった。
ジゴンダスNo.1のワイナリーなんだが、このヴィンテージだと正直もっと寝かせるべきなんだが、我慢が出来ず飲む。


色合いは見事。素晴らしく深いガーネットなんだがエッジもあり、十分なアルコールとグリセリンを感じさせる。

 

香りはアルコールが立って感じられる。ベリー系のニュアンスもあるがかなり硬い。
やはり早かったか……という感じ。がーんだな。


ので二回デキャンタする。

 

しかし豊かな果実味を予感させる香り。

口に含む。よ、よく判らん。どうすればいいのだこれは。果実味は予想通り豊かだし、スパイスや様々な味の変化が感じられる。しかし如何せん若い!更なる可能性を感じさせる味だ。


しばらく口の中に含んで色々判ってくる。タンニンとスパイスの風味が徐々に変化していき、ベリー系のアロマや不思議な、(好きなタイプの、グルナッシュ由来であろういわゆるちょっと土臭さと薬物系の)甘味も押し寄せてくる。

 

もしかしてワインというのは、ウイスキー以上に時間かけるほうがいいのでは?という考えが頭を過ぎって、これは悟りなのでは?と思ったがよく考えるとそりゃそうだよなと思った。


蒸留酒に比べて一口でそこそこの量飲むけど、その一口に時間をかけるほうがおいしい。味わうというのはそういうことか!
このワインを通してそういうことを学んだ気がするね。

 

これは一本では足りないのでまたほしい。

 

確認してみたら、アルコールの超立ってるよいワインは、開けて三時間くらいしてからがよいらしい。もっと体力のあるワインなら、二日目がもっと美味しかったりもするらしい。

 

今度からいいワインは二日目に残しておくようにしよう。

 

 

ところでうしさん飲んだのは一ヶ月以上前だった。ギリギリアンノドミニだった。