かぜはく電脳曼荼羅

玄秘学、食文化、ゲーム、生と死に非常な関心があります。

あのあれ14回 オーストラリア 南アフリカ アメリカ合衆国の地域特産種のワイン。アルゼンチンとチリの上質赤白。

・オーストラリアのセミヨン。西オーストラリアにみられるソーヴィニヨン・ブランとのブレンド。 ニュー・サウス・ウェールズのリヴェリナに見られる甘口貴腐。 バロッサのセミヨン ★ハンターヴァレーのセミヨン(超重要) ハンターセミヨン!!★ ★酸素との接…

あのあれ13回 ニュージーランド 南アフリカ オーストラリア アメリカ合衆国 カナダの上質白ワイン

内容盛りだくさん! 全開の内容と違って今回は白にフォーカス!しているよ。 ニューワールドは基本的に国際品種が多いと思ってよい。 特殊性のあるやつ、独自性のあるやつは次回の単元で扱う。 ニュージーランド マールヴォロ ロワールと双璧を成すソーヴィ…

あのあれ12回 ニュージーランド アメリカ オーストラリア 

新世界はだいたいやや低緯度に位置する。 旧世界と勝手が違うので、その産地の中で冷却効果がどこにあるか探しに行くツアーです。 品種はだいたい一緒ピノ・ノワール 冷涼から温和カベルネ・ソーヴィニヨン 温和から温暖メルロ 温和から温暖シラー 温和から…

あのあれ11回 テイスティングおさらいと試験のテクニック

TSGの復習アルコールの表現はは強いか弱いか。(多い、少ないにすると点入んないよ)タンニンは多いか少ないか。(これも強いとか弱いにすると点入んないよ)ワインの評価については、熟成感あるワインは今飲んでも良いが熟成の可能性があるでOK。 今が飲み…

あのあれ10回 イタリア中部と南部

イタリア中部から南部。 ねえなんでまとめちゃうの?ねえねえ。別々にやろうよ。 温暖から高温の地中海性気候。 自然要因・アペニン山脈…標高での冷却効果・海…海風の冷却効果 おもしろ白ぶどう品種は ・トレッビアーノ…イタリア中央部 ニュートラル系軽いボ…

あのあれ9回 スペイン北部の赤とイタリア北部の赤

スペイン北部の赤ワイン およびイタリア北部の赤ワイン 焦るな……まずはスペインからや。 スペインにおける3つの気候ゾーン①地中海性 東部 温暖。南東部は高温。②大陸製 中央部 夏暑い冬寒い。③海洋性 北西部 大西洋の影響で雨多い。 中央部の大きいチェック…

あのあれ8回 南ローヌ スペイン ちょっとポルトガル

ちょっと土壌の種類についてメモ。 まず大まかにわけで3種類ある(詳しく言うと3種類どころじゃないので詳しくは言わない)1 火成岩火山岩(マグマが急冷)ヴォルカニック・ロック オレゴンやシチリア、トカイ深成岩(スレート) 花崗岩 2 堆積岩石灰岩 炭…

あのあれ7回 ブルゴーニュ地方とボージョレ地方の赤、およびローヌ川流域北部の赤白

セッション7ブルゴーニュ地方とボージョレ地方の赤、およびローヌ川流域北部の赤白 温和な大陸性気候の生育条件生育期間の平均気温は16.5%〜18.5%温かい月と寒い月の寒暖差は最大になる。湿潤か乾燥かというと乾燥している。 ブルゴーニュに気候に関連した天…

あのあれ6回 ボルドー、ロワール、南西地方の赤

今回は赤の話。そんな話を、もっとしてくれ……。もっと!(銀次) ロワール川流域の赤ワイン生産 よく使う品種。 カベルネ・フランガメイピノ・ノワールロゼ用としてグロロー ところでボルドーでは単一で使われないカベルネ・フランがロワールでは単一で使わ…

あのあれまとめ5  ブルゴーニュ地方 ロワール川流域 ボルドーの白

範囲広くない??? 前回の大事ポイントの復習!! 冷涼な大陸性気候の生育条件生育期間平均気温16.5以下。 温かい月と寒い月の差は最大になる。 乾燥した気候になる。 まずブルゴーニュ地方から。 ワイン界ではブルゴーニュは迷宮であるとされており、迂闊…

あのあれまとめ4 フランス・アルザス ドイツ オーストリア ハンガリー・トカイの白

具体的な産地の話に入っていくぜ! アルザス ドイツ、オーストリア、トカイの白 まずはフランス、アルザス 気候……冷涼気候長い成熟期 冷涼産地の大陸性気候における生育条件とは生育期間の平均気温は16.5℃以下最温月と寒い月の差は最大になる 乾燥している。…

あのあれまとめ3 セッション3 ワイナリーにおける人的要因

ワイナリーにおける人的影響 醸造のはなし〜ブドウの持つ糖分は発酵すると化学変化でアルコールになるわけなんだが、糖分をすべて使う必要はない。 目安として、アルコール10%のワインを作るには170g程度の糖分が必要となる。糖分16gにつきアルコール1%UPす…

あのあれまとめ2 セッション2 自然要因と人的影響

セッション2自然要因と人的影響について ブドウの生育について、自然要因と人的影響が重要なファクターとなる。 自然要因とは?ブドウ気候 一般的な天候や平均値。天候 年による変化。 干ばつあったやら雹あったやら雨多かったやら。 土壌 地形がどうだとか…

あのあれまとめ セッション1 序論

今年から「あのあれ」について学んでいるので、「あのあれ」について学んだことを復習的な意味合いを込めて書き残す。 何の話かというとワインの話です。 セッション1 序論 「あのあれ」のテイスティングの目的はワインの「分析」にあり、ソムリエ協会とは別…

ある病弱な少年のエグすぎるパワーポリティカルまとめ

「共和制も元老院もイマドキ流行らんしやめましょや!!!」 「そんなことさせっかいやこのハゲ!死ね!」 そんなわけでカエサルはしにました。 後継者オクタウィウスくんがオクタヴィアヌスになってアウグストゥスになるまでにやったエグすぎるポリティカル…

今年の総評

僕個人的には、次に繋がる年になったことは事実だが、何か大きいものを作り上げることはできなかった年であった。 料理のレベルは随分上がった。 ジビエにも挑戦して一定の成果と技量の向上に繋がった。 この分野においては来年は得意分野を更に伸ばしたいと…

はやくワインを開けろ!破れかぶれレバーパテ

旧知の間柄だった猟師から鹿肉を沢山貰った。 僕と家内も大概食材の分量について躊躇しないほうだと思うが、猟師いわく、「コロナで在庫がダブついとんねん!」とのことであった。 そうだとしてもちょっと多すぎるってほどの量をいただいた。 モモ三本、ハツ…

かぜはくの仏教アナキスト的側面の終焉

十代前半から自分はリバタリアンだという自覚があった。 更に言えば、アナキスト(無政府主義者)としての側面が強かったと言える。 徹底的に管理されることを嫌っていて、自分の幸福は誰かに与えられた自由ではなく、自分で得た自由を謳歌することであると…

飲酒陶酔生活

酒を飲むといい気分になる。 人間はおおよそ血中アルコール濃度0.02〜0.05%あたりで所謂爽快期と呼ばれる状態に入り、爽やかで陽気な気分になるとされている。 なぜそうなるかと言うと、脳幹にある網様体という期間が麻痺し、大脳新皮質という理性を司る部位…

『ガリア戦記』における超やっつけ古戦解説

『内乱記』の方が好きなんだけど、訳書が極端に少ないんだよな。 ビブラクテの戦いとか、ルテティアの戦いとかアレシアの戦いとかを単体で詳しくみたことはあったのだが、そういえば『ガリア戦記』って通読してねえなと思って読んだ。 主要な登場人物たち ガ…

室礼の試み -人類に争いを齎すおいしいプロテイン-

極端なイージーゲイナーである僕は、プロテインを避けている節があった。 本気で運動やトレーニングに取り組んでいた時に様々なプロテインを試したが、みるみるうちに足は丸太のごとく太くなり、コンクリートブロックみたいな胸筋になったり、菩提樹みたいな…

熱狂的に何かにのめり込む生活をする為に

近頃、情熱を持って何かに傾倒するということが少なくなったように思う。 比較的色んなことに興味が向くのが自分の個性だと自覚しているのだが、寝食を忘れて没頭するというのがない。 そこまで何かに楽しみを見いだせていないのかもしれない。 推論でしかな…

かぜはくのテイスティングノート -ヘラクレスの栄光再び篇-

2013 ネメア・リザーヴ/カヴィーノ 毎日が忙しくてなかなか日記が書けないぜ。 僕ちゃん地中海のワインが好きなんですよ。 だからイタリアとスペインと南仏ばっか飲むことになるわけですが、たまに面白い産地があると試してしまうよね。 というわけで今回は…

かぜはくのテイスティングノート いちご味篇

ランゲ・フレイザ/カヴァロット イタリアのワイン大好きなんだけど、このピエモンテって地区は独特なんだよな。 山深いど田舎なのであまりイタリアらしくないというか……ここで暮らしている人々も職人気質の人が多く、ステレオタイプなイタリアではない。 し…

苦しみの軛から如何にして開放されるか。

僕は大真面目に人類の救済を夢見ている。 ただ前例を見て理解できるのは、恒久的な人類の救済というのは不可能だということだ。 この世に人のある限り、苦しみがあり続ける。一人の偉人がいっとき、多くの人を救ったとしても、また別の苦しみに襲われるのは…

化銀杏

そうは言うが鏡花は人情ものも書く。 結婚生活にがうまく行ってない奥さんが親しい少年に夫の嫌なとこを愚痴りまくる話。 まず辞書引いたところ。 「芳さんかえ。」「奥様、ただいま。」 と下駄を脱ぐ。「大層、おめかしだね。」「ふむ。」 と笑い捨てて少年…

活人形

僕が常に崇敬の念を持って愛読している作家として、泉鏡花がいる。 学生時代の恩師などは僕の文章について、「好きな作家三島でしょ?」などと言っていたが、それは鏡花の文体が人に見せるのに向いてないから装飾体の多様だけに留めた結果三島っぽくなってい…

生の苦痛

生きる事と苦しむことは表裏が一体のものであって、分離けることの出来ないものである。 人生の一つの苦しみが取り除かれた時、また新たな苦しみを見つけてしまうのが人間という生き物なのだ。 あたら苦しみのない時にこそ、いつ苦しみに襲われるか判らない…

生活の中に何かしら新しいものを取り入れる試み -ゴルゴンゾーラDOP-

この世は美しいもの、素晴らしいものに満ちている。 我々は身の回りによいと思うものを取り入れながら生きている。 それは自分の好みにあうものだったり、見た目が美しいものだったり、希少なものだったり、効率がいいものだったりする。 何がしかの判断基準…

かぜはくのテイスティングノート -新しいbluetoothキーボード買ったから試し打篇-

シノン・ルージュ/ドメーヌ・クロ・ゴドー やべっ 写真がブレたわ。 しかし画像のブレは波動と考えてほしい。 おもむろにトリミングの跡が見えても気にしないで欲しい。 シノンという産地はフランスのロワール地域にある。 ワイン産地としてというよりは、観…