かぜはく電脳曼荼羅

玄秘学、食文化、ゲーム、生と死に非常な関心があります。

\けんこう/

明日の十時から十六時までの間、年に二回ある健康診断なのだが。

前々回、俺様はなんと肝機能で引っかかり、その結果休日二日を無駄にするというクソみたいな憂き目にあった。

肝機能の数値を表すγ-GDPの値がはぐれメタルのすばやさみたいなステータスをたたき出しており、主治医の息子に「うっすら肝臓に脂肪が乗ってますね?」などと言われるなどした。

主治医のじーさんは「その年でもう酒の味が判るようになったか。わしもそりゃあ老けるわな。う。う。う」などと無駄に涙ぐんでいたが月日は百代の過客にして行き交う年もまた旅人なのだからして、それは仕方のないことだ。

大学時代は子飼いにされてた研究室の教授に、随分うまい酒を呑ませてもらった。日本酒の味はあれで覚えたし、ただ教えられるだけでなく僕は、僕らは自ら酒を求めて様々な旅に出た。

しかし思い返せば、僕は大学に入るまでは酒というものを憎んですらいた。それはまあ反面教師がいたからで、酒の悪い面ばかり見ることになったからであったと思う。

なぜ酒を飲むようになったかというと、極上のものが目の前にあるのに、その経験値を積まないというのが単に勿体ねえと思ったからであったが、踏み入れてみればまさに沼。人喰い沼であった。

ひとくいる゙ま゙ぁ!

前々回は沼に食われていたので、今回は断酒をして臨む、というわけだ。


それにしても茶がうまい季節になった。