かぜはく電脳曼荼羅

玄秘学、食文化、ゲーム、生と死に非常な関心があります。

デビルクエストを見ました

仕事から帰ってメシをキメたあと魔法少女 俺を見るなどし、(推しは森久保です)、惰性でアドベンチャータイムを見たあと微妙に時間が余ったのでAmazonプライムでなんかしらの映画を見ることにした。

 

大作を見ると日付を回ってしまうので、90分くらいのやつを見ることにする。

 

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00FIWHQVG

これです。

 

とかく人というものは、不条理な出来事があった時に責任の所在をもとめようとする。

それが正しいかそうでないかはさして重要ではない。共同体の平和を守るために、突如として現れた禍の原因が何であるか、秩序の破壊者を作り上げることに意味があるのだ。

そしてこの暗黒時代においては、それは「魔女狩り」などと呼ばれたのであった。

 

最初に言っておくが邦題がネタバレなタイプの映画である。

 

舞台は十四世紀!エルサレムもアッカもイスラームに奪われて完全敗北してるけどそれはそれとして十字軍のクルセイダーズが主人公だ!

 

ニコラス・ケイジ演じる騎士ベイメンと体と顔がでかく、怪力無双のゴリおじ、フェルソンだ。

 

ちなみにこの二人はめちゃくちゃ強く、兜でサラセン人を殴り殺したりヘルム付けた相手を無防備な頭突きで倒したりするとんでもないやつらだ。

 

しかしこの二人は上官(神官)に楯突いた結果十字軍をクビになり、脱走兵になる。

 

方々を旅するうち、ニコラス・ケイジとゴリおじはある街へとたどり着く……。

 

そこはゴリおじも恐れる「魔女狩りの街」だった。

 

ちょっと前に街周辺をギャルがバーニラバニラ高収入と唱えながら散歩してたら神父に捕縛され、近頃巷で流行るペストの原因ということにされ、これはもうえらいことですよみたいな状態となってるところに顔を出してしまったのがニコラス・ケイジとゴリおじだ。

ひょんなことから脱走兵であることがバレてしまい、この街に住む枢機卿の元に連行されてしまう。

 

枢機卿は既にペストで虫の息なのだが、六日間くらいかかるところにある修道院に保存されてる「ソロモンの書」を魔女の前で音読したら魔女が生理的に嫌がってスタンするので、トントン拍子に進んで多分ペストも無くなる。いける。みたいな流れで魔女を修道院まで連れていくこととなったみたいな話。

 

 

とにかくこの映画、ゴリおじがめちゃくそかっこいい。

いろいろツッコミどころはあるB級映画なのだが、酒飲んでなくても楽しめるタイプのB級。

ゴリおじがイケてるからとにかく見るんだ。

 

一番面白かったところは、クライマックス寸前のちっちゃい悪魔がわらわら出てきて、悪魔を倒すためにはソロモンの書にある「悪魔祓い」のページにある祈りを囁いたり詠唱したり念じたりしないといけない!俺達が悪魔を止めているあいだにキリシタンボンズは詠唱してくれ!みたいな場面でリビングデッドまみれでやばくなったときにニコラス・ケイジがやけくそになって剣を振り回し、ちょっと悪魔の頭部分にカスったら悪魔が爆発的四散し、

 

「頭を狙え!」

 

「よし!」

 

でゴリおじとリトルボーイが悪魔をめった切りにしまくるとこ。

 

剣で倒せるんかい。

 

結局キリシタンボンズはいいところがなく、ニコラス・ケイジとゴリおじ(MVP)と少年が悪魔を囲んでアーメン!とか叫びながらノーガードで殴り、物理で悪魔を調伏した結果世界からペストはなくなったし魔女のギャルは普通のギャルに戻ったのであった。

 

最初から最後までゴリおじがかっこいい映画で、様々な荒い部分は荒いが故にかっこいいゴリおじによって全てがどうでもよくなる。

悪魔と相撲して勝つとこ、とてもいいですね。

ゴリおじクエスト、おすすめです。