かぜはく電脳曼荼羅

玄秘学、食文化、ゲーム、生と死に非常な関心があります。

かぜはくのテイスティングノート―ローヌの巨人編―


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はい。アドベンチャータイムは面白いですね。

面白いのが入ってきたので。

 

コート・デュ・ローヌ最強の作り手、ギガルです。

 

輝きのある深みのあるルビー。粘性はそれなりに強く、外見からは少し熟成の感もあるが、まだまだポテンシャルを感じる色合い。

 

一口飲んでみたところ全然開いておらず、香りもボケっとしてたので容赦なくダブルデキャンタージュ。

 

それだけで香りが素晴らしくなった。

ジャミーで熟したストロベリーやブラックカラント、ベリー系の香り。湿った土の香りがある。第一アロマが強く、第二アロマはそこまででもない。

 

舌の上に置くと、果実味が強く感じる。爽やかに酸味があり、緻密なタンニンがあってちょっとがっしりしている。

しかしローヌにはもっともっとがっしりしたゴリおじやゴリ姉貴たちが沢山いるので、ちょっと強いシラーズみたいな感じ。

つまり果実味が強く渋みが少なめ。

 

あとは余韻がちょっと長い。探さなくても香りが続くが、探した時にはかなりはっきりと感じられ、それが非常に魅力的な風味。

 

味わいにも余韻にも甘みが際立つ。

 

開いたあとのお味で2000円なら買いですね。

 ギガルは超強いので自社畑も持ってるけど、これはネゴシアンもの。つまりぶどう買い付けものですね。

それでこのクオリティならさすがギガルと言ったところか。

 

しかしなんならギガルのフラッグシップ、コート・ロティが飲みたいなー。

 

こいつはぽっと降って湧いたので早い者勝ちの中勝ち取ったのだが、次からは試験用のワイン飲まねばならぬ。

 

クーン。