かぜはく電脳曼荼羅

玄秘学、食文化、ゲーム、生と死に非常な関心があります。

かぜはくのテイスティングノート ヘラクレスの栄光編

ヘラクレスの栄光ってあるじゃないですか。僕は超好きなんですよ。特に3と4。

3は大人になってからプレイしたけど、ゲームバランスはともかくストーリーは本当に素晴らしかった。

どんでん返しがあるとは聞いていたけどそんな形だとは……。

 

4はプレイして時間が経ってるので、またプレイしたい。

 

テイスティングノート?やるよ?僕が四六時中スーファミばっかりしてると思わないで欲しい!

 

そういえばこの間久しぶりにかぜはくネミテアで集まった時、SO5してた折に僕は彼らにSO2の布教をしたんだけど、

はニャんさん「今見るとグラフィックが古いじゃん……」

キラーさん「レトロゲームかなって(かぜはくの方を三度見しながら)」

僕は憤った。PSはレトロじゃないよ!!って言うと、キラーさんは

「普段からフャミコンとスーフャミしてる人の時間の感覚はおかしい!SO2は二十年前のゲームです!」

って言われてぐうの音も出なかった。

 

話を元に戻そう。

 

僕はここのとこ一年くらいずっと探してるワインがあって、それを求めて各地のワイン屋に顔を出しまくっていた。

 

「アギオルギティコで作られたワインないですか?」

とにかく行った酒屋、ワインショップで尋ねまくった。

 

「ない」

「ない」

「ありません」

 

はい。これもまた宿命。

インターネットで探すとすぐ見つかるのは判ってるんだけど、こういうのは保存状態がものをいうので、できる限りちゃんとしてるとこで買いたいというのがある。

 

一応解説しとくと、アギオルギティコというのはブドウ品種で、ギリシャの土着品種だ。

主にペロポネソス半島で生育する。

ギリシャの赤はどちらかと言えばこちらよりもクシノマヴロの方が評価が高いのだが、より手に入りにくいこちらを試してみたいと思った。

クシノマヴロは多分探したらすぐ出会えるし……。

 

別名「ヘラクレスの血」とも呼ばれており、特にネメア(産地)のものは品質が高い。

ブドウの特徴としては滋味深い果実味と穏やかなタンニン、まろやかな酸味を持つとされている。

 

試験勉強してる時に知ったんだけど、ギリシャなんてのはブドウを育てるには暑すぎるし乾燥してるし台風来るしではっきりいってあんまり適してるとは言い難い。

試験問題の中でも比重の高くないマイナー産地だ。

味わいのデータを見てみても、イタリアっぽいなーみたいな雰囲気があり別にそれじゃなくてもいいじゃんみたいな感もかなりするのだが、まあ探し回るのと酒屋巡りが楽しいのでよしとする。

 

今回散歩のついでに立ち寄った神戸のワインショップで取り寄せてもらい、遂に手に入れたという経緯だよ。

 


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輝きのあるルビーレッド。外見は非常に健全。若々しく見える。

粘性やや強い。アルコール度数はそこまででもないけど……。
香りは酸味と赤色果実を感じる香り。ラズベリー。なめし革のニュアンス。血液。第1アロマが強い。


シルキーなタンニン!果実味豊かだが重さはそれほどではない。

 

余韻も長く、存在感のあるタンニンの残り香が続く。

 

うまいぞ?
ぶどうの質はかなり高い。
樽のニュアンスもあるが、効かせすぎではなく上品。

質のいいイタリアっぽい感じ。


ギリシャってなんか呑気で怠惰なイメージだったけどこれはクオリティ高いじゃん!

 

地中海は単純にうまいのが多くていいですね。

次はクシノマヴロとかも試してみよう。