かぜはく電脳曼荼羅

玄秘学、食文化、ゲーム、生と死に非常な関心があります。

FF10 エボン教があぼーん

「なあ、もっと色々あったよな?あの時とかあの時とか、みんな、なんか無い?」

 

彼は時が過ぎるのを惜しむように、誰かが腰を上げるのを引き止めるように皆に問いかけるが、徒に時間を引き伸ばすことしか出来なかった。

 

そんなぬか八をユウナが遮る。

 

「思い出話は、もうおしまい!」

 

彼女がここまで歩んできたのは、死に至る道行きだ。

歩む度に彼女は死地へ赴く覚悟を固め、今最終幕の舞台袖にいる。彼女はこの幕で舞台花に立ち、華々しい大団円を迎えるのだ。

 

ぬか八の中途半端な覚悟は、ユウナの覚悟とは比較にならない。彼はユウナを止めることが出来ず、彼女に引き続いて他の者たちも武器を取った。

 

 

ここで流れるのが「いつか終わる夢」ですね!

この曲素晴らしいと思う。

素敵だねのアレンジは大体どれもいいんだけど、僕はビサイド島とこの曲がとても好きです。

ずっと聴いてたいですね。

戦闘中もずっと流れ続け、ファンファーレも流れない。それもあって凄く記憶に残ってる曲です。

 

一行はザナルカンドの中を進む。かつてハイウェイだった道を、ブリッツボールの会場だったドームを……。

 

エボン・ドームに差し掛かると、僧官の死人が現れ、ユウナをドーム内の、ユウナレスカのもとに導く。

 

はっきり言っておく、ここのBGMは最低!!!

「いつか終わる夢」が良すぎるばかりに、ここの

 

「ズンドコシャン!!!……シャンシャン ズンドコシャン!!!(以下無限ループ)」

 

が残念すぎて言葉もない。

ユウナがエボン教の秘儀にして最奥、全ての召喚士と悪夢の根源であるユウナレスカの元に挑もうとする時の緊張が、ブリッツボールの試合に挑もうとする選手と同じなわけないだろうがと思う。

 

エボン・ドーム内は幻光虫に満ちており、巨大なスフィアと同じものとも言える。

ここに残された強い記憶は、映像として残っている。

大召喚士ヨンクンのガード衆、かつてここを訪れたシーモアとその母、そして、ジェクト、ブラスカ、アーロン。

 

ジェクトはもうやめて帰ってもいいんだぞとブラスカに語りかけ、若かりしアーロンは半べそかきながら「あなたが死ぬのはいやだ……」と袖を引く。

 

はい、エモい〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

 

今はクッソ無愛想で若者に嫌味言ったり先輩風吹かしたり物知り顔で説教垂れたりするおっさんのわんこ的本性の奴な。

メシが美味くなるわい……。

 

エボン・ドームの試練を超え、ザナルカンドの祈り子の間へ。

そこにはユウナレスカが過去、自らの夫を究極召喚とした祈り子の石像があるだけだった。

シンを倒せる究極召喚は祈り子から得るのではなく、ユウナレスカから授かる……とされる。

 

更に奥に進むと、1000年前の大召喚士、ユウナレスカその人が現れる。無論死人だ。

 

ユウナレスカはユウナにガードを一人選び、究極召喚の祈り子にしろという。

究極召喚を使えば君も死ぬから、悲しくないよ!と嘯く。

 

この時、幻光虫が過去の記憶を映し出す。

 

若かりしアーロンはユウナの父ブラスカに訴える。

「まだ間に合う。帰りましょう!」

しかしブラスカは私が『シン』を倒すのだ。それとも他の召喚士に私と同じ思いをさせるというのか、と退ける。

ジェクトは自分がザナルカンドに帰ることが出来る可能性が限りなく乏しいのを感じ取り、自分が究極召喚になると言う。

息子ぬか八を一流の選手に育て上げ、自分も見た頂点からの眺めを見せるというかつての夢も、今や潰えたことを悟ったのである。

自分が究極召喚になった後も、ブラスカには『シン』を倒すという役割がある。ジェクトはアーロンに後事を託すが、アーロンは『シン』を倒しても何度でも復活することを知っている。友の死が、無駄になることを……。

記憶の中のアーロンが項垂れる。自ら人柱となったジェクトを、そして人柱となったジェクトを見るブラスカの背を見ながら。萎えてしまった足、離別を受け入れることが出来ない哀愁を、その背が物語っている。

 

今や壮年となったアーロンは、若かりし頃の自分を見て、それを過去の汚点とばかりにかき消そうとする。ゆきて帰らぬ過去を、自分自身を否定するかのように。

 

結局ブラスカ、ジェクト、アーロンの三人は、『シン』を倒すことが出来ても、何も変えることが出来なかった。アーロンはそれを悔いているのだ。

 

ルールーやワッカはユウナが究極召喚を欲するというのなら、自分が祈り子になるという。

しかしぬか八はそれを認めず、それでは親世代の失敗を繰り返すだけだとして認めない。

 

『シン』を倒して誰も死なない、その至極単純な作戦目標に対して、誰もが諦観している。

これこそがこの宗教の肝だ。

停滞と諦観、死の螺旋を続ける無間地獄。その存続こそが、エボン教の目的なのだ。

 

ユウナレスカは、ユウナが誰を祈り子にするのか待っている。

彼女は『シン』はスピラが背負った業であり、定め、変えることのできない運命だという。

ワッカは人間が罪を償えばいつかは『シン』が消えるというエボンの教えの真偽を問いただすが、ユウナレスカは、人の罪が消えることなどあるのかと言う。

 

ないよね。僕もそう思う。償いをする人間より罪を犯す人間の方がずっと多いんだ。

償いが、果して罪を本当にみそぐのか?

ケガレには半減期があるのだが、それはケガレの強さによっても違う。人間が次々に罪を犯し続けるのなら、ケガレの祓われる時など、永遠に来ないのだ。

 

罪が消えれば『シン』も消える。それがエボン教の教義の大いなる欺瞞だった。

しかし、僕はこの教えを無間地獄の最後の救いだと捉えてしまったスピラの人々を蒙昧だと思うのと同時に、そう教育したのもまたエボン教であることを考えれば、ますますこの邪教について滅ぼさねばならぬという気持ちが強くなる。

愚かしくて醜い、救いようのない人類に、救済という夢を見させてやるのは宗教の役割だ。たとえそれが偽りの救済であったとしても、それを信じている限り信者は救済があることを信じている。

浮世には救済が必要なのだ。だが、その浮世を作り出しているものが、救済するはずの立場である救済者であったとしたら、それは善悪二元論的宇宙に存在する、絶対悪に他ならない。

 

もし、この世に全能の神なるものが存在するとするならば。

全能の神が世界の、全生命の、そして人間の造物主であるとするならば。

この世の不完全さ、悪しき行いの蔓延り、絶えることのない苦しみは、一体誰の作り出したものであるのか?

 

このスピラの現状を作り出した張本人は、ユウナレスカであると言っていいだろう。彼女こそがこの地獄の中心だ。

彼女が悪しき人間たちに用意した最後の救済が、気休め以外の何物でもないのなら、この宇宙の構造は誰も救うことの出来ない失敗作だ。

 

 

アーロンは10年前、それに気づいていた。ブラスカが、ジェクトが死んだあと、この場所でユウナレスカを問い詰めた。

そして、殺されたのだ。

 

ユウナは偽りの希望を拒否し、運命を変えることを望む。

しかしユウナレスカは自分の作ったまやかしの救済を拒否することを許さない。

悲しみに満ちた生より、希望に満ちた死で世界中を支配するのが、彼女の救済なのだ!

 

もはや対立を避けることは出来なくなった。

アーロンは言う。

「さあどうする! 今こそ決断する時だ。死んで楽になるか、生きて悲しみと戦うか。自分の心で感じたままに、物語を動かす時だ!」

 

簡単にユウナレスカの攻略を書く。

三形態ある古式ゆかしいボスなので、形態ごとに攻略法を変えて挑む必要がある。

大前提として混乱防御をつける。これがないと第三形態でわけもわからずじぶんをこうげきした!になってしまってストレスフルになる。

まず第一形態。こいつはカウンターしてくるクソチキン雑魚なので殴ってればそのうち死ぬ。

第二形態、こいつが人のことをソンビにしてくるエボン教そのものを体現した攻撃をしてくる。

なので素直にゾンビになってあげましょう。

第三形態になった瞬間、ゾンビ以外を即死させてくる。そのほかはちょっと攻撃が痛い以外第二形態と大きく変わりないので純然たる暴力で宗教を破壊するのだ。ぶっ殺されたらぶっ生き返してまた死んで生き返るダメージレースの始まりだ!

 

これぞエボン教というボスだが、これまでのボスと同じく、召喚ボンバーで倒せる。究極召喚がどうとか言っておきながら、普通の召喚獣の物量作戦で死ぬのすごく皮肉が効いてるね!

 

絶対悪、ユウナレスカは自分を倒せば究極召喚は永遠に失われる。お前たちはスピラの希望を消し去ったのだと嘯く。

たとえ『シン』を倒しても、エボン=ジュが新たな『シン』を作るだけだと。

スピラは希望の光を失い、悲しみの螺旋に落ちる……と。

 

力尽きたユウナレスカはチリのようになって消えた。今この場所で、事実上エボン教は滅んだ。

 

しかしこいつ今更何言ってんの???

もう十分悲しみの螺旋の真っ只中で数千年苦しみ続けてるんだぞ。

救いのない世界なら、ぶっ壊すしかねえよなあ?

このユウナレスカとか言うやつに関して言えば、宗教者としては、僕はシーモアの方が優れてると思うな。

救済は耐え続けることではなく、現状の打破にこそあると僕は思う。

 

「とんでもないことしちゃったのかな?」

ユウナは言う。

「もっととんでもないことしよう」

ぬか八は返す。

いいぞいいぞ!毒を食らわば皿までと言うしな。もしこれがユウナレスカの言う通り、スピラの希望を喪失させる行為だったというのなら、希望を失った世界で生き続けるほど苦しみに満ちた生もない。

とんでもないことしちゃおうぜ。

 

アーロンはついに自分が死人であることを明かす。

そして、アーロンがぬか八を見守ってきたことは、ジェクトの遺言があったからだった。

 

若かりしアーロンの、「約束しよう。あんたの息子は俺が守る。死んでも……守ってやる」というセリフ、僕は演技も含めて凄く好きです。

道中あんなに反駁しあっていた二人がね……お互いのことを認めあって、ジェクトの大切なものを守るために命を使うんだ。

ブラスカを、ジェクトを、守れなかったその腕で、ぬか八を守るんだ。ジェクトの代わりに……。

 

うっ ホ、ホモ!!!(ピポーン!)

 

 

 

 

FF10 すてきだね

シーモアを殺し、ベベルから逃げた一行。

特に行くとこもないのでマカラーニャの森で野営していた。

 

何しろ要人を殺害して敗訴し、投獄されたあと脱獄してもっかい要人を殺害してますからね。見かけ次第死刑ですよ。

 

ユウナは森の奥で一人湖に半身浴しており、物思いに耽っている。

ぬか八はそんなユウナにもう頑張るのやめろと言う。

そして、ユウナがどうなるかも知らずに早くザナルカンド行こうとかさっさと『シン』倒そうとか言ってすまんかった、と。

 

ユウナは楽しかったよと答える。

 

ぬか八は思い切って旅やめて、普通に暮らそうぜと提案。飛空挺に乗って滅んだザナルカンドではなくぬか八のザナルカンドへ行き、パーッとやる(概念)。

ぬか八のザナルカンド・エイブスを皆で応援して、試合が終わったら夜と朝の境界にある海の、薔薇色の輝きを、その輝きに染まる街を見る。

 

そんな夢物語を語るぬか八の前で、出来ないよと泣くユウナ。

そんなユウナに接吻をかまし、ナメクジの交尾みたいに絡み合いながら水中接吻大乱舞。

キマリは気を利かして退場!

 

僕はこのシーンを見ながらじろーに、「見てください。世界一ピュアなキスですよ」と言ったら、

 

「は?頭おかしなったんか?」と言われてしまった。

 

ちなみにこの世界一ピュアなキスというのは公式のキャッチフレーズです。

 

僕このゲームの見所は腐敗した密教の面白さと不器用すぎる親子愛と、おっさんの燻りだと思うな!

 

僕は少年時代からぬか八くんにあまり感情移入が出来なくて、ユウナちゃんのこともイマイチピンと来てなかった。それはどうも、大人になっても変わらないみたい。

 

その昔も巨乳で黒ずくめの常にぬいぐるみ持ち歩いてる妙齢の女性の方がアツいじゃんと思っていたが、そこのところも今もそう思っています。

 

何が言いたいかというと、僕この二人がマカラーニャ湖で接吻するシーン、どういう感情で見ていいか判んないんだよな。

 

二人は幸せなキスをして終了!!

世界一ピュアかどうかというと大いなる誤謬だとおもう!!!!

 

接吻し終わった二人は水中にぷかぷかしていたのだが、ユウナは旅を続けることを決心していた。

やめてしまったら、どこに居ても、ぬか八と一緒にいてもつらいからだと。きっと笑えないからだ、と。

 

ぬか八はそんなユウナにガードとしてついて行くと言う。最後までではなく、ずっと。

 

ユウナはぬか八に先にみんなの所に戻るように促すが、ぬか八が岸に上がって歩き始めた所で指笛の音。

「うふふ。やっぱり一緒に行く」

 

き、きええええ!!!!!!!!イチャイチャしやがって!!!

十年間ユウナの身を守り続けてきたキマリの気持ちを考えたれ!!!!!!!

ぽっと出のガングロヨット部のチャラ男みたいなのが出てきて、馴れ馴れしく十年間守り続けてきた幼なじみにベタベタ触って、口説き散らして、これですよ!!!!!!

キマリここでパーティから抜けとかないと後がキツいよ?

普通に旅してる最中に接し方が変わった幼なじみとチャラ男を常に見続けないといけないんだよ?

人目も憚らずにイチャイチャしてるのを見せつけられたりするんだよ?昨日より明らかに距離が近い二人を見ることになったり、そんな二人を見て見ないふりする全員の圧力に自分も加担しないといけなくなったり……。

夜中聞きたくない嬌声を聞かされたり、聞かないために貝になったりしないといけないんだよ?耐えられる?

 

はあはあ、興奮してしまった。

 

旅を続けることになり、たどり着いたのはナギ平原。だだっ広くてなんもないので、召喚士はここで『シン』と決着付けるらしい。

この先には村も街ももうなく、だからこそここで迷う召喚士が多いのだとか。

 

ここで『シン』は倒され、ナギ節が始まる。着いた名前がナギ平原というわけだ。

 

アルベド族がやってる店で物資補給してると、坊主がやってくる。

ズークというおっさんで、かつてのワッカ、ルールーと一緒に旅をした召喚士らしい。今では引退して――『シン』を倒すことを諦めて――坊主やってるらしい。

 

坊主いわく、ユウナ一行はキノック老師を暗殺した犯人ということになっており、見つけ次第処刑の命令が下っているとのこと。

ついでにケルク老師は辞任して、これでエボンの老師はマイカ総老師だけになった……まあどうせシーモアはまだ生きてるんですけどね。

 

ルールーはガードやるの三回目らしいが、このナギ平原を越えたことがないとのこと。

二回目の旅はワッカと一緒だったが、その時のワッカはブリッツボールのことが気になってガードの仕事に集中できなかったらしい。そんなにサッカーボールが好きか。

 

ひたすら広くて何も無いナギ平原を踏破して、ガガゼト山に繋がる吊り橋のとこまで行く。

おもむろに物陰からグアドガードが飛び出してきて、シーモアの命令でユウナを拉致しようと襲いかかってくる。

 

なんかよく分からんロボが出てくる。こいつまともに戦うとちょっと強いんだよな。

しかし全く無難に倒す方法があって、ぬか八で挑発をかけることです。

割合ダメージのブラストパンチしかしてこなくなるので、ポテチでも食いながら〇ボタン連打で勝てます。

 

この後ちょっと寄り道して谷底の洞窟へ行ったのだが、マジックポットがいじめてきたからここは後回し!!!!

 

ガガゼト山。

ケルクは老師やめてベベルから離れたのだが、ガガゼト山ではユウナの前に立ちはだかった。

反逆者は通さないという流れだったのだが、ユウナの懸命な説得(パワーのある感情論)で説き伏せ、援助してもらえることに。

 

しかしロンゾ族の勇士、ビランとエンケだけは一行の前に再度立ち塞がった。

 

「召喚士は通す!ガードも通す!でもキマリは通さない!!!

 

このゲーム、キマリの扱い酷いよな……。

しかしこの場面、キマリの最初で最後の見せ場です。

ビランとエンケに龍剣するとめちゃくちゃ技覚えられるし、可能ならここまでにキマリに盗むを覚えさせておいて、二人からLv3キースフィアを乱獲すると今後が捗るのだが、そうは言ってもキマリ育ててる人は少数だと思われるので、なくてもいい。

 

ここのゲームバランスは凄まじいの一言。キマリのパラメータでビランとエンケのステータスも変わるのだが、めちゃめちゃ強くもないが歯ごたえがないこともないギリギリのラインを攻めていて、僕はすごいなと思いました。

 

ビランとエンケを倒すと、二人はやっとキマリを認める。

そして昔キマリの角を折った償いに、エボン教の追っ手はロンゾ族が全て食い止めることを約束してくれる。

「召喚士の後ろから来る敵はわれらが倒す。ユウナの前はキマリが守る」のセリフはキマリへの信頼があって胸アツ。

 

エンケは、ユウナに「お前の像が出来たらロンゾが磨いてやる」という。

しかしユウナは反逆者なので像は作って貰えそうにない……と漏らすと、

「ならばロンゾが作る!立派なツノをつけてやる」と言う。

これは過去FFシリーズへのオマージュですね。召喚士ジョブはなんかしらんけど皆ツノが生えていたのよ。

 

さてガガゼト山。

ここで絶対にやっておくべきことがある!!!

オオアカ屋の弟に話しかけて23代目オオアカ屋を開業させることです。

先代オオアカ屋はユウナに加担したため、投獄されてしまったらしい。

こいつから買うアイテムは三つある!!

聖水と、ユウナの指輪(自動ステータス異常回復)と、ルールーのブーストサボテンだ。特に後者はルールーの火力が二倍になる。ゲームクリア装備だぞ。

 

ちょっと進むとシーモアが出てくる。冬の山に……お腹をさらけ出して……。

シーモアはここでぬか八がジェクトの息子だと言うことに気づく。私が『シン』になれば、ジェクトも救われるぞ……と囁く。

ロンゾ族を皆殺しにしてきたらしい。やることが決断的でえげつねえし早いな!

 

このシーモア終異体と幻光祈機はちょっと強いですね。対策無しでは勝てない相手だと思う。

 

しかしその対策自体は特に難しいものではない!

  1. 聖水をアホほど買い込む!
  2. ステータス異常自動回復装備を付けたユウナを用意する!

以上だ!!!

なんて簡単なんだろう……。

 

シーモアは滅びの槍でこちらをゾンビ状態にして来る。そのあとすぐアレイズで殺してくるので、リカバリでターンを消費させられてしまう。

 

ので、ターン消費せずに聖水使える装備アビリティが強いぞ!

まずこちらがやることは、戦闘が始まったらシーモアを毒状態にすることだ。

 

これで守りっぱなしでもジリプアにならなくてすむぞ。

あと気をつけることはシーモアがデスペルしてきたら身を守る!大ダメージが来るぞ。

 

あとはシーモアのHPが減ると完全なる破壊とかいう攻撃をしてくるが、実は魔法攻撃なので、シェル貼ったりマイティーガードでなんとかなる。

 

回復薬のユウナさえゾンビにならなければ、他が死んでもなんとかリカバリが効く。

 

それでも倒せない時はどうしたらいいかって???????

 

召喚獣のオーバードライブを全員分ためてぶっぱしたらどんな敵にでも勝てる!!!

以上!!!

 

シーモアを倒すとぬか八は「もう邪魔すんなよ!!」と怒鳴るが、もちろん彼はまだ出てきます。

ここでぬか八は仲間に『シン』が自分の父、ジェクトであることを明かす。自分の父がスピラを苦しめていると伝える。

ワッカの弟を殺したのも自分の父親だと。

そしてそんな父親を倒すことを誓う。

 

 

少し進んでガガゼト山中、谷合に清流の流れるそこには、夥しい数の祈り子があった。無数の人々が折り重なって一つの塊になったものが、渺渺と視界の果てにまで広がっている。

全く冒涜的なその姿形!ぬか八は異形の祈り子を前に正気を失ってしまい、その場に昏倒してしまった。

 

 

ぬか八が目を覚ますと、自宅にいた。ザナルカンドの自宅だ。

これまで何度も会った少年(?)が、ぬか八に語りかける。

 

「おかえり」

 

思考の追いつかない状態で、ぬか八は少年に訊ねる。

 

「もしかして全部夢だろ?」

 

「あたり!」

 

滔々と少年は語り始める。

 

「君が夢を見てるんじゃない。君が夢なんだ

昔、ベベルとザナルカンドの大きな戦争があった。

初めから勝負はついてた ベベルの軍隊はみんな機械で……ザナルカンドの召喚士たちは ばたばたやられちゃったよ。

ザナルカンドは滅びるしかなかったんだ。


だから……姿だけでも残そうとしたんだよ。

 

生き残った召喚士と それに街の人たちもみんな……祈り子になったんだ。召喚するためにさ。


眠らない街ザナルカンドを。

 

祈り子たちの夢を束ねて街の思い出を召喚したんだ。ひとつひとつの建物だとか、街に住んでた人とかね。

君は、祈り子たちの夢。
君のお父さんもお母さんも、みんなみんな……夢。

ずっと夢を見ててなんだか疲れちゃった。
君と君のお父さんなら僕たちを眠らせてくれるかな?

もう少し走ってみせてよ。
君は夢を終わらせる夢になれるかもしれない……」

 

ぬか八は祈り子たちの夢の産物だった。ザナルカンドの召喚士や生き残りたちが死の淵で生み出した、慰めの結晶。寂寞のうちに作られた虚像。死に臨んだものたちの、諦観のうちに描き出される今はもう帰ることの出来ない故郷。悔恨と寂寥の灯火。

望郷の念が生み出した膨大にして限りのない幻、夢見のザナルカンド。

ぬか八はそこから抜け落ちた、一握の塵にしか過ぎぬのだ。

 

そう、まるでなんでこんな所にあるのか分からない、神出鬼没の一条の縮れ毛のような……。

 

この言い回し気に入ったから、陰毛が落ちてるの見つけたら「悔恨と寂寥の灯火」って呼ぶことにしよう。

みなさんも使っていいですよ。

 

ガガゼト山の洞窟の中では泳げる3人が一緒に穴に入ったり玉をたまたまにぶつけたりする試練があったが、もぞもぞするワッカのケツを見ているうちにクリア。

 

洞窟を抜けたところで、伝説の召喚士ユウナレスカが召喚士の力を試すために放ったガーディアンが待ち受けていた。

 

こいつは毒にしとけばいい。ケアルガで自分を回復してくるから、相手にリフレクを掛けるとよい。

で、メンタルブレイクアーマーブレイクして暗闇状態にすればあとはサンドバッグだ!!

 

 

ザナルカンドが近くなるにつれ、歩みが重くなる一行。

自嘲の笑みとともに、アーロンが呟く。


「あの時、ザナルカンドに近づくほど俺も揺れた。たどりついたらブラスカは究極召喚を得て、『シン』と戦い、死ぬ。

旅の始めから 覚悟していたはずだったが、いざその時がせまると怖くなってな。

あのころの俺はただの若造だ。ちょうどおまえくらいの歳だったな。
なにかを変えたいと思ってはいたが……
結局はなにもできなかった。
それが……俺の物語だ」

 

アーロンは10年前のザナルカンドでのことを思い出して語る。今までなかったことですね。

 

ザナルカンドが見えると、ユウナの瞳に宿る決意の光が一際強くなった。

リュックはユウナの前に立ち塞がるが、

ユウナは優しくリュックを退けた。

 

ここでユウナ、謎のスフィアを落とす!!!!

ぬか八は拾う!!そして!見てしまう!

 

そこにはユウナが仲間の一人一人に当ててメッセージが残してあった。

ぬか八に対しては、淡い恋のような気持ちを吐露する……。

ミヘン街道あたりで撮っているのが、ユウナの決意がかなり早い段階で固まっていたことが判りますね。

 

そして一行はザナルカンドへ……。

そして親の顔よりみたOPへ。

 

「最後かもしれないだろ?だから、全部話しておきたいんだ」

 

次回、エボン教崩壊!!

FF10 老師!ここはまとめて処刑でどうすか

薬ってすげええええええ!!!

 

シャブー ハーイ↑

 

いや決して悪い薬を使ってるわけではなくてですね、この間早く帰りたすぎてバス停から駅まで全力ダッシュしたんですよ年甲斐もなく。

そしたら筋肉痛からのぎっくり腰になり、その流れで大腿神経痛という満貫手になってしまったわけですね。

 

基本的に俺様は超健康で強いて体の問題ある所を上げるとしたら目と顔(美形すぎるので……)、肝臓(おちゃけがしゅきだから……)、腰(意外と問題あるとこ多いな……)くらいなものなので病院とかはあんまり行かないの。

 

しかしながら今回は立ってるのが精一杯で夜も眠れないみたいな状態になったので渋々行ったの。病院に。

出るわけ。薬が。飲むよね?そうすると痛みがなくなるのよね????????

 

薬、やばくない????薬とかいうの作ったやつやべえ。褒めて遣わす。

 

 

それはそれとしてFF10な。

足がずっと痛くて日記どころじゃなかったのよね。

この苦しみから救ってくれるなら入信するわみたいな勢いだったのだが、しかし現世利益を信仰の第一義に置いちゃう宗教者ってダサいからダメよね。

もっと言うと現世利益を信仰の目的に置くなら、目的とする現世利益が信仰以外で得られてしまったら宗教やる意味がないわけ。

だから信仰の目的を現世利益にしてしまうと、それは宗教の神秘性、信憑性に脆弱な部分を作ってしまうことになる。

入信すれば病が治りますよ?みたいなクソ宗教は結局の所現代医学によって容易に否定出来てしまう。皆さんも現世利益をダシに入信を進められたらそこが石投げポイントですよ。

 

ゲームの話に戻ろう。

時を戻そう……。

最近芸風がぺこぱに似てるって言われるんです。

 

祈り子の間から出たとこでウェン=キノック老師に捕まえられてしまい、裁判所に連れてかれた一行。

 

ケルク=ロンゾ老師は問う。

「召喚士ユウナはエボンの民を守る使命を帯びたもの。汝はシーモア=グアド老師に危害を加え……さらにアルベド族と手を組み、騒乱を起こした。これはエボンの秩序を乱す許しがたい反逆行為である。なにゆえ、このような暴挙に及んだ?その意図を述べよ」

 

 

ユウナ

「真の反逆者はシーモア老師です!実の父であるジスカルを殺しました!!そればかりか、シーモア老師は既に死んでいます。彷徨う死者を異界に送るのは召喚士のつとめです」

 

確かにシーモアは自分の父親を殺してるし既に死人だけど、別にそれは今回の裁判に関係ないし、シーモアに危害加えて殺したのは事実では?

異界送りは召喚士の仕事かもしれないけど殺人は殺人なのでは……。

ユウナちゃんは罪を軽くしようとしてるのではなく、とにかくシーモアを異界送りしようとしてるのかな??

 

イカ総老師にシーモアの異界送りを嘆願するも、マイカ総老師は意味ありげに、

「死人は異界に……と申すか?」

と答え、自分の体から幻光虫を飛ばす。

 

イカ総老師は死人だった。

 

ケルクとキノックはマイカ総老師を死してなお必要な指導者だと言う。

優れた死者による支配は、愚かな生者による支配に勝ると。

 

シーモアは生命はしょせん空しい夢で、生のあとに来る死こそが永遠だと呟く。

 

頷けますね。支配者に必要なのは才能だし、共同体を長続きさせるためには優れた指導者を用意し続けなくてはいけない。

死んでからもこの世に存在し続けられるなら、生とは何か?空そのものということになりますからね。

 

でもそれって虚無主義だよ。そんな奴らが頭張ってるからエボン教は進歩してねえし、宗教哲学が発達してねえんだよ。

持続可能性というの、非常に重要視されてはいるが持続可能性を高めるために本質を犠牲にするというのは、本末転倒だ。

本質を持続させることにこそ意味があるのだ。

 


イカ総老師が言うに、
「人は死ぬ。獣も死ぬ。草木も死ぬ。大地さえも死ぬ。スピラのすべてを支配するのは死の力にほかならぬ。逆らうだけ無駄というもの」

という。

 

なるほどね、そこでマイカ総老師は死人やってるからその当然の死のサイクルの中で澱んだ生ゴミみたいになりながらも通常の流れから逸脱してるから総老師やってるってわけね。それが宗教者としての神秘体験か。

 

ユウナはマイカ総老師の言葉に反駁する。

これまで『シン』に立ち向かってきた多くの人たちや犠牲は無駄だったのかと。召喚士のは無駄だったのかと。

 

イカ総老師は、無駄ではない。『シン』が復活するのを止める手立てはないが、『シン』に立ち向かう召喚士の姿は民草の希望になり、召喚士の生も死も無駄にはならないと言う。

 

そこにすかさずアーロンは口出しする。

「無駄ではないが、解決にもならない」、と。

 

イカ総老師は、それこそがエボン教の真実だという。変わらないこと、継続することがエボン教の本質だと。

その真実に異を唱えるものは反逆者だと。

 

なーーーーーーーるほどね???

 

僕は宗教ってやつ大嫌いだが、殆どの宗教は何かを良くするためにある。それはいいと思う。

民族を一つにまとめて結束を強めるためだとか、モラルを向上させるとか、よりよいとされる生き方を実践するだとか、ひたすら哲学して思考によって苦しみの向こう側に行こうとしたりとか、もっと大雑把に、幸せを甘受して生きるためだとか。

 

ボン教は違うんだな。

どっかのアホの唯一神みたいに、狂った命令を信徒に下してる上位存在がいる。

継続すること、変わらないことがその上位存在、所謂神なるものと言える存在か、それに近いものの望みなのだな?

 

邪神を崇める邪教めが。必ず滅ぼさねばならぬ。

 

裁判は、ユウナ一行を反逆者として判決を下した。

 

 

ぬか八とアーロンは檻に入れられている。

アーロンは、スピラを死の螺旋だと嘆く。

死をまきちらす『シン』に挑んで、召喚士たちは死ぬ。召喚士を守るためにガードは命を投げ出して死ぬ。祈り子の正体は死せる魂。エボンの老師は死人。『シン』だけが復活を繰り返して死を積み重ねていく。永遠にめぐりつづける死の螺旋だと。

 

この構図、『シン』こそがエボン教の真実である持続と不変の恩恵を受けているように感じるね。

『シン』こそがエボン教の教えを淀んだまま維持し続けている邪悪な神という構図なのか。

 

そんなこんなでキノック老師はふたりを処分するためにやってきた。

ぬか八は地下水路に落とされ、アーロンは地下通路に落とされた。

 

どうでもいい話をするけど、地下通路とチカチーロって似てるよな。

 

ぬか八は地下水路の中でワッカ、リュックと合流する。

 

泳げるメンツだけ水路に落とされたの?

三人は水路の出口を目指すことになった。

 

一方その頃、エボンの陣営といえば、ケルク老師はシーモアの親父殺しが気に食わず、シーモアは召喚士ユウナを生かす利点をマイカに説明するも、マイカはエボンの秩序を乱すという理由でユウナ絶対殺すマンとなっていた。

シーモアは私自らが手を下す!ということで浄罪の道(地下通路と地下水路)へと赴こうとするが、キノック老師も同行することになった。

たった一人の女への執着により、エボン教は千々に乱れている……。

 

場面は地下通路に。とくにどうと言ってこうというダンジョンでもないのだが、その辺に幻光虫がうようよしてたり、モンスターがわらわら居たりして殺しに来てる感が強い。

 

最初はユウナ一人なので召喚を使ってダメージを肩代わりしてもらいながら進む。

ここまで召喚をほぼ使おうと思って使ったことがなかったな……ぬか八くんの殴りとワッカの対空とルールーの属性魔法で全てが事足りてしまわない?

 

ちょっと進むとアーロン、キマリと合流。

困ったな、こいつら二軍なんだよ。

火力偏重のはずの脇毛処理完璧許されざる口元おじさんはあまり育ってない所為でダメージが捗らず、キマリは龍剣を全く使ってないので持ち味が全く活かせない(その持ち味も別に強くはない)。ラーニングしたらオーバードライブゲージが満タンになるのはいいですね。ま、ちょっと強い通常攻撃みたいなのしか出せないけど。

 

奥まで行くと、飛空挺まで一緒だったイサールがいた。

ベベルで降ろされた時、エボン教に連れてこられたらしい。大方反逆者の汚名を着せられそうになって、潔白を証明するために浄罪の路の番人させられることになったみたいな感じかな。

 

ちょっと待って欲しい。ルールー回収してないんだが……黒っぽいから保護色になってたのかも……。

 

心配には及ばず、イサールとユウナの一騎打ちとなった。

ほとんど召喚獣育ててなくてもまあなんとかなるバランスに仕上がっている。ベルゲミーネとかいう鬼畜とは違う。

ユウナをちょっと強くしたら召喚獣も一緒に育つのね。

「おぼえる」はストーリークリアには不要論!!

 

イフリート、ヴァルファーレ、バハムートの順に召喚してくる。

イサールはそれぞれ名前を付けてて可愛いね。

こちとらヴァルファーレはキラーさんに「ハガー」(胸の部分がフェイスハガーみたいだから)にされかかったところを止め、イフリートが「ワンチャン」になるのも阻止し、イクシオンは「イクエ」になりそうだったのも辛うじて止めてここまで来ているというのに……。

 

相手の召喚獣にあてる順番さえ間違わなければどうということはない。手持ちはこちらの方が多いしね。同じ召喚獣は同時に出せないので、とっととバハムートを出して先鋒を撃破して次鋒を削れるとよい。残りは数で押せば相手はジリー・プアー(徐々に不利)!

 

全ての召喚獣を下したら、イサールはその場にへたりこむ。

そんなイサールの耳元で、アーロンは囁く。

「もう、旅はやめろ」

 

僕自己犠牲の精神が逞しい信徒にそういうこと言うと生きる意味を見失っちゃうと思うな!

ま、マローダとパッセと仲良く暮らせ。

 

所変わって浄罪の路(水路)。

サハギンとかピラニアとかどってことない敵ばっかり出てくるのだが、多くの罪人は泳げずに死ぬからですね。

そんな中特性すいすいを持つこの三人はまるでテーマパークに来たみたいだぜとばかりに悠々と進んでいた。

しかし如何にもなんかありげな広い道に差し掛かった時!背後から現れたのはベベル上空で戦ったエフレイエ!

今こっちにはルールーがいないんだわよ???

しかしながら、こういういっぺん倒した中ボスっぽい奴がゾンビ化して、なおかつこちらの戦力が減している時に出てくるというのは相手も弱体化してるパターンの奴に違いない。

三人で扉をがっちゃんがっちゃんしながら進み、ドアの向こうから一方的に攻撃することで撃破。

フェニックスの尾二回使えば死ぬんだけどさ、安全圏からちくちく殴って殺すのって、素敵やん?

これは非常に重要なファクターだが、石化防具装備はあった方がいいぞ。ほぼ即死だからな。

 

そんなわけで浄罪の路を突破し、パーティメンバー合流。

 

しかしそこに現れたのはシーモア。手にはキノックの死体。

いわく、キノックは権力の亡者だったから殺して苦しみから解放してあげたとのこと。

 

死は全ての苦しみを癒して拭い去ってくれる。

全ての命がなくなれば、全ての苦しみもまた消える。

死を持って全てを救済するために、私は『シン』になり、スピラを滅ぼす必要がある。

その為に力と命を貸せ!とシーモアはユウナに迫る。

 

シーモアはキラキラした食玩みたいな見た目になり、お供の虫さんを連れて出てきた。

 

しかしシーモア、魔法攻撃がほとんどなのでルールーに集中を重ねがけさせとけば問題ない。石化にだけ注意して、適当にボコってれば倒せる。召喚獣は出したら消してくるから出すのやめましょう。

 

そんなわけでシーモアは二回目の死ですが、ご気分いかがですか?

 

人間の苦しみには限りがないから、自分が全てを滅ぼす!っていうの、短絡的だけど僕としてはこのスピラの状況を鑑みるとあながちナシでもないように思えるよ。

 

スピラはエボン教の思想が全てを支配しているが、この思想自体が非常に邪悪なため、スピラの文明自体が停滞してしまっている。

文明が停滞する原因が邪悪な思想であるとするなら、思想を生み出した人間もまた邪悪であると言える。

ただ、人間一人の持つ邪悪などはスピラの文明のうちに積み上げられた邪悪の総量に比べれば、大したものではない。

だから連綿と積み上げられた邪悪と、その担い手たる人間を滅ぼすことでこの世を救済することが出来る。

そしてその文明の、邪悪の、人間に対する破壊者に、自分自身がなるというわけだ。

 

一人の人間が出来る全人類の救済法としては妥当だよね!

 

考えても見てくださいよ。古今東西の優れた宗教者たちを頂点に戴く各々の宗教は衆生の救済を謳うけれども、事実として全人類を救済した宗教がありますか?

ない。

釈迦は王族として生まれながらも急にパンクに目覚め、自分の抱く苦しみから抜け出すために悟りを開いて解脱したが、自分一人解脱して救済しただけで終わった。原始仏教は多少の残り香を諸派に残して滅んだ。

エスはめちゃくちゃおもしろいアンちゃんで、面白い説法と癒し芸で有名コメディアンになったあと批判して飯の種にしてた同宗他派に恨まれて殺された。

ムハンマドは夢に出てきた天使様の言うことを信じてた危ないおじさんだったが、部族の司令官になって昔いじめてきた奴らをボコボコのズタズタにし、最終的にアラビア半島を暴力で征服してイスラム帝国の礎となった。

 

三大宗教の長ですら、誰も一人で全人類を救ったりはしてないし、この先も不可能なのだろうと思わされるね。

 

人類の救済という大いなる命題の前には、善悪とかいうのは些細な問題だと僕は思う。方法はどうあっても、シーモアは一人でこの世界の人類全てを救おうとしてるんですね!!

 

一人だからその方法を取るしか無かったとも言えるか。

シーモアは目的意識もあり、宗教者としても優れており、指導者としてのカリスマ性も備えていたが、残念ながら目指した世界のビジョンが他の賛同を得られるものではなかったという点が彼の手段を先細りさせてしまった。

 

苦しみに喘ぐ人類を見てたら、救済したいと考えてしまう人間が出るのはままあることだと僕は思う。そういう人達が人を連れて、人類を救済しようとして皆道半ばで中途半端に救済を行って死んでいく(当然ながら人間には寿命があるので、全人類の救済は一人では不可能)。

 

かくいう僕も人類ってどうすれば救済出来るんだろうとつい最近まで考えてたし……。

(現在は苦しみながら生きるのは人間の生態だと思っているので、特に救いたくはないです)

 

たった一人で全人類を救済するなら、悉皆丸ごと殺しきるしかない。そういう結論になるのはまあ、判りますよ。

 

シーモアの思想は、エボン教の邪悪な思想があってこそ成り立つので、エボン教シーモア派と呼ぼう。アリオス派とか仏教の中の更に日本仏教の中の浄土宗系みたいなもんですね。異端ってことさ。

ボン教が1000年かけて作った秩序を破壊するという反宇宙的な意味においてはグノーシス主義っぽいですね。

グノーシスはいいですよ!!

自重で苦しみの沼に沈んでいきそうなとことか特に!!

 

ちょっと考えてみたんだけど、能動的に全人類を救おうとした場合、一人では不可能という事に気が付きましたね。

僕は無意味に群れる宗教者のこと大嫌いなんだけど、母数を大きくしないと当然多くを救えない。群れないと救える数が少なくなるんですね。

 

僕個人の考える救済のスタンスとしては、個々人が自らを救済し、幸福の状態にある人間を増やすことが重要だと考えていて、そのための手段は別になんでもいいと考えている。哲学でも、愛でも、衣食住の充実でも、享楽的な生き方でもなんでもいい。

しかし人が幸福になる手段として「宗教」というのは古来から常に採られ続けてきた手段ではあるのだが、僕はもう古くて使えないと思っている。

さらに言えば、幸福のための手段が人を不幸せにするなら、無くしてしまったほうがいい。僕はそう考えている。それは宗教に限らない。

 

そういうわけでシーモアのこの破壊的な考え自体には僕は結構賛成だし、彼のことはそんなに嫌いになれない。

 

 

次回、世界一ピュアなキス(笑)

FF10 諏訪部の長すぎる接吻

ユウナの居場所が判った!!!

 

ボン教の総本山、ベベルに居るらしい。

飛空挺のモニタにベベルの様子が映し出される。

そこには花嫁姿のユウナと、死んだはずの(みんなで力を合わせて殺害した)諏訪部が居た。

 

アーロンいわく、死人(しびと)らしい。強い思いに縛られてこの世に留まった死者らしい。

つまり死んでも気合いで生き残れるってことね?

生と死の理を乱してはいけない。ぶっ殺さねば。

 

しかしながら、諏訪部の場合現世に強い未練があったとして、それまさかユウナとの結婚じゃないわよね?

気持ち悪いだとかいう意見はあるだろうけど、それ結婚したら未練が無くなっちゃって死んじゃわない??

 

まあいいでしょう。

 

そういうわけでエボン教総本山へカチコミをかけるのだが、なんと飛空挺内に魔物が入り込んでいることが判明。

レベル上げ救済……!

 

内緒だけど幼少のみぎりは次のボスで結構苦戦して一週間くらい足止めくらった覚えがあるんだよな。しっかり準備していこう。

 

甲板に出ると襲いかかってきたのはベベル守護龍エフレイエ。

つよつよ攻撃をしてくるから飛空挺に距離を取らせたり近寄ったりして倒さなければならない。

加えて石化攻撃をしてきたり、全体攻撃もあるからHPをしっかり管理したほうがよかったような気がする。

 

 

戦闘終了。

幼少の僕、もうちょっと頭使って戦闘したほうがいいぞ!!

味方全員ヘイスト掛けて石化防御用意して定期的にエフレイエを暗闇にしたらあとは定期的に離れたり近づいたりするだけやんけ!!

ここまでの敵がアルベド回復薬をバカスカ落とすのもよい。悪くして石化してもアルベド回復薬使えば味方全体の状態異常とHPも回復出来る。

ポイズンブレスさえケアすれば別に強敵ではないのでは……。

 

余談だが、エフレイエの死に方、召喚獣っぽいよね。

ボン教が独占してる召喚獣だったりすんのかな?

 

エフレイエを撃破して空の守りががら空きになったので飛空挺がベベル宮に横付けしてアンカーをぶち込み、ぬか八たちはアンカーを滑りながら突入する!

 

キマリ、裸足だけど大丈夫?

 

やばいと見た諏訪部はユウナの腕を掴み逃走。

 

ベベル兵たちはライフルや火炎放射器を構えてぬか八たちを応戦する。

禁じられているはずの機械を使っていますね。

どういう機械を使って良くて、どういうのがダメなのかは寺院が許可を出すとか言ってたけどやはり身内はガバガバ判定。聖なる殺人は殺人の中でもOKなタイプのやつ!みたいなこと言いそう。聖絶とかしてきそう。

 

しかしこの火炎放射器の敵、動きが遅い!

大したダメージじゃないんだからちゃっちゃと動いてよね!

一行としては初めての近代兵器との戦いなのだが、問題なく突破していく。

馬鹿め。銃がチョップに敵うわけないだろうが!

 

しかし中頃まで突撃したところで包囲されていることに気付くぬか八たち。

これは偽装退却からの両翼包囲!

そら少数で密集してるとこにつっこんだらそうなるわよね。

お手本みたいなマニューバだ。

 

かつての友人であったキノック老師にライフルを向けられるアーロン。

絶体絶命!というところで花嫁姿のユウナがどこからともなく杖を取り出し、諏訪部を異界送りしようとする。

 

そこに割ってはいるマイカ総老師。

異界送りすれば皆殺しにすると告げる。

 

仕方なしにユウナは杖を落とし、

諏訪部はニタリと笑いながら、

「それでいい……」

ユウナの肩を掴み、接吻。

押し当ててマーキングするかのような長い接吻!!!

そして、接吻!!!

 

うわーとかアヒーとか言いながらそれを見つめる面々!

 

長すぎる接吻のあと、余韻を味わうように噛み締めたのちに諏訪部は冷ややかに言う。

 

「殺せ」

アラ!素敵ですわね!!!!

見せつけるために生かしておいたのね?そういうの僕はとても好みだよ!!

 

一瞬のスキを見てユウナは諏訪部を振りほどき、一足飛びにテラスへ。

ベベル兵と諏訪部に武器を捨てなければここから飛び降りるぞ!!!と癇癪を起こし、みんな逃げて!と無責任なことを言っておもむろにダイブ。あわや潰れたトマトになろうかというところで召喚獣ヴァルファーレに拾ってもらって事なきを得た。

 

一同はポカーンとしていたのだが、リュックが閃光弾で周りをスタンさせてその合間に逃げることに成功した。

 

ベベル宮の祈り子の間に行けばユウナと落ち合えるんちゃうか?ということでそういうことになった。

 

しかしベベル宮の中はエスカレータやら機械が沢山あり、エボン右翼は「教えはどうなってんだ教えは!!!」と憤慨。

でも車があんのに三十キロ先のスーパーまでちゃりんこで買い物に行くの馬鹿でしょ?そういうことだよワッカくん。

 

アーロンは自らの教えを影で破っているのがエボン教の本質だと説く。

 

Wizardryのダンジョンとドラクエ4のパデキアの洞窟を足して二で割ったような試練をクリアし、祈り子の間へ。

祈り子の間を無理やりこじ開けようとするぬか八をワッカは止めようとするが、ぬか八は「今更教えもねえだろ!」と言う。

さしものワッカも黙る。

 

中では何回も見た事ある半透明のショタが力を貸してくれているところであった。

祈り子もまた、召喚士に力を貸すために生きたまま魂を抜き取られ、像に封じられた哀れな死人だとアーロンは言う。

たしかにこの人らすごく長い間苦しめられ続けてるよね。

 

祈り子の間を出たところでは仲間と一緒にキノック老師、ベベル兵が待ち構えていた。

そりゃ袋小路に逃げ込んだらね。

 

そんなこんなで裁判を受けることになった!!

 

次回、1000年の歴史があって先生方も超一流なエボン教が異端審問なんてやるわけないですよね???

 

 

 

FF10 生贄

ぬか八は夢を見ている。

果たしてそれを夢というべきか幻というべきか、恐らく彼は彼の目を通して、父ジェクトの夢を垣間見ていた。

 

ザナルカンドの風景。

ジェクトは帰れないことを知っていてもなお、ザナルカンドを夢見ている。

 

自宅の遠景。ブリッツボールが落ちている。

 

「もう無理だって。あんた『シン』なんだろ?」

 

ぬか八は虚空に語りかける。

 

少年が現れる。

 

「俺、もっとおっきくなったって。……終わらせたいんだよな。俺が、何とかしてやるからな」

 

ぬか八は夢から醒める。

 

何故ジェクトが帰れない事を理解してなお、ザナルカンドを夢見続けるのか?

それはそこにぬか八という未練があるからだ。

人であったころは自在に出来たブリッツボールが、今は夢見のうちにその形を思い出すのみ。ジェクトは『シン』であることに苦しんでいる。ぬか八はそれを理解した。

 

 

 

マカラーニャからかなり離れたビーカネルで目覚めるぬか八。

他の面々とも合流するが、ユウナだけがいない。

リュックは現在地を説明した上で、少し進んだところにあるアルベド族の本拠地にユウナがいる可能性を説く。

自分たちと別れている間に、アルベド族が保護したのかもしれない。

 

しかしそれを聞いたワッカは、

「助けたんじゃなくて攫ったんじゃねえのか?」と睨む。

リュックは一行をホームに招待するが、エボン教にはアルベド族のホームの場所を秘して欲しいと伝える。

その昔、エボン教による弾圧があったらしい。

 

やってそ〜〜〜〜〜〜!!!

 

民族浄化っていいよね。

ワッカは「それはアルベドが悪いからだ!!」とか喚いているのだが、この辺で全プレイヤーのワッカへのヘイトが天井を叩いてそうな雰囲気。

 

リュックの案内でアルベド族のホームへ。

しかしそこは既に屍山血河と化していた!

 

グアド族がアルベド族のホームにモンスターを放ち、火をつけたり破壊活動をしている。

これはもうここまで攻め込まれたら終わりだね。勝敗、決してござるわね。

 

勢いよくダミ声のハゲが飛び出してくる。リュックの親父、シドだ。

「おまえら、リュックのダチか?手伝え!ホームに入り込んだグアド族をたたき出すぞ!!!」

 

とんでもない熱演だなこのおっさん。

クソかっこいいぜ。

 

奥にびゅんびゅん進んでいく。リュックいわく、ユウナは奥の召喚士の部屋にいるかもとのこと。

アルベド族は召喚士を保護しているらしい。死なせないために。

 

これまで無法者のバルバロイだと思ってたのがこういうところで別の価値観を持って立ち上がってくるの、いいわよね!

強大な権力たるエボン教に対してのパンク!

クソッタレの坊主共に中指を立てろ!

 

ホームの中でグアド族をちぎっては投げ、ちぎっては投げ、たまたまをぶつけたりなます切りにしたりポーションを盗んだりした。

 

しかしホーム内も惨憺たる有様。エボン右翼のワッカも、ここでは宗教感情とかは抜きにして「ここはもうダメだな……」と漏らしていた。

現在、アルベド族には故郷と言える場所がないらしい。

アルベド族が住んでいた島は『シン』に滅ぼされ、その後は散り散りになって暮らしていた。

そこをリュックのおやじ、シドがアルベド族をまとめあげ、今のホームを作ったらしい。

全ては上手くいっていたのに、今度は『シン』ではなくグアドにホームを破壊されようとしている。

「どうしてこんなことになっちゃったのかなあ……」

リュックはワッカの胸で泣く。これにはエボン右翼も言葉を失うばかり。

 

シドがアルベド語でなにやら叫んだ後、とにかくやばいということで地下室に避難することになった。

地下室、召喚士の部屋に。

 

いわく、アルベド族は召喚士を死なせないために召喚士を攫って保護しているという。

攫って保護って、方法が強引でいいな……。

 

ぬか八は、

「オレはイマイチわかんないんだよな。

旅で死ぬかもしれないからって 誘拐はやりすぎじゃないか?

だって召喚士は旅をしないと『シン』は倒せないんだろ?心配なのはわかるけどガードもついてるしさ。ガードがしっかり守っとけば召喚士は死なないって!」

なあ、と一同に呼びかけるものの、ぬか八に言葉を返すものはなかった。

 

こんなん言うと台無しなのだが、ぬか八くんはビサイド島で大荷物を持つユウナにワッカが言った、

「ユウナの旅、そんなんじゃないだろ」

に関して、

へー!?どんなのどんなの?!?!」って聞いとくべきだったね。

 

召喚士の部屋にはドナとイサールがいた。あれっ?バルテロは???まだマカラーニャでうろうろしてんのかな???

アルベド族が召喚士を庇って死に、異界送りをしている最中だった。

その最中、イサールの弟、パッセはぬか八に聞いてくる。

 

 

「ねえ、イケニエって何?」

 

アルベド族の人達が言ってたんだ。召喚士はイケニエだって。旅を辞めさせなきゃいけないんだって」

 

そこでぬか八は召喚士が死ぬために旅をしている事を知る。

『シン』を倒すために究極召喚を行えば、召喚士は死ぬ。

ぬか八はユウナに「はやくザナルカンド行こうぜ!」とか、「さっさと『シン』倒しちまおうぜ」とか言ったことを思い出していた。

 

イサールはたとえ自分の死と引き換えでも『シン』がいない平和な世界を作れるなら、迷いはしないと言う。

こいつ、イカレ野郎だぜ。

 

人身御供ってのはじろーが好きそうな話題だな。

生贄という言葉と、人身御供はイコールではなくて、生贄という大きな母集団の中の下位カテゴリとして人身御供があるのだが、多くの場合生贄とは原始宗教や自然崇拝(精霊崇拝)などに見られる儀礼だ。

荒ぶる神(例えば天候被害のような自然物の神格化であったり、原因不明の災厄の原因を神なるものに求めたもの)を沈める際に、様々な生贄を備えてその効果を期待したりする。

世界中で普遍的に人身御供の例があり、言うまでもなく本朝の例で言えばクシイナダヒメの神話が挙げられる。

ヤマタノオロチに生贄を捧げる理由として適当なのは、ひとまず今日最も市民権を得ているであろうオロチが水害の神格化だとする説で説明が着くだろう。

しかしながら、オロチが自然災害であったとして、荒ぶる神を沈めるために人身御供(あるいは人柱)として生贄を用意する場合と、前に述べた原因不明の災厄に対する説明として荒ぶる神という答えを据えた場合とも、召喚士と呼ばれる人達が生贄にされるケースは全く別のものだと言っていいだろう。

僕は召喚士が生贄と呼ばれるシーンで、アブラハムの子イサクの燔祭を思い出した。

ユダヤ教キリスト教イスラム教の祖と言われているアブラハムだが、不妊だったのでじじいになってからやっとこさ子供が出来た(既にここが怪しい)。

イスラエル人がいい感じになったタイミングで、狂えるクソッタレ邪神のヤハウェは急に思い立ってアブラハムに伝えた。

「お前の息子、生贄にくんない?」

アブラハムは狂信者なので、よし!やるぞ!とばかりに息子をふん縛ってヤハウェに捧げようとした。最終的に天の使い(課長職みたいな人)が止めてくれてなんとかなったという話である。

アブラハムに選択肢はなかった。ヤハウェの機嫌を損ねれば敵味方関係なく死にまくる。指導者であるアブラハムは大多数の民と、自分の一人息子を天秤に掛けさせられた。

なんでヤハウェはそんなことを自分の第一の信者に命じたか?

解釈は様々なのだが、神なるものが居ると仮定して、ヤハウェに人格(神格?)があるとするなら、彼の性格を鑑みるに、自分がどれだけ愛されているか知りたかったからだ。

僕はこの考えはヤハウェの邪神的側面を特徴的に描いていて、好きだ。

人身御供への異端視とか、モアブ神やバアル神なんかはじゃんじゃん人身御供するからその辺の宗教的な意識はあるのだろうが、それにしてもヤハウェが邪神としての性格を持つことに変わりはない。

 

話は戻るが、スピラの人々にも選択肢はなかった。『シン』は常にスピラを破壊して命を奪い続けている。そんな『シン』をほんの一時でも止められる方法が、召喚士の命を犠牲にした究極召喚ならどうか。

大多数の幸福の為に、召喚士は人身御供になるわよね。

だがしかし、誰が何のために究極召喚で『シン』を倒す=召喚士を人身御供にするシステムを作ったか?

構ってちゃんのヤハウェみたいな、吐き気を催す邪悪がいるのかな?

 

 

 

そんなわけでホームから脱出するため、シドの飛空挺に乗り込む。

 

ぬか八はシドの胸倉を掴み、ユウナの場所を教えろ!!と喚く。

知ってたら保護してるわよ!態度が悪いわよ!!

 

ここのシドはめちゃくちゃかっこいい。

 

ユウナを見つけて謝るというぬか八に、

「謝ってそれで終わりか!また旅に連れ出して、『シン』と戦わせるってか?全部召喚士におっ被せて、一人で死なせる気だろうが!」

シドも多分、婿が召喚士として死んでしまったことが大きな心の傷になってるんだろうなあ。

 

ユウナは死なせないというぬか八に、口だけのガキじゃないって証明してみろ!と伝え、ユウナを探すことに協力してくれることになった。

 

その前に。

飛空挺についてる超すごいキャノンでホームを完全爆破。

ガハハハハ!!!キレイさっぱりだぜ!!!!

このアルベド人、くそかっけえ!!!!

 

アーロンはユウナを助けた後はどうするのかとシドに尋ねる。

シドは「黙って姪っ子を死なせられるか!助けたら召喚士は即廃業させたる!!!」とのこと。

エボン右翼はユウナがアルベドハーフだとしってしめやかに失禁!!

 

「文句のあるやつは前に出ろ!たたき出したるわ!!」と超武闘派発言のシド、FF10で一番カッコイイ大人だ……。

 

そうこうしてる内にユウナの居場所が判明する!

 

 

次回、諏訪部復活!!

FF10、ひとごろしー

マカラーニャ寺院に入ろうとすると、アルベド族は入るんじゃねえ!と恫喝される。

グアド族って選民思想すごそうだし、すごい差別しそう。実際今されてる。

 

それに対してアーロンは「彼女はユウナのガードだ。ガードに血筋は関係ない。どけ!」と威圧。

伝説のガードの肩書きをフルに活用し、ゴネるおっさん!

結果ゴネ得で中に入れることに。

 

マカラーニャ寺院に入るとシェリンダとかいうぽっちゃりさんが出てきて、結婚おめでとうございます!とか言ってくる。

ぬか八くんはのらりとかわす。

ユウナは試練の間へと行ったらしい。

このパーティ今は召喚士おらんのに試練の間にカチコミかけんのかな……?

 

とか言ってると隣の部屋から女性が飛び出してきて、「たいへん!ユウナ様のお荷物が!!」と泡を食った様子。

一行が確かめにいくと、そこには異界でジスカルが持っていたあのスフィアがあった。

ざっと要約すると、

 

「息子シーモアがいかれてる!エボン教、スピラ、召喚士を利用してこの世に災いをもたらすだろう。わしはまもなく息子に殺されて死ぬ。このスフィアを見るものよ、息子をなんとかしてくれ!」

という趣旨であった。

 

ユウナはこれを見て諏訪部との結婚を意識したらしい。

ユウナ、結婚を交渉のカードにして諏訪部にどうなってもらおうとしたんだろう?

イカレ野郎を自分一人でなんとかしようとしたって上手くいかなさそうだが?

 

スーワベ・グアドはやばい!ということの証左を得たので、アーロン、リュック、キマリ(あんまエボンに帰依してない勢)はすぐに部屋を飛び出る。

ワッカは「おいやめろ!相手はエボンの老師だぞ!」とわめく。

ぬか八は「だったらワッカはここにいろ!」と言い捨てる。

 

試練の間に繋がる道はキマリが突破したらしい。やるなあいつ。二軍にしてごめんな。

 

アーロンはドスの効いた声で、

「相手の出方次第では、殺る。覚悟しておけ」

とのこと。

こいつ人を殺すことに微塵の躊躇もねえ!

 

試練の間を無視して祈り子の間の前まで行く。

諏訪部が出てきて、

「お静かに。ユウナ殿が祈り子と対面中です」

とあくまで冷静な対応。

ぬか八はこれに「うるせえ!」と答え、対立は決定的に。

 

そこにユウナが戻ってきて、諏訪部にあなたを止めるためにここに来ました!と告げる。

 

どのような方法によって?

そう、それは暴力です。

いつの時代でも最も簡潔で、判りやすい解決方法です。

 

諏訪部はお供のグアド・ガードを二人引き連れてくる。

こいつらがオートポーションで諏訪部を回復するのが地味に鬱陶しい。

リュックにアイテムを盗ませれば回復しなくなって居るだけのベガ立ち勢になるのだ!

 

あとはシーモアが言うこと聞くようになるまで殴る!!!!!!

 

魔法が痛けりゃルールーで「集中」しとくといいのだが、殴った方が早いですね。

 

途中シーモアがお母さん呼んだりしてくるが、痛い攻撃は全部召喚獣に引き受けてもらいましょう。

 

戦闘が終了すると、諏訪部はその場に倒れ込む。ユウナが駆け寄るが、諏訪部は「今更私を憐れむのですか……」と言い、息を引き取る。

 

あれ?

こいつら、殺しやがった!!!

僕はちょっと言うこと聞くようになるまで体にインタビューするだけだと思ってたのに、まさか殺すまでやるとは……。

信念を持つ相手を暴力で言うこと聞かせるのって僕は不可能だと思う。だからRPGとかで思想の違う相手とかと戦って、その結果いい感じになるみたいなのは僕はリアリティがないと考えている。

例えば僕が悪役だったとして、その理念と対立する人達が僕を殴って言うこと聞かせようとしたとする。

その結果僕は負けたとしよう。

「僕は今まで集団で寄り集まって宗教活動する宗教者の事を、走触性を持つ庭の隅っこに集まって蠢いている害虫と一緒だと思っていましたが、あなた方に殴られて考えを改めました!」ってなるか?

ならないでしょ!

 

だから意見の食い違う相手に対して、暴力だけでは何の意味もない。暴力で屈服させてから、交渉で意見を飲ませるフェイズがあるのがシーモアを止めるって事だと思っていたよ、僕は。

 

こいつら、人を殺めやがった!!!

 

いやシーモアは止まったよ。彼の脈拍と一緒にね?

召喚士って人殺しでも出来るの??

 

そこにトワメルが入ってくる。

「なんですかこの惨状は!」

シーモアが先に手を出したんです!!」とぬか八。小学生かおまえは。

 

アーロンはユウナに異界送りをさせようとするが、トワメルにそれを制止される。

「反逆者の手は借りません!」

と言われてしまい、一同絶句。

 

いやだって君らエボン教の四天王のうち一人殺しとんのやで???

そら反逆者だわよ。

 

ぬか八くんは話せば判ってもらえる!とマカラーニャ寺院を出ようとするが、マカラーニャ寺院はグアド族の本寺。当然黙って出してもらえるはずがない。

迫り来る追手!倒しながら進む一行!増える罪状!

乱入してきた類人猿がマカラーニャ湖の氷を叩き割り、一行はマカラーニャ湖の底へ……。

 

これを見ていたジロー、

「ちょっと待って今のよく判らない。類人猿が湖を割ったのはいい。一行がそこに落ちたのもいい。でもその下が湖じゃなくてなんか山岳地帯みたいになってるのは理解出来ない。上だけ水があったの?そんなことありえる?」などと不思議がっていた。

 

エボンの賜物ってことにしとこうぜ!!!

 

湖の底では不思議なことに皆元気!!

ぬか八くんはアーロンに「あんたって割とやってから考えるみたいなとこあるよね?いい歳なんだし、みんな頼りにしてるんだしもっとさあ……」

と言っていたが、アーロンは

「他人に頼って当然、助けられて当然なんて思うなよ?そんな大人にはなるんじゃない」

などとマウントを取っていた。ダメな大人だ……。

 

今までエボン教の教えを忠実に守ってきたエボン右翼は反逆者になってしまったことでくっそぉーとか言いながらリュックを睨みつけていた。このパーティ、ろくな大人がいない!

 

ユウナいわく、ジスカルの死についてシーモアに尋ねたらしい。そして寺院の裁きを受けさせようとした。

しかしながらシーモアには無視され、結婚だけさせられそうになっていた。

完全に交渉失敗しとるやんけ!!!

 

ユウナは旅を続けたいが、寺院の許可が得られるか心配しているようだ。

しかしそれに対してアーロンは、

「召喚士を育てるのはあくまで祈り子との接触だ。寺院の許可や教えではない。お前に覚悟があるなら、俺は寺院と敵対しても構わんぞ」とのこと。

つまり、寺院で止められても突撃して行って道を開き、邪魔するやつは皆斬って捨てるってことですね?

そういうのイイネ!!!!僕はその意見に賛成だよ。

 

しかしワッカ、ルールーは自分たちの罪を償うことを主張。

結果的にエボン教の現在の総本山、ベベルに行ってマイカ総老師と話をすることになった。

 

アーロンも事を荒立てたのは自分だから……ということで付いてくることに。

 

ぬか八は「いっつもアーロンが話をややこしくすんだよな!」

リュックも「キマリがガーッて吠えて、おっちゃんが突っ走ってさ!!」

とのこと。子供に説教される三十代半ばのおっさん。

 

吉幾三!というところで足元にシンがいて、全員毒気にやられて前後不覚の状態に。

 

 

次回、アニキ!アニキ!アニキと親父!(ボディビル!)

 

 

 

FF10 エボン右翼、頭に血が上る

マカラーニャの森ではアーロンが寄り道をはじめ、無慈悲な伐採行為を経て深部に到達。

スフィアマナージュとかいうボスが出てくる。

幼少のみぎりはこいつに苦戦した覚えもあるが、ルールーの魔法とぬか八の属性剣が上手く噛み合って撃破。

 

スフィアマナージュがぽろっと落としたスフィアを見てみると、10年前の映像が蘇る……。

 

ジェクト、アーロン、ブラスカがベベルを旅立った時の映像だった。

ジェクトは「女房とガキにも見せねえとよ!」などと言いながらスピラの風景をスフィアに収めて行ったらしい。

 

三人ともイチャイチャしながら旅をしていて、よい。若い時のアーロンはわんこみたい。今のアーロンは許されざるマジレスみたいな口元してるけど。

 

マカラーニャ湖で撮影された映像では、ジェクトがぬか八にあてて送ったメッセージが残っていた。

 

アーロンいわく、この段階ではジェクトは故郷ザナルカンドに帰ることを諦めていたらしい。ブラスカ、アーロンと共にシンを倒す決意をしたとのこと。

 

「ジェクトはお前のことを愛していた。しかし愛し方が判らないと言っていた」

あまり器用そうに見えないもんな。

これだけを伝えるために無慈悲な伐採行為をしたらしい。

やっぱアーロンもコーチングには全く向いてない。

 

実際ジェクトの愛情は息子にあんまり伝わってないし、恨まれてすらいる(これは息子が向き合うべき問題)。

しかし親父の覚悟を決めた姿は、息子にも影響を与えたらしい。

「ウダウダ考えんの、やめた!」

らしい。


アーロン、伝説のガードらしいけど今までこ、こいつすげえ!みたいなシーンをあんまり見た事ないような……プロローグのシンに吸い込まれるシーンで瓦礫とか機械とかぬか八とかがシンに引き寄せられる中、吸い込まれる方向とは別に垂直に立ってぬか八の胸倉掴んでたことくらい?

 

マカラーニャの森を超えるとマカラーニャの湖。旅行公司でご休憩していくことに。

 

パーティメンバー全員がブラ見せボイトレヒロイック童貞おじさん(ユウナのこと)の結婚について考えている。

 

中でもエボン右翼ことワッカは、

「やっぱこんな暗い気分になる結婚って変だよな??」などとバランス感覚を欠いた発言。

きみ、エボン右翼なら曇りのない眼でヨダレ垂らしながらシーモア老師とユウナが結婚!なんと縁起のええ話じゃあ!!と泣いて喜ぶところでは?

エボン右翼にも心境の変化があったのかもしれない。

あと、「アーロンさんが入ってからなーんかやりにくくてなー」とのこと。

あのおっさん結構自分勝手だし話聞かねえもんな!!

 

一行が旅行公司を出ると、諏訪部のとこの執事トワメルが物陰から飛び出してきてユウナをマカラーニャ寺院、つまり諏訪部の本寺に連れていくとのこと。

 

「グアドのしきたりがありますので、ガードのみなさんはもう暫くここでお待ちを……」

 

ホホー、しきたりねえ……(無意味な取り決めを破壊したくてたまらない顔)

 

連れていかれる途中、ユウナはぬか八に向かって指笛を吹く。

ルカの街で取り決めた「なんかあった時はこれで呼ぶ」というやつですね。

 

聞こえるか??????

僕には諏訪部に組み敷かれて必死に指笛を吹くも何の意味もなさずに接吻されて一気通姦(門前二翻、鳴いて一翻)みたいなシーンが容易に想像できますよ。

おれはくわしいんだ。

 

シーモアって「私は何をしても許される身分なのですよ(CV諏訪部)」とか言いそう。絶対に言う。

 

まあいいでしょう。

そしてトワメルとユウナが凍結湖を渡り始めた時、突然アルベド族が物陰から飛び出してくる!

対決!ジジイVSスノーバイク!!

 

ぼーっと見てるとアルベド族にユウナを奪われるだけではなく、ジジイがスノーバイクに乱暴されてスノーバイクの子を為してしまうかもしれないので(ドラゴンカーセックスの文法)助けてやる。

ユウナはトワメルの手を強引に振りほどいて再びパーティイン!

 

アルベド族、めちゃくちゃリュックに話しかけてくる。

リュックも通訳しながら言い返す。

アルベド族は魔法と召喚獣を封じる機械を出てきたが、脳筋のパーティにはあまり関係がなく、撃破。

 

戦闘終了後、エボン右翼はリュックを問い詰める。

「なんでアルベド族の言葉知ってんだ?」

「アタシアルベド族だから。さっきの奴はアニキ」

あっけらかんというリュックに、エボン右翼のボルテージが上がっていく!!

 


「最悪だぜ……反エボンのアルベド族といっしょだなんてよ。おまえら 禁じられた機械を平気で使ってんじゃねえか!
わかってんのか?『シン』が生まれたのは 人間が機械に甘えたせいだろうがよ!」

とまくし立てる23歳エボン右翼男性。

 

それに対して、「では『シン』が人間が機械に甘えたから生まれたという証拠(エビデンス)を示してください」と言う15歳リアリスト女子。

 

エボン右翼男性はいきり立って、

「エボンの教えだ!教訓も沢山ある!」

と言う。

 

あっこの論理的誤謬、コーランで見たやつだ!

 

しかし『シン』は機械に人間が甘えたという前提はエボン教の教義信条(ドグマ)によるものなので、エビデンスにエボン教の教えを挙げるというのは単純すぎる循環論法となっている。

論証されるべきことが論証の根拠となっているのは論理的誤謬なので、皆さんも論理的誤謬には注意しましょう。人間誰しも一度はやることです……。ワッカに石を投げるな。

石を投げてもいいけどあなた達の中で一度も論理的誤謬を侵した事のないものだけが石を投げなさい。

ブリッツボールならいくら当ててもOK。

 

リュックはエボン右翼に、「教えだからって何も考えなければ、ずっとこのままで何も変わらないよ!」

と訴えるが、当のワッカは

 

「変わらなくてもいいんだよ!!!」

 

ドゥフwwww最低最悪の宗教者キタコレですねwwwwww

 

こいつ教祖様がお布団の上ででんぐり返ししたのを見てスタンディングオベーションしたり教祖様のお誕生日会で感涙しながら教祖様万歳!万歳!とかいうてるタイプの信者だな?

教祖様のなんちゃって降霊術ギャグをマジになって見ちゃったり教祖様のコンサートでウェーブしたり至る所に教祖様の写真置いて通りすがるときに拝んだり教祖様の風呂の水買い求めたり教祖様の著作物を読書用観賞用布教用布教用布教用永久保存用で複数冊買ったり「よし、アーナンダ。もうダイレクトに行くぞ」と言われてダイレクトに行っちゃったりするタイプの宗教者だろ!

 

僕自身は宗教を批判することがライフワークみたいなとこあるんだけど、その中でもこういう信者の思想さえも宗教思想で塗り替えてしまうような宗教は、マジの邪教だと思っている。

 

教団が一般信徒にイデオロギーを押し付けたり、教化するために日常生活に介入したりするなら、それは思想統制に他ならない。

 

ワッカは完全にエボン教に浸りきって二日目のおでんのダイコンみたいにしみしみになってしまっている!こうなってしまってはもう……。

 

「『シン』が復活し続けてもいいの?やり方を変えればそれを止められるかも知れないんだよ」とリュックは言うが、ワッカは、

 

「俺たちが罪を償い切れば『シン』は消える!教えに従って生きていればいつかは償えるんだよ!!」の一点張り。

 

 

人間が罪を償いきれる日が来ると思ってるんだこいつ。おめでてーな。

 

見かねたようにアーロンがリュックにアルベド族が残していったスノーバイクの動かし方を聞き、マカラーニャ寺院へ特攻(カチコミ)をかけに行くことになった。

スノーバイクに乗ろうとするアーロンに、エボン教は、

アルベド族の機械に乗ろうってのか?!まさかアーロンさんもアルベド族じゃないだろうな!!」と口角泡を飛ばす勢い。

 

こういうキレ方する人、インターネットでみたことある!!!

こわーい。鍵かけとこ。

 

ぬか八はワッカにリュックがアルベド族だと判るまでは仲良くしてたのにお前おかしいぞ!とギスギスしはじめる。

FFといえばギスギスオンラインですからね。

 

そんな訳でルールーとタンデムしてマカラーニャ寺院へ。

行く途中ルールーに「ワッカのこと嫌わないであげてね……」と言われたが、私としては狂信者はNGです。

空を飛ぶ敵を落とす時に便利だから使ってあげてるだけだよ。勘違いしないでね。

 

しかしこんな時こそルールーはワッカに着いてあげてたらよかったのでは?

今信仰と人間関係と自己同一性のせめぎあいの中でワッカは苦しんでますよ。

いわく、ワッカがアルベド族の事を嫌いなのは教えのせいだけではなく、弟であるチャップがプレゼントした剣ではなくアルベドの武器を使い、その装備でシンと戦って死んだからとのこと。

 

逆恨みじゃん??

 

アルベドの武器つかってようが剣使ってようがチャップは死んでたと思う。あんな規格外の相手に、剣使おうが銃使おうがさしたる差はない。B29VS竹槍or鉄の槍くらいの差しかないよね。

結局アルベド族への敵意が根底にあるのが透けて見えますね。

 

次回、カッとなってやってしまう!!