かぜはく電脳曼荼羅

玄秘学、食文化、ゲーム、生と死に非常な関心があります。

かぜはくのテイスティングノート―僕は帝政ローマだとネロも好きなんだけど、一人の人間としてはカリギュラが一番好きなんだよ篇―

2013 / ティニャネロ / アンティノリ

 


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なぜ横に回転するのか?それは判らない。


ところでこのティニャネロというのは畑の名前で、この畑がすごいぜ記録に十五世紀からノミネートしているすごいやつだよ。

 

コルクの状態をチェックした時から明らかに感じる、芳醇な香り!

それでいて複雑性を予感させる。香りが段階的にあることがとてもよく判る。

 

色合いは深いガーネット。これなかなかいいヴィンテージだから今あけんの勿体ないんだよ。さらに熟成させたらもっといいのかもしれんが、それはそれとして今開けます。じろーちゃんの誕生日だから!

 

口に含んだ時は果実味と同時にシルキーなタンニンが訪れる。タンニンは長く続くが、後から訪れる余韻と合流して、非常に優雅な余韻になる。

 

香りがもう最高。ずっと嗅いでいられる。
しばらく口に含んだまま味を探すと……味探さなくていい!


超絶判りやすくうまい。


サンジョベーゼ主体の、あとカベルネソーヴィ二ヨン、若干カベルネ・フランなんだがサンジョベーゼのフレッシュな果実味とカベルネソーヴィ二ヨンの剛健なタンニンの調和、それにつきる。

 

そして調和は終わりではなく、調和のもたらすその余韻の華やかさ。

 

良いということは言葉を尽くしても伝わらんのだ。

 

なんか知らんけど和牛二種類あり、さしの多い方がネロに合う。なんかよくわからんけど多分油がそうさせるのか?肉としてはモモの方がうまいんだが、ワインと合わせた場合サシがおおい部位の方がめちゃくちゃにうまい。うめえ。うめえ。

 

ティニャネロがいちまんえん、和牛二種類で三千円強、それはそれとして幸せは 金で買える!!!!!

 

肉食っていいワイン飲んでも幸せになれねえやつは、あとはもう死ぬしか救いが残されてねえと思う。

 

猫にも黒毛和牛味のちゅーるをあげた。もぐもぐ食べてた。おそろい。


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