かぜはく電脳曼荼羅

玄秘学、食文化、ゲーム、生と死に非常な関心があります。

あのあれ14回 オーストラリア 南アフリカ アメリカ合衆国の地域特産種のワイン。アルゼンチンとチリの上質赤白。

・オーストラリアのセミヨン。
西オーストラリアにみられるソーヴィニヨン・ブランとのブレンド


ニュー・サウス・ウェールズのリヴェリナに見られる甘口貴腐。


バロッサのセミヨン

★ハンターヴァレーのセミヨン(超重要) ハンターセミヨン!!★

★酸素との接触を最小限
不活性容器を用いて醸造し、出来たらすぐに瓶詰め。
辛口で低アルコール。高い酸味。オークなし。
こう聞くと別段面白みないように聞こえるけど、瓶熟で化ける!!!
オリジナリティのある産地。

飲んでみたけど僕はまあ普通……って印象だった。ぶっちゃけあんまいいと思えんかったのだが、結構高いんだよな。

 

ハンター・ヴァレー
南緯32-33
熱帯地域に近い。オーストラリアで最も熱く多湿なエリア。
夏は気温が高くなり、日差しも強い。雨も多く、雲がよくできる。特殊な産地。
日本っぽい。台風も来るし。

製法は早めに収穫し、スキンコンタクトしない。
フェノリック成分の抽出を避け、MFCは行わずバターとかの味はつけない。
すぐに瓶詰め。

 

スタイル
若いとニュートラル。瓶熟成後ははちみつ、トースト、バター。

 

南アフリカピノタージュ
ピノ・ノワール×サンソーの交配品種。
南アの気候
全般は温暖な地中海性気候。
冷却効果……ベンゲラ海流、海からの風(ケープドクター)、場所によっては標高。

レッドベリーのアロマ、繊細な風味を持つが、冷涼産地でしか高品質にならないピノと南仏出身で暑さ、病気に強いサンソーそれぞれの良さを併せ持つ。

 

スタイル 
・赤いベリー風味の軽くてフルーティな早飲み用
より涼しい場所で早めの収穫。発酵後マセレーションなし。

・フルボディでコクがあり、香辛料のアロマをもつベリー風味のスタイル
古木で発酵後マセレーション3−5日(ボルドーより短い。それ以上マセレーションすると色と味がめっちゃ濃くなる)。フレンチオーク樽使用。

・チョコレートやコーヒーの香りを醸すスタイル(カフェ・ピノ・タージュ)。
古いスタイル。高い発酵温度で過熟ぎみのブドウを使用。

・ケープ・ブレンド
国際品種をブレンドする。最近流行っとる。

 

ステレンボッシュ、パール、スワートランドがプレミアム産地

大量生産はブレーデ・リヴァー・バレー

 

 

カリフォルニアのジンファンデル
一様でない熟し方
・未熟な果粒
・干し葡萄状の果粒

生産されるスタイル
・ロゼ(ホイワイトジンファンデル)
短いマセレーション、ステンレスタンクで低温発酵し、半甘口。アルコール低め、酸味低め、イチゴの風味。

・シンプル・フルーティ早飲み用
オークのオルタナティブ

・プレミアムスタイル
最も暑い地域ではなく中間の地域。


100年を超える小木がカリフォルニアにはある〜

大量生産
セントラル・ヴァレー
特にサンホアキンヴァレー6万Ha
サクラメントヴァレー

 

プレミアム
・ローダイ
セントラルだけどサクラメント・デルタの東にあり海からの涼しい風がはいる。

・ドライ・クリーク・ヴァレー


アルゼンチン
アーゲンティーナ!

気候と気候による影響
アンデス山脈
・ぶどう畑の標高 富士山7合目みたいな標高でワイン作っとる

位置 南緯24-38
気候 乾燥した大陸製気候。
標高1000ー2000とかでめっちゃ高いぜ。


天候被害
・少ない降雨。灌漑が欠かせない。アンデスの雪解け水を貯水しといて灌漑する。伝統的には沈水灌漑。
・過剰な熱と日照 バラル(パーゴラ)で対応する。棚仕立てにして上側葉っぱ、下にブドウにする。沈水灌漑とニコイチ ブドウの位置が高い! 
・雹 ネットを使ったり、色んなところに畑持ってリスク分散する。(あんま有効な手立てとはいえんな……)

 

なぜオーガニック栽培に向いてるのか
乾燥しているために病害リスク少ないから。

 

黒ブドウ品種
マルベック 

全体の20%。 濃い色で高いアルコール。フルボディでブラックベリー、ブラックプラムの香り。

なめらかで強いタンニンを持つ。


プレフィロキセラのままのマルベックで、今フランスで育てられてるマルベックよりも古いものだと言える。
フランス、カオールのマルベックと比べると粒小さくてより凝縮した風味。タンニンは柔らかい傾向がある。

 

多彩なスタイル
プレミアムと大量生産
プレミアム……新樽。複雑で繊細さ
大量生産……ステンレスなど。フルーティでジューシー。

 

標高
高い……エレガント M+の酸、M程度のアルコール。ハーブ、花のニュアンス。
低い……より濃厚。コクがあって黒系果実バリバリ。

 

ブレンド 違う区画のマルベックまぜたりもするけど、最近は単一畑のマルベックも増えてる。

 

ボナルダ
晩熟、多産な品種。
やや標高の低いエリアで大量に作る
濃い色、酸味とタンニンのレベルが高い。
マルベックやCSのブレンディングパートナーとなる。

 

カベルネ・ソーヴィニヨン

まあ使っとんすよ。

 

白ぶどう
トロンテス
ややアロマティック。

柑橘、桃、果樹の花のニュアンス。

M酸、Mボディ、早めに収穫してシンプルタイプのワインが多い。 

低温発酵して不活性容器を用いる!とことんフレッシュだぜ?


シャルドネ

まあ使っとんすよ。


チリとニコイチの産地と捉える。
どっちも緯度低い。
アルゼンチンのブドウ産地はほとんどチリ。サンティアゴの目と鼻の先なんですよ。

 

アルゼンチン産地
サルタ・カファジャテ
もっとも赤道に近い産地。24-26Sくらい。
強い日照!凝縮度!もっとも標高高い産地と言われる。

 

サンファン
標高高いエリア。大量生産のピンク品種。
比較的古いスタイルのワインが多い。
近年標高高いところでシラーが評価を上げている。600-1500mとかの高さ。
ペデルナル・ヴァレー(シラー)ってとこ。

 

メンドーサ
全体の75%。主産地。
標高の差が大きい。
収穫の差は4週間ある。

北東部
標高低く平坦。温暖で大量生産。
メンドーサ川、チュニャン川の周囲に広がるこれは灌漑用池です。

 

中央
標高600-1100m。
3つの重要産地があります。
ルハン・デ・クージョ
古木を用い、標高900-1100m。

 

マイプ

標高600-900m。より温暖でフルボディ。

 

ウコヴァレー

標高850ー1500m
より冷涼で日照も強い。

 


標高450-850m
標高低いが緯度高い。つまり冷涼産地。
Mボディの赤やローヌ系品種が育つ。シュナン・ブランとか。

 

パタゴニア
リオネグロとネウケン
高い緯度 38-39S
ボケクソ乾燥してる産地。砂漠だよ。
パタゴニア平原に吹く強風により病気のリスク低い!
日照よわいので生育期間は比較的長い。

ピノ・ノワールシャルドネなど冷涼系品種が注目されてる!

僕はパタゴニアピノ・ノワールものすごく好きなんですよね。

ジェリック・ブルゴーニュになりえるし、しょぼいブルゴーニュピノノーワルならパタゴニアに太刀打ちできないものもあるぜ。

 


チリ!!!チリチリチリ!!!
気候の影響
・太平洋
・沿岸地方の山脈
アンデス山脈

南北900km
東西100kmのほっそ長い国。
温暖な地中海性気候で、エル・ニーニョやラ・ニーニャなどの影響がある。

太平洋のフンボルト海流で海側冷たい。

沿岸地方の山脈の効果で乾燥しており、温暖な渓谷もある。

 

アンデス山脈
標高と吹き下ろす冷たい風で冷却効果。

山脈間の窪地に海からの風が吹き、霧が吹き込む。


南北より海からの距離が重要なやつで、アメリカとおんなじスタイル。

海からの距離で産地区分がある。

コスタ
エントレ・コルディリェラス
アンデス

 

チリは接木してない!
ナンデ?フィロキセラ・フリーだから!!
でも線虫予防で接ぎ木してる人もいる。

 

チリは有機農法にむいてる!
ナンデ?乾燥していて、よく晴れてて病害リスクが少ないから。

 

品種
カルメネール
カベルネ・ソーヴィニヨン 
メルロ
シラー
ピノ・ノワール

 

シャルドネ

ソーヴィニヨン・ブラン

 

カルメネールの特徴
1994年までチリアンメルローと呼ばれて混同。いまやボルドーではなくチリの品種となった。

晩熟!
メルロより半月遅いくらいです。温かい場所が栽培に適している。

スタイル
つよいタンニンでフルボディ。アルコールも強い。
ブラックベリー、ピーマン、ユーカリの香り。

 

コキンボ
エルキヴァレーとリマリヴァレー
緯度低い。アタカマ砂漠の近くで乾燥!
旱魃がやばく、暑い!!日照も強い!! 
海の近くで海風の影響があり、朝の霧で冷涼効果がある。

ソーヴィニヨン・ブランとシラーがよく育つのがエルキ・ヴァレー。
シャルドネがよく育つのがリマリ・ヴァレー。

 

アコンカグア
カサブランカ・ヴァレー 

サンアントニオ・ヴァレー 

レイダ・ヴァレー
急斜面で囲まれた狭い渓谷。
海とアンデス山脈で冷却効果がある。
中央部は暑いが沿岸部は冷え込む。
シラーが有名!

コスタではピノ・ノワールシャルドネソーヴィニヨン・ブランが成功してる。


中央渓谷
カチャポアル・ヴァレー 

コルチャグア・ヴァレー 

マイポ・ヴァレー 

クリコ・ヴァレー 

マウレ・ヴァレー

温暖で平坦。最も重要な産地で、伝統産地でもある。
大量生産も可能で、乾燥する気候。
特にマイポ・ヴァレーが最重要。ラテン・アメリカのボルドーとか言われてるよね。


中心地
海の影響は殆どない。
上質な畑はアンデス側に偏ってる。

重要なのはカベルネ

他にメルロ、シラー、カルメネール。

 

クリコ、マウレ
大量生産産地だが、マウレは近年無灌漑、古木で注目集めてる。
ブッシュバインでやってるぜ!

 

イタタ・ヴァレー & ビオビオ・ヴァレー
近年開発が進み、新たなポテンシャルを持っている。
元来はパイスとマスカットの産地。
パイスの古木から作る自然派とか冷涼品種の成功など。

おもろい産地になってる。

僕は結構パイスとおもろいと思ってるぜ。

泡も結構あるけど、うまいスティルのパイスはグッドなガメイとかピノ的な良さがある。

 

あのあれ13回 ニュージーランド 南アフリカ オーストラリア アメリカ合衆国 カナダの上質白ワイン

内容盛りだくさん!

全開の内容と違って今回は白にフォーカス!しているよ。

ニューワールドは基本的に国際品種が多いと思ってよい。

特殊性のあるやつ、独自性のあるやつは次回の単元で扱う。

 

ニュージーランド

マールヴォロ

ロワールと双璧を成すソーヴィニヨン・ブランの産地。
ソーヴィニヨン・ブランが大半を占めている。
冷涼な海洋性気候だが、日照2400時間と日当たり良い。
山に囲まれているので年間降雨量650mmと比較的少ないこともポイント。
土も水はけがよい。

ニュージーランドで出題が集中するのはここ!!ここを完璧に抑える。

 

ネルソン
マールヴォロのすぐ北東にあたり、西からの風をモロにそのまま受ける。
→冷涼な海洋性気候。
雨は1000mm近いがコンスタントには振らない。
日照多い!ピノグリ、SB、ちょっとシャルドネも生産されとる。
規模小さいネ。ブティックワイナリーがありますネー。

 

カンタベリー
平坦で太平洋に面している、西側は南アルプスに守られ、からっとした暖かい風。
北側のワイパラバレーが有名産地。
SB、リースリングなど。

 

セントラル・オタゴ
半大陸性気候。
乾燥しており、高い標高による昼夜の寒暖差がある。→高い酸味のワインが生まれる。
強い紫外線→多い日照量→強い風味!
ピノグリ、リースリング(ドライ)。貴腐なんかできないよ。 あとシャルドネ

 

キズボーン
北島にあるとこ。
温和な海洋性気候。

南半球なので北のほうが温かいのであった。
他よりも気温が高い産地。日照も長い。
シャルドネが半数以上。
ゲヴュルツ、ピノグリも。でもシャルドネ!!ギスボーンはシャルドネ!!

え?ニュージーランド終わり?中身うっす……。


芝のニュアンス、パッションフルーツニュージーランドソーヴィニヨン・ブランの特徴。
ステンレスで保護的な作りをするのがど典型。

なので、ロワールの代替ワインを答えよ、みたいな問題が来たらマールヴォロ産のソーヴィニヨン・ブラン。なぜならソーヴィニヨン・ブランの産地の中でも冷涼で嫌気的な作りをしており、ハーブやパッションフルーツなどの香りが豊か、などと表現する。

 

南アフリカ
ベンゲラ海流っていう海流がミソ。
緯度がかなり低い!32~35度。
内陸地はゲキツナアタだけど、沿岸部は涼しい。南極側から流れてくるベンゲラ海流の影響。
モザンビーク海流と混ざる(暖流)
南アフリカも内陸部の暑さと沿岸部の冷涼さのコントラスト。

アメリカでやったのと同じように霧が出るぜ〜〜〜ってこと。
なんと地中海性気候なんだけど、テキストに載ってないから覚えないでいい。
ケープドクターという風が湿気を飛ばし、冷涼さを運ぶ。その結果ブドウは病害虫から逃れる。

 

シュナン・ブラン
・世界で最も栽培されてるのは南アフリカ
・産地によるスタイルの違いを定義するのは難しい。
・古木
・シンプル?複雑?いろいろありすぎて言えねえぜ。

 

収穫
シンプルスタイルでは機械収穫で高い収量のもの。

複雑スタイルでは手積みで厳しい選果を行い、低収量で古木を用いる。


発酵
シンプルでは培養酵母

プレミアムでは天然酵母、低温発酵、MLCを用いる。


熟成
シンプルではステンレスタンクや古い樽にオークチップなどのオルタナティヴを使う。 

プレミアムではオーク樽、オリ撹拌も行う。

 

プレミアムスタイルのシュナン・ブランはどんな製法で作られていますか?

みたいな問題が出るときは「古木から低収量のブドウを手積み収穫し、厳しい選果のすえ、天然酵母、低温発酵などを行い、オーク樽で発酵、ないし熟成しおり撹拌も行う」などと書く。

 

1沿岸地域
・中心はステレンボッシュ
温暖だが山がちで多彩な標高と斜面がある。 シャルドネ、シュナン・ブラン、ソーヴィニヨン・ブランなどが生まれる。
土壌は超複雑で歴史的!なんてったって人類が生まれたとこですからね。


・パール
ステレンボッシュより温暖 シュナン・ブランの産地。


・コンスタンシア
歴史的ヴァン・ド・コンスタンスで有名
ミュスカやマスカット・オブ・アレキサンドリア(甘) ソーヴィニヨン・ブランの辛口。

 

こっから沿岸部(コースタルリージョン)
・スワートランド
シュナン・ブランの古木がたくさんあるとこ。
ブランデーの産地だった。コロンバールとかシュナン・ブランなどがたくさん植わってたのが、ここ2,30年で注目産地に!
VSP(垣根仕立て)ではなく、ブッシュバイン。生産性は低いけどこだわってる。

 

・ダーバンヴィル
著名な小地区。ソーヴィニヨン・ブラン

 

2ブレーデ・リヴァー・ヴァレー
あったかいので大量生産系

 

・ウスター
とても乾燥してる大量生産産地。

 

・ロバートソン
南東からの風が川沿いから上がる!
良質なCHAで泡を作る!ブラン・ド・ブランとかもあるのだ。

 

3ケープ・サウス・コースト
最近注目されてる良い産地。
大西洋からの冷たい影響があり、雨も比較的多い。
冷涼産地向きの品種がよく育てられており、リースリングとかソーヴィニヨン・ブランなど。


・ウォーカーベイ
シャルドネソーヴィニヨン・ブラン
ヘメル・エン・アアド(天国に一番近い場所)がいまアツいサブリージョン
ワールドクラス!

 

・エルギン
シャルドネソーヴィニヨン・ブラン

僕エルギンは結構ンジャイスだと思うけどあのあれでは薄味の扱い。


オーストラリア
イーデン・ヴァレー
標高が高く、冷涼から温和。 
辛口リースリング シャルドネも。
ドイツのリースリングに匹敵するようなシャープさ。

 

クレア・ヴァレー
ちょっと内陸で標高が高い温和な産地。
辛口リースリングなど。

 

アデレードヒル
温和で標高が高い産地。
ソーヴィニヨン・ブラン シャルドネ
都市部の消費需要に答えるためにたくさんいろんな品種作ってる。

 

ヴィクトリア州いく〜
ヤラ・ヴァレー
冷涼から温和な海洋性気候。
様々な標高と方角がある。
シャルドネの名産地。
アメリカ、カリフォルニアのシャルドネに近いけど、ちょっとシャープ。
新樽控えめ。タイトだけどスモーキー。アメリカより酸際立つ。
前衛的な産地!

僕はヤラ・ヴァレーのシャルドネめっちゃ好き!でもちょっと高いよね……。

 

モーニングトン半島
ジーロング
冷涼〜温和な海洋性気候。
生育期に雨と風が強い。
シャルドネリースリングも。冷涼な柑橘の風味が出る。

 

ヒースコート
ゴールバーン・ヴァレー
温暖!マルサンヌが有名。
内陸に入ると温暖なのでそういう(ローヌ系)品種が増える〜。

 

西オーストラリア
マーガレット・リヴァー
温暖な地中海性気候。→冬に雨が降る。
シャルドネ。凝縮度高い。樽熟を行い、MLCもやる。複雑なプレミアムスタイル。

 

グレートサザン
温和よりの乾燥した大陸製気候。
・マウント・バーカー
→海からの影響も少々。
・フランクリンド・リヴァー
→大陸性気候
リースリング。フレッシュで高い酸がある。

 

ニューワールドは場所と品種を組み合わせる。
4択問題によく出る
大きく説明できればOK。

 

ヤラ・ヴァレーのシャルドネすごくいいと思っています!マッチョすぎない。甘くない。でも煙っぽくて刷ったマッチみたいな香りもする。
これまた飲みたいな〜。

擦ったマッチやビスケットや濡れた石の香りについて。

この香りは硫黄化合物からくる。
オリ撹拌で生まれる。でも樽の狩りつけないとこういう煙っぽさが出る。

覚えとこうネ。

 

カリフォルニア
地中海性気候が基本。
気候の影響を描写する問題がまあ出る。


コースタル・エリア
冷たいカリフォルニア海流が冷やす。緯度あまり関係なく、海にどれだけ近いかが重要だった。
セントラル・ヴァレー
シャルドネ
★カリフォルニアの白中心品種といえばシャルドネ
大量生産系

内陸部で生産。
豊かな果実味と低めの酸。樽のオルタナティブを加える。

 

プレミアム
従来)ALC高い。樽使う。MLC強い。リッチでマッチョなアメリカンスタイル、
現在)冷涼な沿岸部。オーク樽。エレガント傾向。

アメリカも変化しとるんや……。

 

1ロス・カーネロ
サン・パブロ湾に近く冷涼

2ナパ・ヴァレー
SB,CHA、トロピカル・フルーツの香味豊かなフルボディ系。

ノースコースト
ソノマ
ソノマコースト
冷たい太平洋の影響を大きく受ける。
南向き斜面。

 

ロシアンリヴァー
★ペタルマギャップから霧が発生する。
冷涼でゆっくり成熟。

 

ドライ・クリーク
南からの冷風がある。斜面の産地は水はけよし。
ソーヴィニヨン・ブラン
霧がかかる標高高いところで栽培を行う。

 

メンドシーノ郡
アンダーソン・ヴァレー
太平洋に面した郡、大半が内陸の温暖で乾燥した場所。ナヴァロ川の冷却効果がある。


セントラル・コースト
サンタ・クルーズ・マウンテンズ
シリコン・ヴァレーに隣接。標高高い。最高800m→ハイクオリティ・シャルドネ

 

モンテレー
海からの冷たい風がサリナス渓谷に沿って内陸に吹き込む。

海から近い冷涼なエリアでシャルドネ

 

サンタ・マリア・ヴァレー
山が東西に走っている→海からの風が入ってくる。
最も海に近いところにサンタ・リタ・ヒルズ→ハイクオリティ・シャルドネ!!!

 

オレゴンーウィラメット
カスケード山脈の西
海岸山脈が海からの風をブロック。カスケード山脈もあるので山に挟まれてる。
海に近いのに温和な地中海性気候。
★乾燥!日照が多く夜間が涼しい。

ピノ・グリ!

 

ワシントン
・カスケード山脈の東
大陸性気候。めっちゃ乾燥!!!
年間200mmくらいしか雨降らないので、コロンビア川からの灌漑が不可欠。
日照長く。夜は冷え込むので日較差がある。
シャルドネリースリング

 

ニューヨーク州
品種はアメリカ系、ハイブリッド系が主体。
なぜ?耐寒性が高いので。
ヴィニフェラはリースリングシャルドネが作られる。
テストではヴィニフェラの話しかしない。のでハイブリッド品種のことは忘れてよい。

僕はハイブリッド系品種ってあんま好きじゃないな〜。

だって甘いじゃん。ワイン界のラーメン二郎だよ。


★フィンガー・レイクス
水深めちゃ深い。
冬になっても熱を蓄え、周辺土地を温める→生育期間が長い!

東側になってもアメリカは緯度あんま関係ない!冷却効果に注目する!

 

カナダ〜
オンタリオ湖
実は緯度低い。大陸性気候。
冬はめちゃ寒い。でも夏はけっこう暑い
この寒さでアイスワインを作る!!!

 

★ナイアガラ半島
オンタリオ湖の南西角。
大水塊の近く。
気温がゆっくり下がり、(ブドウが完熟)ゆっくりあがる(萌芽が遅くなり霜害減)。
リースリング(多様なスタイル 辛口 オフドライ 高品質のアイスワイン 風味がよい)
・ヴィダル アイスワイン

 

ブリティッシュ・コロンビア
★オカナガン・ヴァレー
半砂漠で乾燥。極度乾燥地域。高い緯度。日照時間長い。
ピノグリ シャルドネ リースリング ヴィダル(アイスワイン

通称ブリコロ。

 

試験まで追い込み開始だ〜〜。

あのあれ12回 ニュージーランド アメリカ オーストラリア 

新世界はだいたいやや低緯度に位置する。

旧世界と勝手が違うので、その産地の中で冷却効果がどこにあるか探しに行くツアーです。

 

品種はだいたい一緒
ピノ・ノワール 冷涼から温和
カベルネ・ソーヴィニヨン 温和から温暖
メルロ 温和から温暖
シラー 温和から温暖
グルナッシュ 温暖

 

問題!それぞれの品種にふさわしい気候条件は?

みたいなのが出る。

上記の気候を答えるだけでもいいし、より詳しくシラーが風に弱いとかカベルネが海の影響がある温暖な気候、たとえばイタリアのボルゲリやオーストリアのマーガレット・リヴァーとかのように詳しく答えてもいい。

 

ニュージーランド

海洋性気候が基本。

海に囲まれてて見るからに海洋性だよね。


日照量、日照時間が長い。
ここに限らず南半球は紫外線強すぎ。UVがヤバい!!

→影響としてはブドウの果皮が分厚くなってタンニン、フェノリック強めのワインになる。

海からの風があるので夜間の気温下がりがち。
昼はゲボ暑だけど夜涼しい→昼夜寒暖差大きい!

偏西風が来るのだが南アルプス山脈があるのでニュージーランドの東側は守られる。→例外はあるが東側に産地多くなる。

ニュージーランドでは北が暖かくて南涼しい。 

南半球で南北逆になるからね。

いかにもほかいどうみたいな形して涼しそうな北島だが、実はボルドーみたいなワインが生まれる。

 

ニュージーランドは雨が豊富で土壌が肥沃。→栄養多いので樹勢強くなる傾向。

樹勢が強くなる弊害は?

・収量と品質のバランス崩れる。
・葉が多くなりすぎて太陽光遮られる。

 

樹勢を管理するためには?
・棚つけ
・キャノピーマネジメント(ニュージーランドの最重要ファクター)

 

ニュージーランドで用いられる黒ブドウ品種
ピノ・ノワール(重要)
→南島全域、マーティンボロ

カベルネ
・メルロ
・シラー
→ホークスベイ

 

マールヴォロ

ソーヴィニヨン・ブランが大半。
冷涼な海洋性気候。
涼しいが日照時間2400時間ある。
日当たりよい。
山に囲まれてて年間降雨量650mm。
水はけも良い。

 

ホークスベイ
2番めに大きい
NZの中で最も温かい。最も日照長い産地の一つ。(温和)
ボルドーブレンド。シラーも有名!

土壌も標高も方角も様々。
ボルドーに似てる。ちょっと涼しいボルドーって感じ。

多様なワインスタイル。
ギムレットラヴェルズ(最高に恵まれたエリア)などが有名。

 

ワイララパ
冷涼な海洋性気候。
特に有名なのがこの中にあるマーティンボロ地区。
高品質ピノの産地。ニュージーランドTOP100ワインで頂点とったアタ・ランギとかがあるとこ。
日中は暑い。けどクック海峡からの強い海風で夜は涼しくなり、日較差は最大。
風が強すぎて単位収穫は少ない。

冷却効果は海風。

セントラル・オタゴ
ニュージーランドの産地で唯一内陸部になる。→ニュージーランドだけどここはなんと大陸性気候!
プレミアム価格のピノの産地。
凝縮した風味でアルコール高め。
日照は非常に強い。
でも標高も非常に高いので、日較差とても大きい。

冷却効果は標高。

 

アメリカいきま〜〜す。
アメリカ(西側)
生産量の9割はカリフォルニア。
AVA(American Viticultural Area)ってのが数多くのソムリエの卵を苦しめたね。

 

カリフォルニア
地中海性気候(ちょっと驚きですよね)
夏は温暖で冬は雨が降る。
秋には雨が振らないので収穫も健全!

海に近いかどうかがカリフォルニアでは重要。
普通の産地では北か南かが重要なのだが、そんなことより海からの影響があるかどうかがとにかく重要。
カリフォルニア海流のお陰で海に近ければ近いほど涼しい。
雨不足が課題→灌漑の必要がある。
必要最低限の水を必要な場所に→点滴灌漑(ドリップイリゲーション)。

 

ナパヴァレーを見ていきまあす
ところで標高上がれば100mで0.6度下がるのであった。
でもナパではその通りにいかない!!ここが面白いっすねえ。
ナパでは標高低いほうが涼しい。それが何故かということを見ていきましょう。

カリフォルニア湾流の海水がつめてえのだが、内陸は暑い(カリフォルニア内陸部は砂漠気候)。
じゃあどうなる?

①山の上の温かい空気が上昇気流で上がる。
②海の冷たい空気も上昇気流で上がる。
③山の中腹で霧が発生する
こうなると日照抑えられて涼しいし、夜も涼しい。
空気の流れは暖かい空気上昇気流で山から海に。冷えた空気は海から陸に。

ロス・カーネロスやスタッグス・リープは標高低いけど冷却効果高いってことですね〜。

標高高い霧の影響を受けない産地は温暖になる。
でももっと高いところは標高の冷却効果で涼しい。

これってすごく面白いよな……。

 

東側西向き斜面 こっちが暑い。午後の日差し受ける
西側東向き斜面 
南涼しい(霧の影響)

 

・ロスカーネロ
最も南で標高低い。
でもサンパブロ湾に近く冷涼。ピノノワールシャルドネが有名。

 

・スタッグスリープ・ディスクリクト
・オークヴィル
・ラザフォード
内陸に行くほど湾の影響少なく暖かくなる。
力強く骨格のあるプレミアム赤。

 

セントヘレナ
カリスト
もっとも湾の影響少ない。→温かくなる。
非常に凝縮したフルボディなカベルネの産地。

 

ハウエルマウンテン(西向き)
マウントヴィーダー(東向き)

この二つの産地は霧よりも高い。
標高が気温を下げる要因になる。
カベルネの産地。


谷床の産地はより軽い。でもタンニンは多い。

ポイントは霧!!!!ってことです。FF9やりたくなってくるね。

 

ノースコースト地域
メンドシーノ郡
アンダーソンヴァレー(メンドシーノの中では突出していいワイン)
川流れてて川から冷涼な冷却効果が海からINしてくるインシテミルって産地。

 

ソノマコースト
冷涼でピノ・ノワールが向いてる産地。
ロシアンリヴァー・ヴァレー→最もプレミアムなピノが生み出される!
ペタルマ・ギャップという海風が入ってくる隙間があってここだけなんか涼しい。

 

アレキサンダーヴァレー
カベルネで有名。温暖で南東向きの産地。

 

ドライクリークヴァレー
ジンファンデルで有名な産地。
ドライクリーク(川)でいい感じにちょっと涼しい。
完熟したジンファンデルが算出される。


セントラルコースト地域
モンテレー
アンダーソンヴァレーに似てる産地。
サリナス川沿いに産地があり、海からの影響でいいピノが出来る。
お内陸では温暖なピノもあります。

 

パソ・ロブレス
カベルネ、メルロ、ローヌ系
大量生産もいいのもある産地。

 

サンタバーバラ
海岸山脈の影響で冷気が入ってくるので涼しさが集まってる産地。
ここは断然ピノ!!

 

太平洋沿岸北西部

オレゴン州&コロンビア州

ウィラメット・ヴァレー
オレゴン州ポートランドあるとこ。
温和な地中海性気候。
海風の湿気を含んだ風を防ぐ。

高品質ピノ

 

ワシントン州
コロンビア・ヴァレー
99%がコロンビア・ヴァレーAVA
カスケード山脈が西にあるのでばりくそに乾燥している産地。
海の影響を遮っているので、何が起こっているかというといつものやつ。
大陸性気候で日較差大きいってこと。

 

オーストラリアいくぜ!!
イギリスと密接なつながりがあるんすから……。

つまりどういうこと?イギリス資本の「あのあれ」はこの産地のこと贔屓するんすから……。

激アツ産地(温度の話)。
スーパーゾーン(州をまたいでるワイン産地)っちゅうのがある。

超広域地理的呼称「サウス・イースタン・オーストラリア」

オーストラリアは大きい川たくさんあちこちに点在しており、この川から灌漑しとる。
冷却効果を探しにいく旅がまた始まります。


基本的に海側にワイン産地ほとんどある。

だいたいどこでも水不足、雨不足で水がたりねえーな産地で、灌漑どうやんだよってことに頭を悩ませている。
しかも温度も日照もやばいので、山火事が起きてスモークペイント(独特の煙臭がブドウにつく)も起きるしやめてくれマジでな産地。

 

サウスオーストラリア州
大半の産地が集中しているところ。

 

バロッサ・ヴァレー
温暖で乾燥している。
古木のブッシュバインで育てる。
シラーズ、カベルネ、グルナッシュの産地。

 

イーデン・ヴァレー
標高高い。冷涼から温和な産地。
シラーズの産地。
ヘンチキとかヒル・オブ・グレイスなんかがあるとこ。

 

クレア・ヴァレー
山側で標高高い。
昼夜の寒暖差大きく、温和な産地。
シラーズ カベルネなど。

 

マクラーレンヴェール
海に近い産地で南からの涼しい風がある。
平坦で午後に吹く海風が行き渡るのがイイネ! 

温暖でシラーズ、グルナッシュ、カベルネ、メルロなどよく育つ。
アデレードの南35kmのとこにある!

 

アデレードヒル
温和で標高高い。
ピノの産地。

 

クーナワラ
内陸にあるが遮るものがないので海からの影響大。→温和な海洋性
テラ・ロッサ土壌ってのがあるとこ。→石灰岩のサブソイル(底土)、下の土、酸化鉄、赤土、アルカリ性などで樹勢抑えることが出来、しかも石灰岩の硬いやつの効果で根っこが下までいかない!すげえよここ。
古朴になるとめっちゃレベル高い!!!!
水はけよい。
カベルネ、シラーズ、メルロなどの産地で、やや温暖なボルドーな印象。

ニューサウスウェールズ
ハンターヴァレー
シドニー近いとこ。
高温で多湿→雲がいっぱいある。
ミディアムボディのシラーズの産地。
日照少ない……なぜなら雲あるから。でも高温。
あんま今までなかった産地。
どことなく日本っぽい気候。

台風も来るらしいしな

 

ヴィクトリア州
ヤラ・ヴァレー
冷涼から温和な海洋性気候。
様々な標高と方角。
ピノ・ノワールの産地。

 

モーニングトン半島
ジーロング
ここもピノノワールの産地
メルボルン近い!
ブティックワイナリーが多く、セラードアがほとんど(ワイナリーに直接買いにいく→輸出にまわんない)。

冷涼から温和な気候で生育期に雨風が多い。
ゆっくり熟成上質ピノだが、雨多いのでヴィンテージ個性かなりある。
ジーロングはシラーズも有名。

 

ヒースコート
ゴールバーンヴァレー
グレートディバイディング山脈があって標高高いぜ。
温暖でシラーズやカベルネがよく育つ。
ヒースコートの標高高いとこでは上質なシラーズも。

 

タスマニア島
冷涼な海洋性気候。
オーストラリアで冷涼スタイルのピノといえばここ!!

かぜはくはここかなり好きです!!

 

西オーストラリア
マーガレット・リヴァー
温暖で地中海性気候。
ボルゲリみたいなとこ。つまりボルドースタイル。

 

グレート・サザン
温和よりの乾燥、大陸性気候。

 

マウントバーカー
フランクリンド・リヴァー
完熟して酸もある。でもフレッシュ系もある。

海からも近いし標高もある。

 

オーストラリアってどんなとこ?

アメリカが独立したあと、イギリスによってアメリカに変わって流刑植民地にされたとこ。

先立って南アフリカも流刑植民地だったんだけど、人間がいまいち適応できなかったのでオーストラリアが新たなる軽植民地となった。

すでに植民地になってるとこに囚人を移動させて労働力にするんですね〜。

でもその他にも貧困層とかがオーストラリアに移住させられたらしい。

 

このとき流行したのが白人によるアボリジニ先住民族)のスポーツ・ハンティングで、人間ってとんでもねえ残酷なことを時折カジュアルに実行に移す例だと捉えています。

あのあれ11回 テイスティングおさらいと試験のテクニック

TSGの復習
アルコールの表現はは強いか弱いか。(多い、少ないにすると点入んないよ)
タンニンは多いか少ないか。(これも強いとか弱いにすると点入んないよ)
ワインの評価については、熟成感あるワインは今飲んでも良いが熟成の可能性があるでOK。

今が飲み頃、コレ以上の熟成には向かないという選択肢はシンプルな早のみワイン向きの選択肢。
TSGの順は赤から。白は酸味強いので、酸味が弱い赤が出た場合赤ワインの酸味が感じ難くなっちゃう。
白で甘口出たら味わからんくなるので、絶対に赤から。


5段階評価もまずは3段階で考える。
弱い  中ー  中  中+  強い
ではなく、
弱い    中ー中中+    強い
みたいな感じ。
中くらいかな〜中くらいの中でもちょっと強いよりかな……みたいな感じ。


アルコールは11%以下で弱い。14%以上で強い。


アルコールはボディと相関関係がある。
甘口でもドイツリースリングの8%の甘さと13%のトロッケンベーレンアウスレーゼではボディが違う。


香りの由来

香りの組み合わせは4パターン
①プライマリのみ
②シンプル
③プライマリ セカンダリ
④プライマリ セカンダリ ターシャリ


香り見て、味見て、評価をして、

「香りもシンプル、味も普通、妥当なワインだなー」→香りのところに立ち戻ってシンプルなワインとする。


モーゼルリースリングとかで香り強いし風味もあるし酸味もある、コントラストもある。そういうのはプライマリのみ。


シンプルのワインは品質評価で非常によいとかにはならん。
やすいソアヴェとかシンプル1000円ボルドー。ヴァルポリチェッラの安いやつなどがシンプルなワインの代表格。


幅をもたせた回答は問答無用でバツになる。
例:タンニンはやや多いから多い 色はレモン色から黄金色 これすると死刑になる。


そこそこ良いワインで評価も高いワインであれば、熟成が結構進んでても今が飲み頃、コレ以上の熟成には向かない。という評価はほぼない。早飲み系ワインのための選択肢。
死ぬほど書いてOK。

僕はやたらくそ香りの要素埋めちゃうな〜。


40分……マルチプルチョイス50問は40分で終わらす。(内訳として5分間で7問解けるペース)
75分……記述式問題は75分で解く。
5分……予備。


酒精強化と発泡性ワインは範囲数ページなのに合計10点の配点。ここは絶対にとる!!
記述式でも2割入ってくる。絶対に抑える。
記述式では範囲1の内容から10点
ここも抑える。 


アルゼンチンの地域名2つ聞かれてるのに4つ書いて3つ間違ってたら配点されない。
スパークリング、酒精強化で20%。でも範囲少ないからここを制する。
新世界苦戦しがち。ここも抑える。

 

11回はテイスティングとテクニック中心だったので内容うすうす〜〜。

 

 

 

あのあれ10回 イタリア中部と南部

イタリア中部から南部。

ねえなんでまとめちゃうの?ねえねえ。別々にやろうよ。


温暖から高温の地中海性気候。

自然要因
アペニン山脈…標高での冷却効果
・海…海風の冷却効果

 

おもしろ白ぶどう品種は

・トレッビアーノ…イタリア中央部 ニュートラル系軽いボディ。 フランスでいうユニ・ブランのこと。
・ヴェルデッキオ…マルケ州→晩熟、モモ、フェンネルのアロマ。
・マルヴァジア…ラツィオ州→ミディアム、柑橘、花のアロマ。 フラスカティとかでアーモンド香。
・グレケット…ウンブリア州 オルヴィエートとかにて。 モモ、グレープフルーツの香り。

 

南部いくと
高温の地中海性気候

グレコ
フィアーノ
インツォリア

説明うっす!僕はたくさん書きたいけど出ないなら仕方がない……。

 

カンパーニア州
グレコ グレコ・ディ・トゥーフォDOCG
暑さに強い。
高い酸味、高いアルコール。有核果実とスモーキーなアロマ、オイリーな質感。

ステンレスタンク発酵多い。

 

フィアーノ
フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ
ミクロ・クリマがあるんですよねここは。

古代ローマの時代からアピアニスって名前で飲まれてるんですよ。

ナポリかける45kmくらいのとこ。

ヴェスヴィオ火山があるから凝灰岩でミネラルも豊富!

 

シチリア
温暖〜高温の地中海性気候。

品種は白では

シャルドネ
カタラット
グリッロなど。


大規模ワイナリーが中心
平地では安価なワインが多い。
シャルドネが大成功してる。


シリチアDOC
テッレ・シチリアーネIGT
どっちもシチリア全土を対象

際立ってカタラットが多いが、シャルドネが評価高い。

えっもうシチリア終わり?

エトナ火山の産地のこととか古代ローマ軍の胃袋を支えた産地だったこととか十字軍のこととかいっぱい書きたいのに……。

 

黒ブドウ
・モンテプルチャーノ
・サンジョヴェーゼ

 

アブルッツオ州
色が濃くタンニン多く、中程度の酸味。 ブラックプラムとチェリー(重要)の香り。
大半がシンプルフルーティなスタイルでリーズナブル。 

一部オーク熟成の凝縮度の高いやつもあり、3,4千円で超うまのワインがある。

 

トスカーナ
★サンジョヴェーゼ
トスカーナを代表する品種
砂っぽいタンニン。イタリアの象徴ともいえる。
高い酸、多いタンニン、レッドチェリー プラム、ドライハーブのアロマ(重要)。

 

大きく3つのエリア
アペニン山脈の麓
北部、キャンティ地区

全部テストに出ま〜す。
キャンティDOCG→ルフィナ コッリ・セネージだけ覚える
キャンティDOCG+サブリージョン→クラシコには入らないけど優れてる
キャンティ・クラッシコDOCG→標高ちょっと高い。
キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァDOCG→24ヶ月間熟成 3ヶ月瓶熟成
キャンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネ→30ヶ月間熟成 単一畑 

昔は白と混ぜてた
でも今はカナイオーロやコロリーノと混ぜてる。寒いエリアではメルロと混ぜる。

見覚えありますね。

 

②南トスカーナ
標高高めで温暖。
南西からの風で温和。
★ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ→ロッソ・ディ・モンタルチーノもあるよ。

おい!こここんな分量でええのんか??!?!?!

 

③沿岸部
平坦。海風の影響。ボルドー品種とサンジョヴェーゼのブレンドで世界的成功を収めている。
ボルゲリDOC
ボルドー的骨格と酸、アメリカ的な果実風味がある。パワー!!!!!

スーパータスカンの話、しようよ〜〜〜。

 

イタリア南部

重要品種のはなし〜
アリアニコ種……タウラジDOCG 

濃い色高い酸多いタンニン黒系果実(重要) 長期熟成に耐えうる。

プリミティーヴォ種……プーリア州 

中程度の酸味。中程度からやや多いタンニン。熟したレッドチェリーにストロベリー(重要)。 

大半シンプルフルーティ。けどとてもいいものもある。


ネグロアマーロ種……プーリア州 

サレント半島が主(海風の影響による)。

中程度の酸、タンニン、高いアルコール。赤黒の果実の印象(重要)。ロゼにも使われてる人気! 

ネロ・ダーヴォラ種……シチリア 多産でだが収量制限で品質UP。 
中程度の酸味、タンニン、ミディアム〜フルボディ。プラム。ブラックチェリーの香り。(重要)

 

エトナ山
ネレッロマスカレーゼ種あるよ。

僕はすごくギリシャ的で大好きな品種です。

 

ポルトガル
気候地形抑えたら十分
海沿いか内陸か。
海沿いは海洋性気候で内陸は大陸性気候。

 

ドウロDOC
ポートワイン。
トウリガ・ナショナル種が有名。
最高品質の産地!

低収量で凝縮した果実味高い酸、多いタンニン(重要)になる。

 

ティンタ・ロリス種
赤系果実。中程度の酸味。長期熟成可能なポテンシャル(重要)があります。

 

ダン(産地)
アルフロシェイロ種
フルーティで親しみやすい。

 

ジャエン種(メンシアのこと)
カルボニック・マセレーションでフルーティな早飲みタイプのワイン。

 

バイラーダDOC
海側で温暖な海洋性気候。
バガ種
晩熟で非常に高い酸味、タンニン(重要)
マテウスロゼの主原料。
ロゼから高品質な赤まで多様。

 

アレンテージョ
南北180kmの広島大学(広大ということが言いたい)な産地。
温暖な地中海性から冷涼な大陸製まで。

トリンカデイラ種
中程度の酸味とタンニン、ブラックベリー。スパイスの風味(重要)。

 

アリカンテブーシェ
果実まで赤い。
色が濃く酸味、タンニンが高い(重要)。

これこの間飲んだら実際美味しかったな。

 


ギリシャ!!!ぼくここすき

ギリシャの気候は全般としては高温で地中海席気候。海風で涼しい。
山間部は大陸性気候。ナウサとか。
標高による冷却効果があり、干ばつが課題。雨振らない。

 

ナウサ(産地)
クシノマヴロ種
ギリシャ北部、マケドニア地方。標高400m冷涼で昼夜の寒暖差が大きい。
ネッビオーロ的品種 高い酸味でグリップのあるタンニン。赤果実、ハーブやスパイス、花のアロマ、長い瓶熟成で品質が向上する!(重要)

酸がめっちゃくっちゃに高い、刺すほど酸があるので超熟して酸抑えるぜ。

あるいは抽出落ち着かせて酸落ち着かせるぜ(あたらしいやりかた)。

 

ネメア
アギオルギティコ種
ペロポネソス半島北部。標高200-900m。
標高によってスタイル、品質が大きく変わる。
濃い色、中程度の酸味、やや多めの柔らかいタンニン。中程度のアルコール、赤系果実、スパイス。

ネメアーの獅子のようになれ!(ノンケ・ボーイズ)

 

サントリー
アシルティコ種
白ぶどうです。

火山島で風が強い!そして雨振らねえ産地。
→風で折れちゃうから、かご仕立て。霧の水分をあ集める効果もある。
辛口、甘口(ヴィンサント)
高い酸味、高いアルコール、柑橘、有核果実、スモーキー(重要)。

ヴィンサントはイタリアが超有名だけど、実はヴィンサントはギリシャが本家なんやで〜〜〜。
ヴィンサントがギリシャ ヴィン サントがイタリアらしい。

 

 

TSGテクニック!

香りの強さは評価するとき忘れがち。忘れないように。
アルコールの表現は「強い」。「多い」にすると死刑になる。
赤からTSGがおすすめ。
酸わかりやすいし、白に甘口が来たら味わかんなくなるため。


55%でTSG試験パス
65%でパスオブメリット

内緒だけど僕はテイスティングの模擬試験でパスオブメリット以下取ったことないです。これは自慢です。

 

重いワインで酸強いワインだと、「今が飲み頃、これ以上の熟成には向かない」というワインは出ない!!!

言い換えると、そこそこいい(複雑さのある)ワインで、ターシャリーアロマがめちゃくちゃ出ててヘタりかけてるというとき以外は「今飲んでも楽しめるが、熟成のポテンシャルがある」が選ばれやすい。

「今が飲み頃、これ以上の熟成には向かない」はシンプルでフルーティ、早飲みタイプのワインのための選択肢としてのほうがよく使う。

あのあれ9回 スペイン北部の赤とイタリア北部の赤

スペイン北部の赤ワイン およびイタリア北部の赤ワイン

 

焦るな……まずはスペインからや。

スペインにおける3つの気候ゾーン
①地中海性 東部 温暖。南東部は高温。
②大陸製 中央部 夏暑い冬寒い。
③海洋性 北西部 大西洋の影響で雨多い。

 

中央部の大きいチェックポイント
場所の影響→山! メセタ台地というでかい台地がある。

ブドウ品種のはなし〜

★テンプラニーリョ 暑すぎると酸が欠ける。夜間気温下がる標高高いところが主な産地。→日較差で酸が保持できるから。

リオハ西部 リベラデルドゥエロなど。

中程度の酸、中程度のタンニン、赤黒果実のアロマ。

セミカルボニックマセレーションでフレッシュなホーベンのワインなども。
→イチゴのアロマ 早のみ

オーク熟成で偉大なやつもあるよ。

 

★グラシアーノ
ブレンドへの貢献。黒系果実。酸味。タンニンによる骨格を与える。

高品質になる品種だが栽培が難しい。

偶にグラシアーノ単一とかあるよね。酸しっかりあって僕はかなり好き!

 

★カリニャン=カリニェナ……リオハではマスエロと呼ばれる
酸味とタンニンを与える品種

もうちょっと詳しく書いてもいいじゃん!

 

★メンシア

そういうのもある程度に思っとくといいとのこと。

ホントはたくさん書きたいよ〜〜。

僕はかなり注目してる品種なんですよ。冷涼なニュアンスがあってですね……。

 

国際品種はEU加盟後使われるようになった。

 

リオハは66000ヘクタールの生産地 長さ100km 幅40km

リオハの三区分について。

★リオハ・アルタ バスク地区文化圏 大西洋の影響を受けるが、山脈に守られている。

ガリシアのような海洋性気候ではない。標高500~800と高い。夜間涼しい。 

簡単に大陸性とは言えないが、どっちかというと大陸性。テンプラニーリョ主体

 

★リオハ・アラベサ アラバ地区 アルタと同じ要素。テンプラニーリョ主体。

 

★リオハ・オリエンタル 昔はリオハ・バハと呼ばれた。 

でもバハ(下)ってのが気に入らねえ!!!って意見が出たのでオリエンタル(東っかわのリオハ)になった。

大陸性気候だが地中海の影響も。 

夏暑い冬寒い。比較的標高低い。

平坦な畑でガルナッチャ主体。

 

リオハのスタイルは?なぜブレンドが主流?白ワインは?

簡単には言えない産地なんですよ。

早飲み用はセミカルボニック・マセレーションを用いて新鮮な果実味+低いタンニンみたいなのもある。→でもこのタイプは日本にはあんま入ってこない。
伝統的な作りのやつは長期アメリカンオーク熟成→ドライフルーツ、キノコ、ココナッツ!みたいな。

モダン・高品質なやつは室の高いブドウを用いてしっかり除梗、破砕を行い、適切な抽出度(昔あったボケクソに濃いタールみたいなスペインワインじゃないやつ)、長いマセレーションでオーク樽熟成(よりフレンチオーク比率高い)を使って作られる。

すごい雑に言うと標高高いとこはテンプラニーリョ、低いとこガルナッチャが作られると思っとけば大筋あってる。

まぜてバランス取るので混ぜること多い。

 

白ワインはビウラ(マカベオ)が主体。日本では少ない

 

リオハの赤ワインスタイルピラミッド
1.グラン・レゼルヴァ 熟成期間だけを規定 より高品質なブドウはより長い熟成に耐えられる。

より強いオークの影響とつり合いがとれる。 

理想的には上に行くほど品質が高い……でも実際はそうともいえない。60ヶ月熟成、18ヶ月樽内熟成。


2.レゼルバ 長期樽熟。 36ヶ月熟成12ヶ月樽


3.クリアンサ モダンスタイル 24ヶ月熟成 6ヶ月樽

4.ヘネリコ(ホーベン)CM法 0ヶ月熟成 0ヶ月樽でいける
ホーベンは試験では出ません!!


今は別評価軸でリオハを評価しようぜって動きがある。

 

他のさんち〜〜〜。

ナバーラ 

チェーザレ・ボルジアが死んだとこ。

黒ブドウ中心の産地
テンプラニーリョ多い。ガルナッチャもまあある。 

国際品種も使うムーブメントも! 

ロサードが結構有名でガルナッチャ使う。

→早めに収穫してフレッシュ感残したガルナッチャで結構いいぜ。人気!


スペイン北部

カステーリャ・イ・リオンのビノ・デ・ラ・ティエラVdiT激広い。

一応見とくと良い。

カステーリャ・イ・レオンのピノ・デ・ラ・ティエラって墾田永年私財法とか環太平洋造山帯とか、スリジャヤワルダナプラコッテと同じジャンルだよね(伝われ!)

 

その中の重要産地
★リベラ・デル・ドゥエロ
温暖な大陸性気候。山に囲まれて海の影響0!
標高高い。おおよそ750-1000m →夜間涼しい
黒はテンプラニーリョ主体だが白やロゼもある。
長いマセレーションと新フレンチオーク熟成でモダン(最近もうこういうのをモダン・スパニッシュっていうの古いよね……)
めっちゃ日照強い→凝縮した果実味と強いタンニンの赤になる!(重要)


★トロ

古木多い。ブッシュヴァイン=株仕立てが主流。 
リベラ・デル・ドゥエロとの違いは砂地土壌。砂地だからフィロキセラ・フリーです!アブラムシがいないんだねえ。

 

★ビエルソ
温和な気候。海の影響も。
品種はメンシア
→高い酸 赤い果実実 最良はピノ・ノワールやシラーのような印象 (重要)

ここは2つのスタイルがある。
平地は低価格でフレッシュなやつ。
水はけのよい険しい斜面では50年こえる古樹から凝縮果実とオークによるスパイスのあるワインが生まれる。


アルバロパラシオスってやつがプリオラートを超盛立てたことを覚えとこう。

ペトリュスとかスタッグス・リープで修行したあとプリオラートでワイナリーを作り、プリオラート4人衆とか呼ばれたとか。

まあ僕が生まれる前の話なんすけど……。

 

 

イタリアいくぜ!!!
北イタリア
温和な気候で内陸部は大陸製。海沿いは海洋性。

これが中部南部に行くと地中海性になっていくよ。

要因は
アルプス山脈……北からの雨を防ぐ
・川と湖……ガルダ湖、ポー川などの大水塊が冬に熱を蓄える。
・海…ヴェネトのアドリア海側。これも大水塊。

 

イタリア北西部のブドウ
ネッビオーロ
高い酸、多いタンニン、 色淡い、サワーチェリーやハーブ、ドライフラワーなどのアロマ(重要)

 

・バルベーラ
晩熟で多産→高い収量の早のみスタイルか収量抑えた高品質スタイルかどっちでもいけるぜ!
濃いめの色で少ないタンニン、高い酸。レッドチェリーやプラム、黒胡椒のニュアンス(重要)。

 

・ドルチェット
他より早熟ネッビオーロより一ヶ月早い
より冷涼でも栽培可能
色濃いめ、多めタンニン、中程度の酸味。ブラックプラム、レッドチェリー、ドライハーブ(重要)のニュアンス。

 

・コルテーゼ 白品種
冷涼なエリアでゆっくり成熟 淡い色でライトボディ。

高い酸に柑橘青りんご、洋梨(重要)などの香り。

 

DOCGバローロ
ネッビオーロで作る赤のみ生産可能。
長期熟成に向くプレミアムワインが多い。
長い瓶熟成でタンイン和らぎ、第3アロマがあって複雑。
ハウススタイルを作るのが多いので、単一畑が必ずしも高品質とはいえない。

 

長期熟成大樽スタイル→樽の印象控えめ超超熟エレガントで深淵
バリック熟成スタイル→樽の印象強く比較的パワフルでインタラクトしてくるワイン。

 

DOCGバルバレスコ
バローロよりちょっとだけ標高低い ちょっとだけ成熟早い一週間くらい。
規定ちょいゆるい。最低熟成期間バローロより短い。八億回ソムリエ試験のときにやったわ……。

 

バルベーラ・ダスティ
アスティ町を中心にした広域DOCG

僕は案外いいのあると思ってるよ。

 

ドルチェット・ダルバ
バルバレスコに近いアルバ町が中心。ネッビオーロに不向きな冷涼畑で早のみスタイルが作られる。
タンニン控えめ。

 

ガヴィ
コルテーゼを使った白。保護的な製法→ステンレスで低温発酵。
→フレッシュで柑橘系のややアロマティックなワインになる。
オールドファッションなワイン。

 

イタリア北東部
黒ブドウ
コルヴィーナ ヴェネト州原産
中程度の色、低めのタンニン、高い酸味でレッドチェリー、赤いプラム、ハーブ、スミレの香り。

 

メルロ 昔から国際品種よく使っています

 

白ブドウ
ガルガネーガ
ソアヴェの主要品種
シンプルスタイルから熟成可能なとてもよいクオリティまで。
中程度から高い酸味ミディアムボディ。柑橘、洋梨、あかりんご、熟した有核果実ピーチまで。

 

ピノ・グリージョ
大大大ブレイク フレッシュフルーティスタイル

僕はガルガネガのほうがすき!

 

シャルドネ

まあ作っとんですよ。

 

フリウリ
温和から温暖な気候。丘陵部と沿岸部がある。いつものパターンですが丘陵部がやっぱハイクオリティ。
高品質白、赤、オレンジワインが生まれる。
地元品種&国際品種どちらも使用できる。
ピノグリージョ、メルロ、フリウラーノとか。

 

DOC
フリウリ・グラーヴェ平野部

コッリオ…丘陵地 コッリ(丘)の意
コッリ・オリエンターリ

 

トレンティーノ・アルト・アディジェ
温和な大陸性気候でアルプス山脈の麓丘陵地帯に広がる。
アディジェ川沿いの斜面に段々畑があり、この辺で生産。
トレンティーノのほうが標高高くてやや温かい。

 

DOC
アルト・アディジェ
トレンティーノ
白はピノグリージョやシャルドネ、ゲルマン、ミュラートゥルガウ、ゲヴェルツなどが使われる。 
赤はスキアーヴェ テロルテゴ メルロ ピノ・ネロなど20種類使える!!!


ヴェネト
温和から温暖大陸製気候
ヴェネツィアのイメージだけど産地は山側

アルプス山脈の麓→冷却効果
ガルダ湖からの風→気候穏やか
広大な平野部→海からの湿気 肥沃な土

 

ヴェネトIGP
ピノ・グリージョ・デッラ・ヴェネツィエDOC(ヴェネツィエとかいいながらめちゃくちゃに広い範囲このへんで作ったピノグリージョならだいたいこれになっちゃう)

 

ソアヴェ

ヴァルポリチェッラ
※2つのエリア

クラッシコってとこは全部丘陵地帯粘土石灰火山性水はけGood

 

丘陵部
粘土石灰と火山性→水はけよし 高い標高で冷涼

 

平野部
砂 砂利土壌
→肥沃でより温暖 大量生産するぜええ

 

★パッシート
骨格と風味の凝縮度を強めるためにブドウを完成させること

・アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ 辛口
・レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラ 甘口
・ヴァルポリチェッラ・リパッソ 

酸味がまだ高いうちに収穫。完熟よりも適熟
房のまま乾燥させま〜す。フルボディでアルコール15~16%とかになるぜ。

タンニンもあるが、相当糖度も高い。

干しても酸味は落ちないんだぜ。なので酸味高い、タンニンやや強い、アルコール強いのワインが生まれる。

 

 

なんだかんだ北イタリアのワインがこの世で一番好きなんですよ。

バローロバルバレスコとアマローネのどっちが一番?

って聞かれるとかなり迷うのだが、僕的にはバローロを始めとするネッビオーロがすごく好き。

「あのあれ」はもうちょっと詳しく説明してくれてもいいのにな〜。

今やバローロを伝統的、モダン派の二つに分けて論じることが時代遅れになって久しいけど、伝統っぽい大型の樽とか上面開放発酵槽で作って、野生酵母も入りつつ、熟成とともに香りが出てくるようなやつが特に好きなんだけど、かつて伝統派の作り手と呼ばれた人たちも技術革新をどんどんしていて、回転式発酵槽を取り入れる人らも出てきている。

今は産地の個性&作り手の個性の時代なのだが、触ると腐って落ちるような熟度のサワーチェリー、匂い立つような薔薇や蘭、湿度の高い松林に入ったような香りなど、特徴的でオリジナリティがあるワインがどんどんどしどし出てきており、値段もじゃんじゃん上がっている。私は困っています。

事によるとピノ・ノワールより好きなんですけど、ピエモンテのワインが飲めなくなったら僕は世を儚んでしまうかもしれない……。

いっつも儚んでるって?

そうなんですよ。本質的に厭世主義なので、退廃の美を感じるバローロに惹かれるってわけ。

みなさんも僕と一緒にヴァニタスの極地にあるバローロを楽しみませんか?

あのあれ8回 南ローヌ スペイン ちょっとポルトガル

ちょっと土壌の種類についてメモ。

まず大まかにわけで3種類ある(詳しく言うと3種類どころじゃないので詳しくは言わない)
1 火成岩
火山岩(マグマが急冷)ヴォルカニック・ロック オレゴンシチリア、トカイ
深成岩(スレート) 花崗岩

2 堆積岩
石灰岩 炭酸カルシウム、生物起源だったりもするし、水に含まれるカルシウムが堆積したものだったりもする。
凝灰岩 火山灰や軽石が堆積
砕屑岩 地表の岩石が風化侵食して出来た粒子が堆積したやつ。火山砕屑岩とかがあってややこしい。

3 変成岩 
シスト 粘板岩のこと。スレート。泥岩とか頁岩がギュってなったやつ。堆積岩が変性したもの。
片麻岩 片麻状組織を持つやつ。いろんな岩が変成作用で変化したやつ。

 

土壌は粒子の粗さによって呼び名が違う!
粘土質土壌   0.002mm
シルト     0.002mm~0.02
細かい砂    0.02mm~0.2mm
砂       0.2~2mm
砂利      2mm~


南ローヌ
温暖な地中海性気候。地形は平坦。
ブドウは多品種のブレンドが多い。
ミストラルの影響あり。
仕立てはグルナッシュ……低く株仕立て 風に強い
シラー 垣根仕立て 風に弱いので!
南ローヌはクオリティ超ピンキリ!

 

★なぜこの地域では有機栽培が多いのか?
ミストラルやらの風が吹いており通気性がいいため病気の心配がない。有機栽培しやすい。

 

主要な黒ブドウ品種
グルナッシュ
シラー
ムールヴェードル
サンソー

主要な白ブドウ品種
グルナッシュ・ブラン

ローヌ川流域北部のブドウ

グルナッシュ
最も広く栽培される。干ばつにつよい。晩熟。

スタイルは中程度の色で、赤系果実、柔らかいタンニン、低い酸、高いアルコール、ミディアム〜フルの赤になる。
ジャミーになりやすい。

醸造の際、酸化しやすい品種。
すぐに除梗と破砕を行う。発酵前マセレーション。風味と色素を抽出する。

 

シラー
色とタンニンを補うために使われる。北のシラーとの違い→南の暑さで特徴が薄れる(黒胡椒アロマとかが薄れて果実味UP)

 

ムールヴェードル
色、タンニン、肉のアロマなどの複雑さ、熟成能力を持つ。超晩熟。→シャトーヌフ・デュ・パプの高価格帯などに好まれる。

 

サンソー
フレッシュな赤系果実の風味を補う。ロゼで重宝される。

 

白の大半はブレンド。酸味は中程度以下、濃厚フルボディな白ワインとなる。
グルナッシュ・ブランとかだよ。


グルナッシュの醸造オプション
・ロゼ 
 直接圧搾(淡い透き通ったロゼになる)、あるいは短期マセレーション(漬け込みを行うことで色の濃いロゼになる)。
・シンプルで低価格なスタイルのときは……。 
 機械収穫、ステンレスやコンクリタンク。発酵前マセレーション。比較的低い温度で発酵。ステンとコンクリで短い熟成。
・複雑で高価格のスタイルのときは……。 
 手積み。開放式タンク、古いオーク樽で発酵。温度高め。発酵前後のマセレーション。果房管理をしっかり行い、フードルで長期間熟成。


コート・デュ・ローヌ
ローヌ全域で作れるけど北部で作るコート・デュ・ローヌはほぼない。
南ローヌ生産量の半分以上を占める。
赤が大半。白、ロゼもある。
ミディアムボディ、フルーティでシンプル。

 

コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ
指定された村。コートデュローヌより基準厳しい。
最低アルコール度数、収量、ブレンド比率など。
指定の村は100%の場合名前をラベル表記して良い。 セギュレ村とか。フランスで最も美しい村とか言われているようです。

 

シャトーヌフ・デュ・パプ
AOC制定のきっかけ。
シャトー・ヌフ・デュ・パプって書くやつは素人。

比較的平坦だが地形土壌はバラエティに富む。
13品種使える。→様々なスタイルが生まれる!ニュービーソムリエ殺しだよねヌフパプって。
ギャレ・ルーレ(ヌフパプの土壌ででかい石いっぱい。略してデカパイ)
グルナッシュがブレンドの主体になり、フルボディで高いアルコール、それに匹敵する凝縮した果実風味。長期熟成の能力を持つ。

 

タヴェル & リラック
タヴェルはロゼ特化。グルナッシュ主体だがサンソーも重宝。新鮮さを表現。
プロヴァンスのロゼよりずっとボディと風味が強い。

リラックはお値打ちながらボディと凝縮度のある高品質なワインが多い。

 

ジゴンダス & ヴァケイラス
シャトーヌフ・デュ・パプに近いスタイル。
知名度低く、価格もお手頃。お値打ちで高品質。
玄人好み。ちょっと冷涼産地。

ここをひとまとめにするのはちょっと暴力的な気がするなあ〜。

ジゴンダスは結構パワフルだし、ヴァケイラスはハーブ香はっきり感じるよね。どっちもケモっぽくて僕は好きです。


フランス南部
温暖な地中海席気候

フランス南部は地中海性気候が多くてええわい……。地中海のワイン大好きだよ。

・地形
沿岸部 平野部。乾燥。 大量生産向き。
内陸部 丘陵地、より冷涼。痩せた土地。

 

・風
ミストラルとトラモンタン(北風のこと)。

 

・干ばつ。暑いしここの干ばつはやばいぜ。

 

★なぜこの地域でIGPワインが重要なのか?
ペイドックめちゃ多いよね〜〜。
国際品種ガンガン使ってOKなのがIGPなので、非常に柔軟な産地。平坦で機械収穫出来て必勝多く乾燥している……安くて完熟!!気候にも環境にも恵まれている。ぶっちゃけ売れている産地。

 

地元の品種

カリニャン
色、タンニン、酸味を補う品種。
極めて多産。収量の低い古木から高品質なワインが生まれる。

 

白ブドウ
ピクプール
高い酸、レモン、青りんごのアロマ、牡蠣とのペアリングで人気。
ロンドンでバカウケ。

名前が可愛い。

 

国際的品種について
IGPワインで活躍。大部分を占める。


コート・ド・ルシヨン
ピレネー山脈の裾野。
起伏が激しい。標高高く、風も強い。乾燥していて日照強い。

 

コート・ド・ルシヨン・ヴィラージュ
ルシヨン北部
やや標高高い。オーガニックも多い。

 

フィトゥー
内陸と海側に分かれている産地。飛び地。
内陸は痩せていて高品質。

 

コルヴィエール(フランスAOCの中でも屈指の広さ 10000Ha以上)
沿岸部と丘陵地でスタイルが異なる。
クリュがいくつかありその中でも特にブートナックが有名。

コルヴィエール・ブートナックものすごくいいよね。ジューシーで果実味が強くて、ボディ感が強くて……。

 

ミネルヴォワ
内陸。標高高い。
ここの有名クリュはラ・リヴィニエール(ブートナックと合わせて出るかも)。

 

ピクプール・ド・ピネ
海風の影響でめっちゃ暑くはならない。
ピクプール100%のみで作れる。
高い酸、地元の魚介との相性よし!

名前が可愛い。

 

プロヴァンス

コート・ド・プロヴァンス
丘陵地帯でミストラルから守られている。
大半がロゼワイン。淡い色、ライトからミディアム、ドライ、赤系果実のフレッシュで繊細な風味。


バンドール
段々畑(レスタンク)
南向き斜面。豊富な日照。
晩熟なムールヴェードルが完熟する!!
超長期熟成が可能な偉大な赤ワインが生まれる!
濃い色調、高い酸、タンニン、完熟した赤系果実、甘いスパイス、肉のアロマ。

バンドールすき!日本ではなかなかお手軽なバンドールに出会えないが……。


スペイン
突然ですがスペインに行きます。
バチクソボケカスに広い。
スペインにおける3つの気候ゾーン
①地中海性気候 東部 温暖。南の方が高温。 カタルーニャ
②大陸製 中央部。夏暑く冬寒い。 ルエダ リベラ・デル・ドゥエロ、ビエルソ
③海洋性 北西部 大西洋の影響で雨多い。ガリシア リアスバイシャス

 

スペインでのブドウ栽培で最も大きな課題
暑さと水不足。これにどう対処するか?
①植密度→低くして一本一本の木が得られる水の量を最大化。
②株仕立て→葉で日陰を作る。

 

・ガルナッチャ
フランス南部同様のスタイル。フランス南部と同様のスタイル。★ロサード(ロゼ)も有名!

 

・テンプラニーリョ
温暖な土地に向く。でも暑すぎると酸がなくなる。夜間に気温が下がるエリアが主産地。
リオハ西部、リベラ・デル・ドゥエロ、中程度の酸、赤系果実のアロマ。

テンプラニーリョとカリニェナ混ぜて酸をいい感じにするぜーーーー!!


カタルーニャ地域
DOカタルーニャ
でかい産地。それ以上言うことはない。

 

DOペネデス
沿岸部から丘陵地帯まで続く。広いエリア。

・気候
沿岸部高温。 

中腹は温暖。

最上部は温和。
このように3つの気候帯に分かれる!!

だからいろんなワインが沢山あって、ざまざまなスタイルがあって驚きをもって楽しめる。

地元品種に加え、国際品種も用いられ、バラエティに富んでいる。
バルセロナに近いので大都市向けに大量生産もされるぜ!

 

DOQプリオラート
カタルーニャを代表する最も個性的な赤。
古木のガルナッチャとカリニェナが中心。
・温暖な大陸性気候(注目!!!!!山の中だからカタルーニャだけど大陸性気候。)
・急斜面
・リコレーリャ(スレート土壌のこと。頻出問題!!!)収量低すぎ。Haあたり10Ha切ってる

 

スペインその他
アラゴン州
カリニェナ カラタユ

リオハを流れるエブロ川を下った南側のエリア
温暖な大陸製気候、とても乾燥している。
プリオラートに似た特徴。でも急斜面ではない

 

バレンシア州
カタルーニャに似ている。より温暖で乾燥。地中海性気候。
メルセゲラ種

 

ムルシア州
フミーリャとイエクラ。
バレンシアの内陸。高温、乾燥、大陸性気候。
モナストレルが大半を占める。古木。

 

スペインの主要な白ぶどう品種
ビウラ(マカベオ)
CAVAの主要品種。非発泡性の場合、りんご、レモン。繊細なハーブや花。オークを使わないスタイルと、オークスタイル(リオハ)がある。
ヴィーニャトンドニアってとこが高品質チャレッロを作っていますよ〜〜。

 

アルバリーニョ
皮が厚くて病気に強い。雨の多い北西部に適している。
高い酸味、シトラスやモモの風味。ミディアムからフルボディまで。
オークを使わないスタイル。

僕はこれはカニカマの天ぷらにあうと思っています。

 

ベルデホ
スペイン中央部、ドゥエロ川沿いのルエダは今やスペインで最も人気な白ワイン産地。

こいつは山菜料理。


ポルトガル
ヴィーニョ・ヴェルデ
・アルバリーニョ モンサン・エ・メルガッソでは100%で作ってるぜ。
・ロイレイロ レモン、洋梨、母のアロマ
・アリント 高い酸、よりニュートラル。

辛口またはオフドライ、新鮮なりんご、柑橘の風味、高い酸、低いアルコール、わずかに発泡。

 

えっポルトガルもう終わり?

実は歴史古くてめっちゃ面白い産地なのに〜〜〜〜。

 

チャレッロの話でもするか……。

この間エンリック・ソレールって作り手のチャレッロ100%のスティル・ワイン飲んだんですよ。

チャレッロはよくカヴァで飲みますので、基本的にフルーティで果実味があってフレンドリーなタイプだと思ってたんです。

あんまりスティル・ワイン(非発泡性ワイン)には使わんと思ってたので、まず非常に興味をそそられた。

で、飲んでみてまたびっくりしたんですけど、シャルドネみたいなんですよね。

それも凡庸なシャルドネというよりは、ムルソーというか、シャブリ・グラン・クリュというか、かなりリッチなスタイルのシャルドネの風味があった。

これがなぜかというと、チャレッロは醸造方法によって味わいを変えることが出来るニュートラルな風味があるからで、樽の要素である第三アロマを阻害しない。

たとえばアロマティック品種であるソーヴィニヨン・ブランなんかは、それ自体が強いアロマを持つため、スパークリング・ワインなどにした際はこの香りが第三アロマ(この場合は酵母の自己分解の香り……ビスケットの香り)と相性があまりよくない=引き立たない。

なのでソーヴィニヨン・ブランを泡に仕立てるときはステンレスタンクでシャルマ方式にしたりして自己分解の香りをかなり控えめか、ない位にする。

 

そういう意味ではチャレッロはすごく第三アロマと相性がよかった。

ムルソーは言い過ぎだけど、最近の地球温暖化の影響を受けてリッチ化しつつあるマコンのかなりいいシャルドネみたいな風にも感じ、それでいてスペインらしい凝縮感もあり、非常にいいワインだった。

スペイン/カタルーニャのワインでインプロヴィサシオ、作り手はエンリック・ソレール。インポーターはディオニーです。

気になったら飲んでみるとよい。