かぜはく電脳曼荼羅

玄秘学、食文化、ゲーム、生と死に非常な関心があります。

2021-01-01から1年間の記事一覧

今年の総評

僕個人的には、次に繋がる年になったことは事実だが、何か大きいものを作り上げることはできなかった年であった。 料理のレベルは随分上がった。 ジビエにも挑戦して一定の成果と技量の向上に繋がった。 この分野においては来年は得意分野を更に伸ばしたいと…

はやくワインを開けろ!破れかぶれレバーパテ

旧知の間柄だった猟師から鹿肉を沢山貰った。 僕と家内も大概食材の分量について躊躇しないほうだと思うが、猟師いわく、「コロナで在庫がダブついとんねん!」とのことであった。 そうだとしてもちょっと多すぎるってほどの量をいただいた。 モモ三本、ハツ…

かぜはくの仏教アナキスト的側面の終焉

十代前半から自分はリバタリアンだという自覚があった。 更に言えば、アナキスト(無政府主義者)としての側面が強かったと言える。 徹底的に管理されることを嫌っていて、自分の幸福は誰かに与えられた自由ではなく、自分で得た自由を謳歌することであると…

飲酒陶酔生活

酒を飲むといい気分になる。 人間はおおよそ血中アルコール濃度0.02〜0.05%あたりで所謂爽快期と呼ばれる状態に入り、爽やかで陽気な気分になるとされている。 なぜそうなるかと言うと、脳幹にある網様体という期間が麻痺し、大脳新皮質という理性を司る部位…

『ガリア戦記』における超やっつけ古戦解説

『内乱記』の方が好きなんだけど、訳書が極端に少ないんだよな。 ビブラクテの戦いとか、ルテティアの戦いとかアレシアの戦いとかを単体で詳しくみたことはあったのだが、そういえば『ガリア戦記』って通読してねえなと思って読んだ。 主要な登場人物たち ガ…

室礼の試み -人類に争いを齎すおいしいプロテイン-

極端なイージーゲイナーである僕は、プロテインを避けている節があった。 本気で運動やトレーニングに取り組んでいた時に様々なプロテインを試したが、みるみるうちに足は丸太のごとく太くなり、コンクリートブロックみたいな胸筋になったり、菩提樹みたいな…

熱狂的に何かにのめり込む生活をする為に

近頃、情熱を持って何かに傾倒するということが少なくなったように思う。 比較的色んなことに興味が向くのが自分の個性だと自覚しているのだが、寝食を忘れて没頭するというのがない。 そこまで何かに楽しみを見いだせていないのかもしれない。 推論でしかな…

かぜはくのテイスティングノート -ヘラクレスの栄光再び篇-

2013 ネメア・リザーヴ/カヴィーノ 毎日が忙しくてなかなか日記が書けないぜ。 僕ちゃん地中海のワインが好きなんですよ。 だからイタリアとスペインと南仏ばっか飲むことになるわけですが、たまに面白い産地があると試してしまうよね。 というわけで今回は…

かぜはくのテイスティングノート いちご味篇

ランゲ・フレイザ/カヴァロット イタリアのワイン大好きなんだけど、このピエモンテって地区は独特なんだよな。 山深いど田舎なのであまりイタリアらしくないというか……ここで暮らしている人々も職人気質の人が多く、ステレオタイプなイタリアではない。 し…

苦しみの軛から如何にして開放されるか。

僕は大真面目に人類の救済を夢見ている。 ただ前例を見て理解できるのは、恒久的な人類の救済というのは不可能だということだ。 この世に人のある限り、苦しみがあり続ける。一人の偉人がいっとき、多くの人を救ったとしても、また別の苦しみに襲われるのは…

化銀杏

そうは言うが鏡花は人情ものも書く。 結婚生活にがうまく行ってない奥さんが親しい少年に夫の嫌なとこを愚痴りまくる話。 まず辞書引いたところ。 「芳さんかえ。」「奥様、ただいま。」 と下駄を脱ぐ。「大層、おめかしだね。」「ふむ。」 と笑い捨てて少年…

活人形

僕が常に崇敬の念を持って愛読している作家として、泉鏡花がいる。 学生時代の恩師などは僕の文章について、「好きな作家三島でしょ?」などと言っていたが、それは鏡花の文体が人に見せるのに向いてないから装飾体の多様だけに留めた結果三島っぽくなってい…

生の苦痛

生きる事と苦しむことは表裏が一体のものであって、分離けることの出来ないものである。 人生の一つの苦しみが取り除かれた時、また新たな苦しみを見つけてしまうのが人間という生き物なのだ。 あたら苦しみのない時にこそ、いつ苦しみに襲われるか判らない…

生活の中に何かしら新しいものを取り入れる試み -ゴルゴンゾーラDOP-

この世は美しいもの、素晴らしいものに満ちている。 我々は身の回りによいと思うものを取り入れながら生きている。 それは自分の好みにあうものだったり、見た目が美しいものだったり、希少なものだったり、効率がいいものだったりする。 何がしかの判断基準…

かぜはくのテイスティングノート -新しいbluetoothキーボード買ったから試し打篇-

シノン・ルージュ/ドメーヌ・クロ・ゴドー やべっ 写真がブレたわ。 しかし画像のブレは波動と考えてほしい。 おもむろにトリミングの跡が見えても気にしないで欲しい。 シノンという産地はフランスのロワール地域にある。 ワイン産地としてというよりは、観…

シャンパーニュと旧約聖書とオリエントの話

シャンパーニュなる酒がこの世の中にある。 フランス共和国のシャンパーニュ地方で作られている一定基準を満たした発泡性ワインであることはよく知られている。 中世ではフランク王国の戴冠式などにこの地方のワインが振る舞われていたり、ドン・ペリニヨン…

やるぞ!!アリストテレス式ダイエット

ウエストがいつの間にか80越えてた。体重はあまり増えていないのだが……。 すなわちこれは筋肉が落ちて脂肪が増えたことを意味する。これは僕としては度し難い事態である。 そういうわけでダイエットを決意したのであった。 しかし真面目にトレーニングをして…

黛冬優子ちゃんの話

僕シャニマスやったことないだけど、黛冬優子ちゃんのことだけちょっと知ってる!!!重い女なんでしょ!! 昨日かぜはくが棲息している某掲示板をいつも通り徘徊してたんですよ。 某掲示板には「鎖鎌スレ」とか、「スクトゥム(ローマ兵が密集陣形で使う大型盾)…

ウマ娘を見ましたのでチラシ裏に感想を書きなぐるやつです

今ウマ娘のアプリが話題なので手慰みにやってみるかという気持ちになった。 ウマ娘についての予備知識はマジでほとんどなくて、ゴルシちゃんが以前から界隈でオモチャにされてたから興味が出て初めてみたというのもある。 競馬ならびに競走馬については全く…

ゼルダ無双の話 ミファーちゃんの話書いたらもう満足したわ黙示録

途中まで真面目にブログ書いてたんだけどミファーちゃんのこと書いたらもうまんぞくしちゃって筆が進まなくなっちゃってさ……。 クリアしたんですよ。ゼルダ無双。 最終的に僕はこのゲームについては65点から70点だと思う。 最初の流れは本当によく、丁寧にス…

ゼルダ無双の話 言葉はなくとも頷きだけで全てを理解する幼馴染黙示録

白いミルポワちゃんの正体が不明なので、一行は中央ハイラルにある王立古代研究所に赴くこととなった。 // リンク ちなみにこれはうちでミルポワを仕込むときに使っているブレンダー兼フードプロセッサです。 この古代研究所、ブレスオブザワイルドでは完全…

ゼルダ無双の話 一兵卒からのサクセスストーリー黙示録

色々あって買っちゃいましたね。 ゼルダの伝説 厄災の黙示録を……。 『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』を下地にしてコーエーテクモが作った無双ゲーなのだが、今のところ面白くプレイしています。 ブレスオブザワイルドの世界線では、リンクくんが回生の…

ゼルダ無双の話(ゼルダ無双の話はしていない)

一年前にゼルダの伝説ブレスオブザワイルドをプレイして、今家内が横でプレイしているのを見ている。 BGMは特に本題に関係ないブレスオブザワイルドで非常に気に入っている曲だ。 この曲のチェロめちゃくちゃかっこいいよな。 【1時間耐久】モルドラジーク戦…

『こゝろ』を読みました。

さる事情があって、夏目漱石の『こゝろ』を再度通読した。 やはり少年時代の穢れを知らない時分の僕と、今の僕では全く違う受け取り方をするね。 「わたし」が「先生」に持つ気持ちは、僕が我が人生の師にして君主だと慕う人に向ける気持ちに似ていると思う。 そ…