かぜはく電脳曼荼羅

玄秘学、食文化、ゲーム、生と死に非常な関心があります。

あのあれ13回 ニュージーランド 南アフリカ オーストラリア アメリカ合衆国 カナダの上質白ワイン

内容盛りだくさん!

全開の内容と違って今回は白にフォーカス!しているよ。

ニューワールドは基本的に国際品種が多いと思ってよい。

特殊性のあるやつ、独自性のあるやつは次回の単元で扱う。

 

ニュージーランド

マールヴォロ

ロワールと双璧を成すソーヴィニヨン・ブランの産地。
ソーヴィニヨン・ブランが大半を占めている。
冷涼な海洋性気候だが、日照2400時間と日当たり良い。
山に囲まれているので年間降雨量650mmと比較的少ないこともポイント。
土も水はけがよい。

ニュージーランドで出題が集中するのはここ!!ここを完璧に抑える。

 

ネルソン
マールヴォロのすぐ北東にあたり、西からの風をモロにそのまま受ける。
→冷涼な海洋性気候。
雨は1000mm近いがコンスタントには振らない。
日照多い!ピノグリ、SB、ちょっとシャルドネも生産されとる。
規模小さいネ。ブティックワイナリーがありますネー。

 

カンタベリー
平坦で太平洋に面している、西側は南アルプスに守られ、からっとした暖かい風。
北側のワイパラバレーが有名産地。
SB、リースリングなど。

 

セントラル・オタゴ
半大陸性気候。
乾燥しており、高い標高による昼夜の寒暖差がある。→高い酸味のワインが生まれる。
強い紫外線→多い日照量→強い風味!
ピノグリ、リースリング(ドライ)。貴腐なんかできないよ。 あとシャルドネ

 

キズボーン
北島にあるとこ。
温和な海洋性気候。

南半球なので北のほうが温かいのであった。
他よりも気温が高い産地。日照も長い。
シャルドネが半数以上。
ゲヴュルツ、ピノグリも。でもシャルドネ!!ギスボーンはシャルドネ!!

え?ニュージーランド終わり?中身うっす……。


芝のニュアンス、パッションフルーツニュージーランドソーヴィニヨン・ブランの特徴。
ステンレスで保護的な作りをするのがど典型。

なので、ロワールの代替ワインを答えよ、みたいな問題が来たらマールヴォロ産のソーヴィニヨン・ブラン。なぜならソーヴィニヨン・ブランの産地の中でも冷涼で嫌気的な作りをしており、ハーブやパッションフルーツなどの香りが豊か、などと表現する。

 

南アフリカ
ベンゲラ海流っていう海流がミソ。
緯度がかなり低い!32~35度。
内陸地はゲキツナアタだけど、沿岸部は涼しい。南極側から流れてくるベンゲラ海流の影響。
モザンビーク海流と混ざる(暖流)
南アフリカも内陸部の暑さと沿岸部の冷涼さのコントラスト。

アメリカでやったのと同じように霧が出るぜ〜〜〜ってこと。
なんと地中海性気候なんだけど、テキストに載ってないから覚えないでいい。
ケープドクターという風が湿気を飛ばし、冷涼さを運ぶ。その結果ブドウは病害虫から逃れる。

 

シュナン・ブラン
・世界で最も栽培されてるのは南アフリカ
・産地によるスタイルの違いを定義するのは難しい。
・古木
・シンプル?複雑?いろいろありすぎて言えねえぜ。

 

収穫
シンプルスタイルでは機械収穫で高い収量のもの。

複雑スタイルでは手積みで厳しい選果を行い、低収量で古木を用いる。


発酵
シンプルでは培養酵母

プレミアムでは天然酵母、低温発酵、MLCを用いる。


熟成
シンプルではステンレスタンクや古い樽にオークチップなどのオルタナティヴを使う。 

プレミアムではオーク樽、オリ撹拌も行う。

 

プレミアムスタイルのシュナン・ブランはどんな製法で作られていますか?

みたいな問題が出るときは「古木から低収量のブドウを手積み収穫し、厳しい選果のすえ、天然酵母、低温発酵などを行い、オーク樽で発酵、ないし熟成しおり撹拌も行う」などと書く。

 

1沿岸地域
・中心はステレンボッシュ
温暖だが山がちで多彩な標高と斜面がある。 シャルドネ、シュナン・ブラン、ソーヴィニヨン・ブランなどが生まれる。
土壌は超複雑で歴史的!なんてったって人類が生まれたとこですからね。


・パール
ステレンボッシュより温暖 シュナン・ブランの産地。


・コンスタンシア
歴史的ヴァン・ド・コンスタンスで有名
ミュスカやマスカット・オブ・アレキサンドリア(甘) ソーヴィニヨン・ブランの辛口。

 

こっから沿岸部(コースタルリージョン)
・スワートランド
シュナン・ブランの古木がたくさんあるとこ。
ブランデーの産地だった。コロンバールとかシュナン・ブランなどがたくさん植わってたのが、ここ2,30年で注目産地に!
VSP(垣根仕立て)ではなく、ブッシュバイン。生産性は低いけどこだわってる。

 

・ダーバンヴィル
著名な小地区。ソーヴィニヨン・ブラン

 

2ブレーデ・リヴァー・ヴァレー
あったかいので大量生産系

 

・ウスター
とても乾燥してる大量生産産地。

 

・ロバートソン
南東からの風が川沿いから上がる!
良質なCHAで泡を作る!ブラン・ド・ブランとかもあるのだ。

 

3ケープ・サウス・コースト
最近注目されてる良い産地。
大西洋からの冷たい影響があり、雨も比較的多い。
冷涼産地向きの品種がよく育てられており、リースリングとかソーヴィニヨン・ブランなど。


・ウォーカーベイ
シャルドネソーヴィニヨン・ブラン
ヘメル・エン・アアド(天国に一番近い場所)がいまアツいサブリージョン
ワールドクラス!

 

・エルギン
シャルドネソーヴィニヨン・ブラン

僕エルギンは結構ンジャイスだと思うけどあのあれでは薄味の扱い。


オーストラリア
イーデン・ヴァレー
標高が高く、冷涼から温和。 
辛口リースリング シャルドネも。
ドイツのリースリングに匹敵するようなシャープさ。

 

クレア・ヴァレー
ちょっと内陸で標高が高い温和な産地。
辛口リースリングなど。

 

アデレードヒル
温和で標高が高い産地。
ソーヴィニヨン・ブラン シャルドネ
都市部の消費需要に答えるためにたくさんいろんな品種作ってる。

 

ヴィクトリア州いく〜
ヤラ・ヴァレー
冷涼から温和な海洋性気候。
様々な標高と方角がある。
シャルドネの名産地。
アメリカ、カリフォルニアのシャルドネに近いけど、ちょっとシャープ。
新樽控えめ。タイトだけどスモーキー。アメリカより酸際立つ。
前衛的な産地!

僕はヤラ・ヴァレーのシャルドネめっちゃ好き!でもちょっと高いよね……。

 

モーニングトン半島
ジーロング
冷涼〜温和な海洋性気候。
生育期に雨と風が強い。
シャルドネリースリングも。冷涼な柑橘の風味が出る。

 

ヒースコート
ゴールバーン・ヴァレー
温暖!マルサンヌが有名。
内陸に入ると温暖なのでそういう(ローヌ系)品種が増える〜。

 

西オーストラリア
マーガレット・リヴァー
温暖な地中海性気候。→冬に雨が降る。
シャルドネ。凝縮度高い。樽熟を行い、MLCもやる。複雑なプレミアムスタイル。

 

グレートサザン
温和よりの乾燥した大陸製気候。
・マウント・バーカー
→海からの影響も少々。
・フランクリンド・リヴァー
→大陸性気候
リースリング。フレッシュで高い酸がある。

 

ニューワールドは場所と品種を組み合わせる。
4択問題によく出る
大きく説明できればOK。

 

ヤラ・ヴァレーのシャルドネすごくいいと思っています!マッチョすぎない。甘くない。でも煙っぽくて刷ったマッチみたいな香りもする。
これまた飲みたいな〜。

擦ったマッチやビスケットや濡れた石の香りについて。

この香りは硫黄化合物からくる。
オリ撹拌で生まれる。でも樽の狩りつけないとこういう煙っぽさが出る。

覚えとこうネ。

 

カリフォルニア
地中海性気候が基本。
気候の影響を描写する問題がまあ出る。


コースタル・エリア
冷たいカリフォルニア海流が冷やす。緯度あまり関係なく、海にどれだけ近いかが重要だった。
セントラル・ヴァレー
シャルドネ
★カリフォルニアの白中心品種といえばシャルドネ
大量生産系

内陸部で生産。
豊かな果実味と低めの酸。樽のオルタナティブを加える。

 

プレミアム
従来)ALC高い。樽使う。MLC強い。リッチでマッチョなアメリカンスタイル、
現在)冷涼な沿岸部。オーク樽。エレガント傾向。

アメリカも変化しとるんや……。

 

1ロス・カーネロ
サン・パブロ湾に近く冷涼

2ナパ・ヴァレー
SB,CHA、トロピカル・フルーツの香味豊かなフルボディ系。

ノースコースト
ソノマ
ソノマコースト
冷たい太平洋の影響を大きく受ける。
南向き斜面。

 

ロシアンリヴァー
★ペタルマギャップから霧が発生する。
冷涼でゆっくり成熟。

 

ドライ・クリーク
南からの冷風がある。斜面の産地は水はけよし。
ソーヴィニヨン・ブラン
霧がかかる標高高いところで栽培を行う。

 

メンドシーノ郡
アンダーソン・ヴァレー
太平洋に面した郡、大半が内陸の温暖で乾燥した場所。ナヴァロ川の冷却効果がある。


セントラル・コースト
サンタ・クルーズ・マウンテンズ
シリコン・ヴァレーに隣接。標高高い。最高800m→ハイクオリティ・シャルドネ

 

モンテレー
海からの冷たい風がサリナス渓谷に沿って内陸に吹き込む。

海から近い冷涼なエリアでシャルドネ

 

サンタ・マリア・ヴァレー
山が東西に走っている→海からの風が入ってくる。
最も海に近いところにサンタ・リタ・ヒルズ→ハイクオリティ・シャルドネ!!!

 

オレゴンーウィラメット
カスケード山脈の西
海岸山脈が海からの風をブロック。カスケード山脈もあるので山に挟まれてる。
海に近いのに温和な地中海性気候。
★乾燥!日照が多く夜間が涼しい。

ピノ・グリ!

 

ワシントン
・カスケード山脈の東
大陸性気候。めっちゃ乾燥!!!
年間200mmくらいしか雨降らないので、コロンビア川からの灌漑が不可欠。
日照長く。夜は冷え込むので日較差がある。
シャルドネリースリング

 

ニューヨーク州
品種はアメリカ系、ハイブリッド系が主体。
なぜ?耐寒性が高いので。
ヴィニフェラはリースリングシャルドネが作られる。
テストではヴィニフェラの話しかしない。のでハイブリッド品種のことは忘れてよい。

僕はハイブリッド系品種ってあんま好きじゃないな〜。

だって甘いじゃん。ワイン界のラーメン二郎だよ。


★フィンガー・レイクス
水深めちゃ深い。
冬になっても熱を蓄え、周辺土地を温める→生育期間が長い!

東側になってもアメリカは緯度あんま関係ない!冷却効果に注目する!

 

カナダ〜
オンタリオ湖
実は緯度低い。大陸性気候。
冬はめちゃ寒い。でも夏はけっこう暑い
この寒さでアイスワインを作る!!!

 

★ナイアガラ半島
オンタリオ湖の南西角。
大水塊の近く。
気温がゆっくり下がり、(ブドウが完熟)ゆっくりあがる(萌芽が遅くなり霜害減)。
リースリング(多様なスタイル 辛口 オフドライ 高品質のアイスワイン 風味がよい)
・ヴィダル アイスワイン

 

ブリティッシュ・コロンビア
★オカナガン・ヴァレー
半砂漠で乾燥。極度乾燥地域。高い緯度。日照時間長い。
ピノグリ シャルドネ リースリング ヴィダル(アイスワイン

通称ブリコロ。

 

試験まで追い込み開始だ〜〜。