かぜはくのテイスティングノート―隠れ家イタリアン篇―
その昔くくさまが「行きつけの隠れ家的イタリアンがあって……サイゼリヤって言うんだけど」って言うてたので、僕の中ではそういうことになっている。
USJにカチコミを掛け、年パスを手に入れるなどしたのだが、平日だというのにアホほど混んでおり、やばいということになった。
ところでターミネーターすげえ面白くない?結構古いやつなのに金も力も入っている。流石だなあという感じがあった。
で、めし何食う?ということになって、結果的にサイゼ豪遊の日ということになった。
よーし、サイゼのワインのむぞー。
いつかこれを味わって飲むべきだと思っていたんだ。何しろとてもカジュアルにワインの飲める場であり、多くの人のワインの基準になるのではないだろうかと考えたからだ。
グラスとデキャンタがキンキンに冷えた状態で登場。超冷えており、USJ帰りの雪女が飛び跳ねて喜ぶレベル。
ワイン会のセオリーなど関係ない!俺は喜んでる雪女が見たいんだ!という伝奇ホラーラブストーリーの予感がする。
するか?
この記事も写真が横向きなんだ。許せ。
香りは酸味と若いアルコールを予感させる。まあ予想通りといったところ。
飲み口は軽くフレッシュ。モンテプルチアーノらしいが果実味よりも酸。つまりわかいワイン。
下の上で転がすとタンニンは感じられる。これは想像を上回った点。アルコール度数も高くなく、飲みやすさ特化。
エビフライでも合わなくない。なぜか?酸が強いから。飯に合わせやすいのはすごいなあ。
温度が上がるとアルコールに雑味が出てくる気がするね。下の上に置いとくとどんどんアレになってきて焼き芋みたいな感じになる。
味わうタイプのワインではないが、軽い系のワイン好きな人はデイリーとして楽しむには普通においしいと思うなあ。
わざわざ買って家で飲むか?というとあれだけど、レストランで出すワインとしては完成している。
冷えてる内に飲めばね。
あと何の関係もないけどフライドポテトにチーズかけるとうまい。死ぬほどうまい。
出戻り組の主人公が故郷の雪山で出会った雪女に人間の英智と文化の多様性と複雑さ、またその素晴らしさを教えるという名目でUSJに連れ出し、サイゼでキンキンに冷えたワイン飲ませていい感じになったところ、「こうするとうまあじなんだよwww」ってハンバーグ付け合せのポテトにチーズ振りかけて食わせると雪女がH2O女になってサイゼの中心で愛を叫ぶゲーム、レイルソフトとかニトロプラスとかに作って欲しい。