かぜはく電脳曼荼羅

玄秘学、食文化、ゲーム、生と死に非常な関心があります。

ある病弱な少年のエグすぎるパワーポリティカルまとめ

「共和制も元老院もイマドキ流行らんしやめましょや!!!」

 

「そんなことさせっかいやこのハゲ!死ね!」

 

そんなわけでカエサルはしにました。

 

後継者オクタウィウスくんがオクタヴィアヌスになってアウグストゥスになるまでにやったエグすぎるポリティカルを以下にまとめます。

 

「どうも……カエサルことオクタウィウスです。ボク、パパが殺されてしもてごっつ悲しいですねん。せやけどパパがボクのこと後継者やいわはるから、パパの意志を継いで精一杯やらせてもらおとおもてるんです」

 

「まずはパパの遺言にあった市民の皆さんへのゼニのバラマキなんやけどパパのお葬式でみんなに配ろとおもてます……せやけどパパの財布は没収されてるしボクも十八歳でおカネありまへんのや。財源がないさかい誰かゼニもらえまへんやろか?

 

(いいよー)

 

キケロパパ(血縁関係ではなくおカネを出してくれるほうのパパ)アントニウスはんを攻めろ言わはるからそうさしてもらいます。カエサルパパが持ってた軍事力も持たしてくれはるんですか。ほんまに助かります」

 

キケロパパはアントニウスはんを追撃せえ言わはるけど、一旦ローマに帰らせてもらいます。ボク、執政官になろかな思いまして……。えっ執政官になれるの四十歳からなんでっか?!困ったな〜〜〜。ほんまにあかんのんでっか?ほんまに?こんなに言うこと聞く血気盛んな兵士いっぱい抱えてんのに?……やっぱり執政官なってもええんでっか?ありがと〜〜〜〜〜〜!!!!」

 

十九歳の執政官こと、カエサルこと、オクタヴィアヌスです。まずは正式にパパとの養子縁組を認めてもらえたっちゅうことで、ありがとうございます。まず最初にやりたいことあるんです。カエサルパパのこと殺した奴と加担した奴らを追放にしよう思うんですわ。そういうわけでアントニウスはん、レピドゥスはんと分権しながら進めていこうと思います。合計二千三百人ほどになりますやろか……

 

「話し合った結果、追放だけやのうて百三十人は即処刑、残りは財産没収もつけさしてもらいますわ。あっ連れてこんでよろしいですわ。見つけ次第やってもて」

 

キケロパパいままでありがとう。パパには政治上でたくさん協力してもろたり、プロパガンダしてもろたり、大義名分つけてもろたりしてほんまに助かりましたわ。今の僕がここまでのことやれてるのも、みんなパパのおかげやわ。心から尊敬してますわ。ところで処罰者名簿の筆頭がおどれやねんな。カエサルパパを殺した思想上の指導者はおどれやっちゅう事や。死ね

 

「ハーすっきりした。そういうわけで新年一発目の仕事はカエサルパパを神に列挙しようと思いますねん。これは皆さん賛成でっしゃろ?ほなボクは神の子っちゅうことで……」

 

アントニウスはんと協力して実行犯のブルータスはんとカシウスはんにも死んでもろたわけやし、しばらく本国でマジメに政治さしてもらいます。……アントニウスはんからの手紙や!ローマ世界の東半分を嫁はんにあげましたやて。元老院の皆さんどない思わはりますか?話回ってきてまへんやんなあ。却下ですわ。ヨシャ!アントニウスはんにはそろそろ退場してもらいまひょ!

 

アントニウスはんの作った遺言状が見つかったんやて。誰が見つけてきたんやろ?相続先はエジプト女との息子娘だけ。ローマの息子らには相続なし。墓所はエジプト。皆さんこんなんええんでっか〜〜〜〜〜〜〜?!?!?ローマを捨てようとしてるんちゃいまっか〜〜〜〜〜?!?!公人としての立場はもうないアントニウスはんは悪いエジプト女に操られとるんや。エジプトを打倒するのが一番の重要ごとなんちゃうやろか。誤解せんといて政治闘争ちゃいますさかい。純粋にローマのことを考えてますねんボク」

 

アントニウスはん弱すぎて話になりまへんわ。死んでもらいまっせ。あとクレオパトラはん、カエサルパパとの子がおる言うとったな。えらい可愛がってるんやて?あの文武両道の天才、カエサルパパの直系やもんね。さぞかし優秀な子に育つんやろなあ。でもこうは考えられへんやろうか?カエサルパパの後継者は一人だけでええ。カエサルパパの息子っちゅう称号はボクだけのもんや。このエジプトも、エジプトの財産もそうや。ボクのもんや」

 

皇帝になってからも強烈なんだけど、とにかくアントニウスを打倒するまでの政治力が暴力的すぎてウッソやろこいつって三回くらい言った。

 

どうせ人間生きてる限り政治力が必要になるから、みんなも神君アウグストゥスを見習ってエグい政治をやろうね!